私の日常は何処(いずこ)へ行くか
用語解説
東京都
神話物語の世界では東京は、北のN区、南のS区、西のW区、東のE区に分かれています。その中にまた、街の名前があり、区別されているのです。
前回のあらすじ
突如現れた化物から主人公黒崎蓮馬を救った謎の男。彼は蓮馬に何者かと聞かれるとこう答えた
「俺か?…俺は…探偵だ。」
「たっ、探偵って!?」
「どうした?そこまで驚くことじゃないだろ」
「いっいや最近その言葉すら聞かなくなったなって」それは、当然と言えば当然である。
基本的に探偵は浮気調査などを仕事としている。
ドラマでよくいる現場に行って推理する探偵はほぼいないだろう。
「そういや、まだ名前聞いてなかったな」
男がそう言う。
「…黒崎蓮馬です」
「いい名だな」
「ありがとうございます?」
「何で疑問符をつける?」
…確かに感謝の言葉の後に疑問符をつける人は普通いないだろう。
「あまりそういうこと言われたことないので」
「まぁだろうな。さて、そろそろ警察がこれの後始末に来ることだろうから、明日ここに来い。詳しい状況をそこで聞く」
「わかりました…」
そうして、男と別れた蓮馬は渡されたメモを見た
16時30分
S区 菫街2-14-5
喫茶店 バリス
いよいよ導入パートが終了します。
次回「厄日?それどころの話じゃない」