episode5 ステータスと修羅場
セシル回が出来上がる前に本編できちゃったんでこっちからあげます
あ、セシル回いつ出そう………
当分先かも……
どーも、俺です
俺じゃあわからない?
あ、メシアです
いやぁ~早いもんであれから2年たちやした
え?早いって?幼少期の成長なんてそんなもんだろ?
しかも代わり映えしねーもん
みんな五大魔法の初級のボール系すら放てないんだぞ…………
俺なんて中級のウォール系までできたのに…………全属性も
それでみんなには一目置かれて敬語で話されるし…………
疲れるわ!!
ってなわけで飛ばす
それで7歳になった訳ですが皆さん覚えてますか?
魔層の儀を…………
ついにステータス拝見の時!!
「はい、次はセシルさん」
「はい!!」
あ、順番まだだったわ……
参考がてらセシルのステータスを見てみよう
◇◇◇◇◇◇◇◇
ステータス
名前 セシル
性別 女
年齢 7
種族 人族
HP 45/45
MP 30/30
SP 70/70
level7
適性魔導
風--初級
適性スキル
ステータス閲覧
剣術--両手剣
片手剣
盾術--円盾
加護
なし
「はい、これで終わりです。またステータスを見たい場合はスキルのステータス閲覧を意識してステータスと念じるか唱えてください」
「はい」
◇◇◇◇◇◇
こんな感じだ
7歳児の平均値だろう
さてさてまだかな~
「メシアくん」
「はい」
よし俺だ!!
◇◇◇◇◇◇
ステータス
名前 メシア・ノット・アルビスト
性別 男
年齢 7
種族 人族
HP45/45*(2250/2250)
MP400/400*(2000/2000)
SP100/100*(500/500)
level7*(level35)
適性魔導
全属性--初級*(超上級)
中級*(超級)
上級*(神級)
*(武器作成)
*(|有罪なる日蝕と月蝕《ギルティ・エクリプス モード ソルorルナ》)
適性スキル
ステータス閲覧
*(魔眼)(解析)(分析)(複製)
剣術--両手剣
片手剣
大剣
盾術--円盾
大盾
*[刀術--太刀
大太刀]
*[忍術--火遁
水遁
土遁
金遁
木遁]
*(限界突破)
*(狂剣士の血)
加護
なし
*(武神の加護)
*(魔法神の加護)
*(魔術神の加護)
*(精霊神の加護)
*(称号)
*[有罪なる裁判官に選ばれし者]
*[執行者]
*[狂剣士の大鎌の使い手]
*[有罪なる日蝕]
*←スキル魔眼 に よる隠蔽
【狂剣士の大鎌との対話が可能】
【隠し名 J】
「はい、終わりました。」
「……………ハイ………」
ナニコレ~………
いや、隠し名はわかるし、それとベルセルク・サイスとの対話もわかるけど…………
魔眼って何!!
あ、説明文が出てきた
ステータス
魔眼
〔ステータス上の情報を任意で隠蔽できる。相手に幻を見せることが可能。内容や精神ダメージはレベル依存〕
マジか!!
魔眼すげー!!
あと忍術って…………
剣と魔法の世界では!?
全く別物が入り込んでる!!
あ、また説明文が
ステータス
忍術
〔かつて極東の島国に作られた魔法及び魔術に対抗するために作られた力。仙力と言う魔力と魔素と念動力を合わせたエネルギーを使い使用することができる。なお、スキルに該当するためSPを消費する〕
RPG的な表示だから考え方はそれと同じなのか?
お、説明文が
ステータス
HP
〔ヒットポイント。体力を表し攻撃を受けた場合、減っていく。0になった場合、MPとSPから少しずつ取り回復できるが両方とも0になった場合は死ぬ〕
MP
〔マジックポイント。魔力の量を表し魔法及び魔術を使用することで減っていく。0になると精神負荷がかかり集中力がなくなる。HPとSPから少しずつ取り回復できるが両方とも0になった場合は死ぬ〕
SP
〔スキルポイント。能力を表し取得している能力を使用することで減っていく。0にならなければ5分に1ポイントずつ回復する。0になると3日間は回復しない〕
なるほど…………やはり考え方は同じか………
HPとMPはどちらかとSPから取れば回復するがSPはそれができない
そしてできない代わりに0になりさえしなければ徐々にだが回復する
まぁ、HPとMPは生命力と精神力を表したようなものだからしっかり休まなければ回復しないってことだな。
どうしてもってときは削らなければならない訳だな
「メシアくん、どうだった?」
「まぁ、ぼちぼち」
「へぇ、そうなんだ。ぼくは結構いいって言われたよ」
「お前誰に見せたのか?」
「ウェルチ先生とパパとママに見せたよ?先生とパパはスキルをもう3つ持ってるのはすごいって!!ママは魔力と技力が高いのがすごいって!!」
「そうなのか」
「うん!!」
褒められたのがとても嬉しいようだ
あとこの会話でわかったがステータスの見え方は人それぞれで違うらしい
「ねぇねぇ、メシアくんのステータスも見せてよ!ぼくのも見せるから!」
別に見せなくても見たからいいんだが………まぁいいや
「へいへい。………ほれ出てきたぞ」
「なになに~。……………!!ナニコレ!!」
「俺のステータスだ」
「………先生ーっ!!メシアくんのステータスがっ!!」
「おいバカ!!あんま言いふらすな!!」
「どうしたの?セシルさん」
あーあ、先生来ちゃった………
「先生、メシアくんのステータスが」
「ステータスがどうしたの?」
「い、いえ!なんでもないです!!」
「そんなことないよ!!先生に見てもらわ」
「お前は黙ってろ……」
「メシアくん?ステータスをみせてください?」
「え?いや、その……」
これ以上あまりステータスを見せたくないんだが…………
クッソ~、セシルに見せたのが運の尽きか………
「あらあら、メシア?魔層の儀はおわったの?」
げっ!!母上とエレスティアさん………
こりゃあ見せないといけないパターン………
「セシルさんがメシアくんのステータスを見て慌てているんです。何か良くないことがあってステータスがおかしくなってたら大変なのでステータスを見せてもらおうとしたんですが………メシアくんがちょっと渋ってまして……」
うぉぉぉい!!先生!!なぜ俺の逃げ道をふさごうとする!!
「へぇ~………メシア?見せてご覧なさい?」
「え、あ、その~」
「………坊ちゃん、お見せください……」
アカン、なんかセレスティアさんもスイッチ入ってる
「いやぁ~その~」
「メシア?」「坊ちゃん?」
「………はい」
「「見せて(くださいますよね)?」」
「…………ハイ、ワカリマシタ」
この二人がこうなったら言うことを聞かねばなるまい……………はぁ~
「………はい、開いたよ」
「………あらあら」
「………おや…」
こりゃあ面倒くさい事に
「「すごいじゃない(ですか)!!」」
「へ?」
「ですよね!!メシアくんのお母さん!!」
「あら?あなたは?」
「あ、申し……その、遅れました、ぼく……じゃなかったわたしはセシルと申します。メシアくんの友達です」
「あら、そうなの?てっきり私はメシアの将来のお嫁さんかと」
「えぇ、私もそう思いました」
「へ?お、おお、お嫁さん!!」
「母上!!セレスティアさん!!あんまりこいつをからかうなよ!からかっていいのはお……じゃなかった僕だけなんだから」
「あらあらヤキモチ?」
ニタァーと嫌らしい笑みを浮かべる母上
「お、お嫁さん………?メシアくんの?……え?えぇー!!」
「おーい、セシルさんや~い。戻ってこーい」
「へ?め、メシアくん!?なんでここに!?」
「何故ってさっきから居たでしょ」
「あ、そっか………じゃあさっきの花嫁って話も?」
「あれは母上の冗談だ。気にしてたらキリがないぞ」
「あら?私は本気よ?」
「母上!!」
「あら?なんで怒るの?こんなかわいい娘、絶対私は娘として欲しいわ!!あなただってそうでしょ?」
「そりゃあそうだけどさぁ~、セシルだって嫌だろ?俺となんて?」
「あら?あなたいつの間に僕から俺に一人称が変わったの?」
あ、ミスった
「え?いやぁ~その~」
ダダダダ!!
ガシッ!!
「うぉっ!!」
「お兄ぃ!!かえって来るの遅い!!」
カリンが後ろから抱きついて来た
「カリン、離れてくれ」
「いーやー!!」
「あらあら、カリンは相変わらずお兄ちゃんの事が好きね?」
「うん!!将来はお兄ぃのお嫁さんになるもん!!」
「カリン………兄妹は結婚できないぞ」
「できるもん!!………絶対できるもん………」
アカーン!!この状況でカリンのお泣きモードとか勘弁してぇー
「あらあら、あなた達ならできるわよ?私がさせてあげる」
「母上!!」
確かにできなくもないがそれをここで言うのはまずくないか?
「でも、セシルさんが結婚できないわね~。そうだ、二人共しなさい。それがいいわ!!」
「………母上」
はぁ~面倒くせーな~
「母上は父上が他の人と結婚するの許せるの?」
「それはダメよ!!」
「ならそれを自分の子供にさせるの?」
「………」
よし、これで大丈夫
「お兄ぃ(メシアくん)はカリン(ぼくの事)が嫌い?」
じゃなかった~!!
「いや、嫌いじゃないぞ?」
「「じゃあ好き?」」
「いや、好きだが多分二人の言う好きとは違」
「坊ちゃん、はっきりとさせた方がよろしいかと………」
セレスティアさ~ん!!
◇◇◇◇◇
俺はこの日知った………
俺に味方はいなかった………
とりあえずこの話から新章扱いで