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ギルティ・エクリプス 断罪の執行者  作者: ユウタ
第三章  執行者 活動開始
8/14

episode8 回想とランクアップ

いよいよセシル回!!

あの日をセシル目線で

あ、メシアも一応でます


sideセシル


ぼくがメシアくんと初めて出会ったのは児童魔導所へ初めて入った時だった

「ぼくはセシル!剣術が得意なんだ!!よろしくね!!」

ぼくの家は父がメシアくんのお父さんの辺境伯のところで働いていて、兄が二人いる

そこで育ったぼくは一人称が男の子っぽくなった

「あらあら、女の子のくせに「ぼく」などと………恥ずかしいですわ!!」

そんなぼくに一人の女の子が絡んできた

「なんだい?ぼくの口調に文句があるの?」

「大ありですわ!!淑女たるもの今から口調を正すものですわよ」

正直どうでも良かった。アルビスト辺境伯領には[個人の自由の尊重、個性を重んじる]という領内規律があった

「ふーん、別にどうでもいいけどね~」

「むっき~!!このクロコノス伯爵家のメノス・ノット・クロコノスに向かってなんて無礼なの!!」

ぼくはその言葉に焦ってた

領内規律はどの領出身でも各領に入れば絶対守らなければならない

でも、クロコノス伯爵家は王家との繋がりもある由緒ある家だった

父親である伯爵に言われたら父がクビになってしまう。貴族はそれができてしまうから

もしそうなったらぼくの家は露頭に迷ってしまう

(どうしよう。どうしよう)

そんな時だった

「めんどくせーな………」

そんな声が聞こえた

銀髪で紅眼のだるそーな顔をしていたけどかなりかっこいい男の子だった

綺麗な銀髪を横と後ろを刈りそろえ上の部分は短く切っていたが鬣のようだった

「誰ですの!!」

「あ?俺だよ」

明らかにメノス・ノット・クロコノスに喧嘩を売っていた

「このわたくしに向かってなんて無礼な!!わたくしを誰だと--」

「知ってるよ、メノス・ノット・クロコノスさんだろ?さっき自分で言ってたじゃねーか、めんどくせー上にバカのか?」

「ば、バカとはこの無礼者!!」

ここまで言われていたのに反論してあまつさえ黙らせた

誰もが名前をしりたがった

するとメノス・ノット・クロコノスが

「むっき~!!あ、あなた!!名を名乗りなさい!!」

この時だけ(・・)メノス・ノット・クロコノスには感謝した

「順番すら守れないのかね~…………」

「む、むっき~!!」

「むきむきうるせーよ。はぁ~、めんどくせーが名乗ってやるよ。はぁ~」

そういいながら彼は名乗った

「はぁ~、うるせー奴が黙ったので順番がまだですが名乗ります。俺の名はメシア。メシア・ノット・アルビストだ。あ、別に領主の子息だからって畏まらなくていいぞ。まぁ、あのうるさい奴は放置するんで」

激震した

まさか領主の子息だったなんて

それに王家とも繋がりがあるクロコノス伯爵家の人に喧嘩を売ったのだ

それも恐れずに

それ以来メシアくんが気になっていたと思う



◇◇◇◇◇

sideセシル


休憩時間の時に思い切ってメシアくんに話かけてみた

「あのさ………メシア……くん」

「あ?えーと確か」

「セシルだよ」

メシアくんは思い出したように

「セシルか、なんかようか?」

「さ、さっきはありがとう。なにがなんだかわからなかったけど助けられたし…………」

「気にするなよ」

「でも……」

「気にするな、これ子息からの命令な?」

「え、え~!!さっきは--」

驚いた。自己紹介のときは子息でも気にするなって言ってたのに

「さっきはさっき、今は今だ!!」

それも強引に

ぼくはそれで余計に気になっていた


◇◇◇◇◇

sideセシル


メシアくんはすごかった!!

魔層の儀を迎えていない年齢でボール系の魔法を全属性を使えるのは多分メシアくん以外いないと思う

あのメノス・ノット・クロコノスでさえメシアくんに何も言えなかったくらいだから

そのメノス・ノット・クロコノスは火属性と風属性のボール系しか使えなかったのだから

それ以来メシアくんをみんな尊敬の眼差しでみて、領主の子息と言うことで敬語を使いだした

そのことでメシアくんは面倒くさそうにしていて、それでいて辛そうだった

だからぼくは今まで通り普通に接していた

それからあの事件………多分メシアくんは事件とも思ってないし忘れているであろう出来事が起きる


◇◇◇◇◇

sideセシル


6年前

「今日は魔法を用いた剣術訓練をします。剣術はあなた達以外のクラスの人達にも協力して貰います」

この日には自信があった

父親も兄達も騎士だから

家族の名誉とはいかなくてもいい姿を見せたかった

「よぉー、弱小騎士の娘のセシルじゃねーか」

「ライモン………」

「ライモン…様だろうが!!」

ドスッ!!

「くっ!!」

父親が領主のアルビスト辺境伯様に仕える騎士部隊の第三部隊の部隊長だからと言っていつもぼくに絡んでくる2つ上のライモンが現れていきなり鳩尾を殴って来た

「はっはっは!!弱小騎士の娘はやっぱりよえーな」

「オイ、テメー…………そいつに何してやがる」

「誰だテメー!!」

「あ?そいつの友達のメシアだ」

メシアくんの声が聞こえた

「けっ!なんだよ?魔法を習いたてのガキが文句あんのか!?あ!?」

「文句あるに決まってんだろ。たかだか父親がアルビスト辺境伯領騎士部隊、第三番軽装備隊の隊長だからってお前が偉いわけじゃねーだろ?なのに何の権限があってそいつを殴った?しかも第三軽装備隊って言ったらそれこそアルビスト辺境伯騎士部隊の中でも弱小じゃねーか。しかもそいつの父親は第二軽装備部隊の二番隊の騎士だぞ?どこが弱小騎士なんだ?」

「なんだと?隊長にもなれないやつが弱小騎士に決まってんだろ!?そいつの父親は何年もいるのに隊長にすらなれねー平の騎士だろ!!俺の父親はたった4年で部隊長に昇格した男なんだよ!!そいつの父親より強いんだよ!!」

「だからってテメーが偉そうにする理由にはなんねーよな?それともお前は今すぐ騎士部隊に入って隊長各にまでなれるとでも?アホだろ」

「んだとテメー!!」

「なら証明してみろよ、負けたら詫びてやるよ。ま、テメー如きには無理だろうがな」

「言ってくれるじゃねーか」

「やるか?」

「あぁ、やってやる!!」

「め、メシアくん!!ダメだ--」

「黙ってろ。俺はこういう奴が一番嫌いなんだ」

そういってメシアくんは木剣をとって向かいあう

「後悔すんなよ?」

「そっくりそのままゴブリンの糞つけて返してやる」

「ふざけやがって!!うらぁぁ!!」

「あぶない!!」

「はぁ~、よえーな、出直してこい」

ガンッ!

「なっ!!」

メシアくんの剣はとても早く上段から来た剣を上へと弾きそのままライモンの首へ添えられていた

本当の剣で振り抜いたらライモンの首は切り飛ばされていた

ぼくはあそこまでの技量に魅せられていた

「弱すぎるだろ。そんなでこいつに絡んだのか?情けね~。あ、どうせアレだろ?こいつが好きなんだろ?で、気を引こうとして暴力に………そんなんでなびくわけねーだろ?父上に頼んで鍛え直してもらおうか?ま、お前は3日で続かなくなるだろうがな」

「くっ、くそったれ!!父さんに頼んでお前の父親をクビにしてやる!!」

「へいへいやってみろ。お前の父親にアルビスト辺境伯騎士部隊総隊長を変更できるならな」

「なっ!!ま、まさか!!」

「あぁ、察しの通り俺の父上はアルビスト辺境伯騎士部隊総隊長のオーディオン・ノット・アルビストだ」

「そ、そんな……」

「たかだか三番隊軽装備部隊の隊長の分際でできる訳ねーよな?」

「くっ………」 

「で?何か言うことは?」

「た、大変申し訳け--がっ!」

「俺にじゃねーよ、セシルにだろう」 

「せ、セシル。今まですまなかった」

「………セシル、もしこのバカにまたなんかされたら言え。あとお前のことは父上にちゃんと報告しておく」

「そ、それだけは!!」

「今までのツケって事で諦めな」

「くっ……くそっ………」

「あー、疲れた」

「め、メシアくん、ありがとう」

「気にすんな、つかセシル如きが俺の心配とか十年はえーよ」

「え、そこまで言うの?」

「当然の権利です」

「ヒドい!!」

「ま、これくらいにしてさっさと初めてようか。ね?先生」

「……はっ!!そ、そうですね!!では二組に別れて練習してください」

先生は思い出したかのように促した

ぼくはその時メシアくんのことを物語に出てくる英雄ーー執行者に思えた

そしてその執行者に付き従い優秀な部下として、そして恋人として有名なエリン様のようになりたいと思った


◇◇◇◇◇

sideセシル 


ぼくがメシアくんを異性として意識したのはきっとあのときだと思う

メシアくんの妹で後々エルネシア王国の第二王女と分かるカリン様との出会いだった

魔層の儀を終えメシアくんのステータスを見るととんでもないことになってた

どれも同年代のステータスの比ではなかったから

ぼくは大騒ぎしてメシアくんに止めたられていた

するとメシアくんのお母さん エルシア・ノット・アルビスト様が来てメシアくんを誉めてた

ぼくは嬉しくって思わず

「ですよね!!メシアくんのお母さん!!」

と、話しかけてしまった

「あら?あなたは?」

と、メシアくんのお母さんが返して来たので

「あ、申し……その、遅れました、ぼく……じゃなかったわたしはセシルと申します。メシアくんの友達です」

と、言った

すると

「あら、そうなの?てっきり私はメシアの将来のお嫁さんかと」

へ?

するとメシアくんのお家の従者さんのセレスティアさんも

「えぇ、私もそう思いました」

「へ?お、おお、お嫁さん!!」

つい、我を忘れて興奮してしまった

メシアくんとメシアくんのお母さんが話してるのがわからないくらいに

(メシアくんのお嫁さん!?で、でもメシアくんは友達だし………でも……そうなったら………きゃー!!)

って感じに


「おーい、セシルさんや~い。戻ってこーい」

「へ?め、メシアくん!?なんでここに!?」

本当にメシアくんの事を忘れてた

「何故ってさっきから居たでしょ」

「あ、そっか………じゃあさっきの花嫁って話も?」

「あれは母上の冗談だ。気にしてたらキリがないぞ」

ちょっとショックを受けていると

「あら?私は本気よ?」

と、メシアくんのお母さんが言った

「母上!!」

と、メシアくんは制止していたけど

「あら?なんで怒るの?こんなかわいい娘、絶対私は娘として欲しいわ!!あなただってそうでしょ?」

と、言われて

「そりゃあそうだけどさぁ~、セシルだって嫌だろ?俺となんて?」

「あら?あなたいつの間に僕から俺に一人称が変わったの?」

するとメシアくんはしまった~って顔してた

ダダダダ!!

ガシッ!!

メシアくんの背中に見たことない子が抱きついた

ドキッとした

もしかしてメシアくんのお嫁さん候補?って

すると

「お兄ぃ!!かえって来るの遅い!!」

お兄ぃ?つまりメシアくんの妹さんか

すると

「あらあら、カリンは相変わらずお兄ちゃんの事が好きね?」

なるほど、カリンちゃんって言うのか~と思っていた

「うん!!将来はお兄ぃのお嫁さんになるもん!!」

と、言っていた

「カリン………兄妹は結婚できないぞ」

「できるもん!!………絶対できるもん………」

メシアくんの言葉にカリンちゃんは泣きそうになってた

メシアくんはあーしまった~って顔をまたしてた

するとメシアくんのお母さんは妹さん()お嫁さんにするって言った

それって本当にできるのかな?

メシアくんは面倒くさそうにしながら説得しだした

そんなにぼくのこと嫌いなのかな……?

だから思わず

「お兄ぃ(メシアくん)はカリン(ぼくの事)が嫌い?」

と、聞いた

ちょうどほぼ同時にカリンちゃんも似たようなセリフを言ってた

「いや、嫌いじゃないぞ?」

と、言われたのでやっぱり気になる質問をぶつけてみる

「「じゃあ好き?」」

「いや、好きだが多分二人の言う好きとは違」

と、メシアくんがしどろもどろしていると

「坊ちゃん、はっきりさせた方がよろしいかと」

と、従者さんのセレスティアさんがとどめをさした


その日はどうしてもメシアくんと話していたかったのでメシアくんの家に泊めてもらった

結局メシアくんから

「俺は当分恋人なんていらないからな?成人まで待っててくれ」

と言われた

貴族は成人を迎えると早くて半年、遅くても5年以内に婚約者、もしくは結婚する相手を親同士が決めその人と結婚する

その時は恋心なんて多分なかった

するとその日の夕飯前にカリン様に呼びだされた

「ねぇねぇ、セシルお姉ちゃんはお兄ぃの事好き?」

「えーと、どうだろう?」 

「えー!!なんで!!お兄ぃよりかっこよくて優しくてすごいのはいないよ!!」

「う、うん」

本当にカリン様はメシアくんの事が好きなんだと思う

するとふと

(じゃあぼくは?メシアくんの恋人になりたくないの?いや!なりたい!)

そう思った

すると

「やっぱりセシルお姉ちゃんもお兄ぃの事好きなんだね~。お母さんがお父さんの話するときの顔してたよ」

「え?………やっぱり」

「どうしたの?」

「やっぱりメシアくんの事が好きなんだ………」

「え!!やっぱりそうなんだ!!セシルお姉ちゃんならいいかな~。お母さんもいいって言ってるから。ダイニフジンならあげる。でもダイイチフジンはあげないよ!!」

「!!ならぼくだってまけないよ!!」

「なら勝負だね!!」

「うん、勝負だよ!!」


その日、親友と呼べるくらいの友達ができ恋心を自覚した

それから三年後

メシアくんは旅に出た

ぼくにも内緒で



◇◇◇◇◇

sideメシア

どうもーメシアです

無事冒険者となりまして今絶賛ランクアップ試験中です

俺はこれをクリアすれば晴れてCランク

Cランクは冒険者としてはベテランの域に入るらしい

なれる人は10年近くかけてなるものだしなれない人はなれない

狭き門なのだ!!




いや~長かったよ~冒険者になってCランクの試験を受けれるようになるまで4ヶ月(・・・)

いや本当………


………だって仕方ないじゃん!!執行者の力使って討伐ミッションばっかりやってたから無双しちゃったし……

まぁ、やりすぎた自覚はある

しかも父上がくれた無限袋(マジックバック)魔導箱(アイテムボックス)も原因だろう

だってどんなに物いれても入るんだぜ?しかも魔導箱(アイテムボックス)はどんな重い物でもそれに入れてしまえば簡単に持ち運びできてしまう優れもの

そりゃあ物をいっぱい詰めて大丈夫で重さも関係ないとくればガンガンいこうぜ!!ってなってもおかしくない………と思うじゃん?そうだろ?

それに違法奴隷商を捕まえてしまったからな~

Fランクの時に……

「さてメシア、これから狩るのはオーガだ。やれるか?」

「多分余裕だろ」

話し掛けてきたのは先輩冒険者のガンセルさん

今日は試験官として同行するらしい

さてと……いっちょやるか!


◇◇◇◇◇

sideメシア


ぶっちゃけて言えば合格した

Bランク(・・・・)に………

だって仕方ないだろ?オーガを狩ってたらオーガの変異種 ブラッドオーガに遭遇してしまったんだから!!

小手調べに武器作成で作ったチェーンソードで斬ったら腕切れちゃって(あー、なんだ変異種でも弱い部類なのか~)って思ったからチェーンソードに炎を纏わせて斬ったら死んじゃってガンセルさんに聞いたらBランクモンスター………

で、ギルドに相談した結果晴れてBランクに………

やらかした~!!

つか10歳児をBランクにするなよ!!

あーぁ、目立ってしまった………

まぁ、まだ成人前の子供なので指名依頼は受けられないそうだ

まぁ、その方がありがたい



それじゃあボチボチ頑張るか



◇◇◇◇◇

sideメシア

「……メシア」

話し掛けてきたのは違法奴隷商を捕まえた時に保護したハーフエルフのシルフィア

髪は俺よりもちょっと黒っぽい銀髪、目は薄い翠眼だ

耳は人間より少し尖っていて頭に獣耳のような癖っ毛がある

こいつの生い立ちはヒドいものだ

違法奴隷商は奴隷達を使って実験をしていた

王都では奴隷は禁止されていない

むしろ最下層ではあるが身分として尊厳は守られている

よくある奴隷は所有者の物って扱いはされない

犯罪奴隷や借金奴隷なんかも罪を償ったり犯罪に見合ったお金を返しきったり、借金を返済しきれば解放される

しかし違法奴隷商はそれを無視しシルフィアの両親の森人族(エルフ)獣人族(セリアン)を掛け合わせて両方の特性を持った子供を作ろうとした

この世界にはエルフと獣人の夫婦は存在するしエルフはドワーフといがみ合ってる--なんてことはない

しかし人族(ヒューマン)と子をなさない限りハーフは生まれない

ハーフは優れた特性を持っているのでそりゃあ人間より優れたハーフの子供を作りたいと思うのはある意味普通だ

それにエルフや獣人、ドワーフなんかは人間以外と子を成してもどちらの種族の子供しか生まれない

ちょっと身体能力に優れたエルフやドワーフが生まれたり、森の精霊に愛された獣人やドワーフが生まれたり、鍛冶のスキルが高いエルフや獣人が生まれたりするくらいだ

しかし稀に両方の特性や容姿を合わせたハーフが生まれることがある

確率で言えば100万分の1の確率だ

それをこの奴隷商は奴隷のエルフと獣人でやった

エルフの女性を薬で破狂させた獣人の男性に犯させ子供が生まれハーフでなければ二人の目の前で殺す

そしてその反吐がでる実験を何千と繰り返させ奇跡的に生まれたのかシルフィアだ

そしてシルフィアを8歳まで育てさせたあとシルフィアを服従させるため拷問した挙げ句目の前で両親を殺した

俺はザッシュからその内容を聞き、執行者としての命令として任務を受けてその奴隷商を潰した

シルフィアにした以上の拷問と魔眼を使った精神攻撃を使って………

その後執行者の紋章《太陽の寄り添う三日月》の焼き印をその奴隷商の胸に焼き付けて十字架にくくりつけ大通りの真ん中に立てかけた

メッセージ付きで

〖我は執行者 この者は奴隷商として乱してはならぬ秩序を乱した よって執行対象とし|有罪なる裁判官

《ジャッチメントオブギルティ》の名の下

、執行した 我は秩序を守る者の見方となろう〗ってメッセージを残して


シルフィアは拷問のせいで俺以外に懐くことがなく俺が保護することになった

「ただいまシルフィア、ごめんな?遅くなって」

「……気にしてない。……メシアはケガしてない?」

「してないよ。ありがとうな」

スッ

撫でようとしたらよけられた

まぁ、まだ怖いよな

いまでも夜中になるとうなされている

今日も手を握って寝てあげよう

俺が引き取ったんだ

責任を持ってまもらなきゃな

まぁ、余計な使命感だけどな

とりあえずシルフィアと仲良く日常を過ごしてる

あぁ、俺早く成長しねーかな


◇◇◇◇◇

sideセシル


「セシル、まさかお前がここまで育つとはな」

「えぇ、そうね」

オーディオン様とエルシア様が話かけてきた

「いえいえ、お二人のご指導のおかげです」

あれから5年経ちわたし(・・・)も成人した

カリン様は10歳になった時王都の城に引き取られた

まぁ、彼の影響か引き取られる時にかなり暴れた

わたしは友達なのでたまに連絡を取っている

わたしはこれから冒険者になるために王都へ行く

「いいのよ、好きでしたことなんだから」

「王都へ行くのだろ?あいつにあったらよろしく伝えてくれ。それに早く追いつけよ?あいつは昇格試験を蹴ってるらしいがSランク確実らしい」

「!!」

「そうらしいわね。だからあなたもがんばるのよ?私達の弟子なんだから」

「はい!!」

こうして旅立つ

慣れ親しんだ所からは出にくい………

彼もそう思ってたのかな?

………よし!!頑張ろう!!

待っててね……メシアくん……いやメシア(・・・)!!

今行くよ!!

やっと乗せれたぞセシル回

あの日セシルはこう思ってました


そしてメシアは新しい女の子に手を出したらしいですね………リアルにいたらシネと思ってますね、はい

新た女の子シルフィアがセシルと出会いメシアはどうするのか

次回はそんな感じを予定して書いてます!!

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