第22章 撤退戦
警備兵達が使う会議室には
私を含め今回来たお嬢様達と
隊長のナザックに副官らしき人物。
あとは報告を持ってきた兵士。
「肝心なことが解らんではないかっ!」
先ほどまで報告をしていた兵士にナザックが詰め寄る。
「そ、そう言われましても・・・私達も必死で逃げてきたんですよっ!」
怒鳴り声しか聞こえないからか、それとも再び帝国との戦争になるからか
皆の表情は、暗い。
私は、ため息を吐く。
警備隊長が言いたいことも解る。
『帝国の武装をした1000以上の敵が、山の中に居た』というだけの話であり
具体的に何人ぐらいなのか?
こちらに進軍してきていたのか?
本当に帝国兵だったのか、山賊などではないのか?
軍馬や攻城兵器などの武装まで有していたのか?
指揮官らしき人物がいたのか?
何一つ解らないのだ。
もし帝国が戦争を仕掛けてきているのなら一大事であるが
相手が山賊であるなら、また対応が違ってくるし
最悪、神聖国などの別の国が帝国に偽装して・・・などもあり得る。
つまり結論から言えば『こんなことをしてる場合じゃない』のだ。
「・・・そう言えば、セレナさんは?」
「そう言えば居ないわね」
フランが周囲を見渡しながら答えてくれる。
それにつられるように全員が周囲を見渡す。
「・・・そう言えば、いらっしゃいませんな」
「まったく、あの娘は
自分の街が危ないって時に・・・」
シルビアは、緊張感が無いとセレナに対して愚痴をこぼす。
この街に来てから初めてではないだろうか。
「大体・・・いや・・・もしかして、あの娘っ!!」
驚いた表情のまま大きな声を出して立ち上がったシルビアに
自然と全員の視線が集まる。
そして突然部屋の外へと走り出そうとした彼女を
止めようとした瞬間だった。
「た、隊長っ!!!」
ここまで全力で走ってきたのか
息切れして倒れ込むように部屋に兵士が入ってくる。
「何事だっ!」
「セ、セレナ、さま、が・・・」
「セレナ様が、どうされたっ!?」
兵士は、何度か深呼吸を繰り返した後
「セレナ様が、兵士達を連れて大山へと向かわれましたっ!!」
その瞬間、僅かに静寂が訪れる。
そして全員がその意味を理解した瞬間
「馬鹿者っ!!
何をやっているのだっ!!
お止めするのが、お前達の務めだろうがっ!!!」
ナザックの一層強まった怒声が部屋に響く。
「やっぱり・・・あの娘は・・・!!」
シルビアも怒りの声を上げる。
恐らく、セレナがそういう行動に出る可能性に気づいていたのだろう。
「スグに追いかけるっ!!
馬の手配をしろっ!!」
ナザックが指示を出しながら部屋を飛び出していく。
続いてシルビアも走って出て行った。
「・・・ホント、あの娘は昔からアリスに似て
後先考えないんだから」
部屋に残ったフランが苦笑しながらそう呟く。
「はぁ、面倒なことだ」
「そういう娘なのよ、セレナは」
「大貴族の娘がそれでは困るんだがね」
「それで、どうするの?」
「どう、とは?」
「当然、助けてあげるんでしょう?」
「私に1000人以上の敵を一人で相手しろと?」
「そうは言わないけれど、それでも
今回先走ってしまったおバカな子ぐらいは
助けてあげるんでしょう?」
「・・・そうだな。
彼女にとっては望まない特別授業になるだろうがな」
第22章 撤退戦
「時間が惜しいっ!
今準備が出来ている者だけついてこいっ!
残りは万が一に備えて門の警備を厳重にしろっ!」
ナザックは準備が出来た騎馬兵のみを引き連れて
セレナが向かった大山方面へと急ぐ。
街から少し離れ、もうすぐ森の中へと入る所まで移動した。
既に時間は、夕方。
綺麗な夕焼け空も、これからのことを考えれば気が滅入る。
どれだけ慣れた森であっても夜になれば迷ってしまう。
夜の撤退戦ほど逃げにくいものはない。
相手は騒音のする方へ向かえばいいだけだが
こちらは視界の悪い夜の森を逃げなければならず
逃げる速度が出ない分、追い付かれやすいのだ。
「セレナ様・・・どうしてこうも急がれたのだ・・・」
自分に相談も無く勝手に兵士達を連れて
しかも夕方から圧倒的な数の敵陣に偵察に行くなど、正直自殺行為に近い。
「それはあの娘が、そういう娘だからよ」
「ホント、困った娘だわ」
突然隣から聞こえてきた声にハッとして横を向くと
フランとシルビアが馬で並走していた。
「あとは貴方の責任です。
兵士達をしっかり教育出来ていなかった・・・ね」
逆方向からの声に反対側を向くとリシアも同じく馬に乗って並走していた。
「お嬢様方っ!?」
「話は後です。
まずは、セレナさんが連れて行った兵士の数。
そして貴方が連れてきた兵士の数。
最後に、その2つを差し引いた残りの兵士の数を
教えて貰えますか?」
「・・・セレナ様と共に出たのは、新兵など若い兵を中心にした100。
我々と来ているのは私と同じく最前線から退いた騎士達で、騎馬兵20。
最後に残っている兵士は、300ほど」
数を聞いて少し驚いた。
停戦していて、更に大山がある関係で最前線とは言い難い場所に
未だ300を超える兵士を置いていることに。
普通なら100ぐらいだろう。
「結構な数ですね」
「ええ。
閣下が『帝国相手に気を抜く訳にはいかない』と仰られて
我々のような者達に、このような良い仕事を回して下さるのです」
「では、その数を頼りにして
まずはセレナさんを見つけた場合の作戦から。
シルビアさんは、セレナさんを見つけ次第
彼女を連れて全力で街まで逃げて下さい。
セレナさんが何を言っても、暴れたとしても
無理やりで構わないので。
どうしても聞き分けが無いのなら
『邪魔だから』と言って貰って構いません。
フランさんは、私と共に相手の前衛に
軽く一撃加えてから撤退します。
敵の反撃に注意しつつ急いで後退してくださいね。
最後にナザック警備隊長達は
恐らく混乱しているであろう兵士達に撤退命令を出しつつ
急いで撤退を。
半数以上が取り残されるでしょうが、仕方が無いでしょう」
「少し待って頂きたいっ!
半数以上、置き去りにすると言うのですかっ!?」
「もうすぐ夜になります。
それがどういうことか、解らない訳ではないでしょう?
混乱から立ち直ったとしても疲れ切った兵では
相手の規模にもよりますが、まず逃げきれないでしょう。
それに手を出せば余計な被害が増える一方です。
この後、更に戦いを行う可能性が高い以上
これ以上の被害は致命的となるでしょう」
「・・・しかし」
「最悪100と20失っても300あれば
数日は耐えれるでしょう。
しかし今、下手に手を出して
指揮官と大貴族の娘が人質となれば
どうなるのか、言わなくても解りますよね?」
「・・・解りました」
悔しそうな声を上げながらも
状況を考え、それが最善であると理解したのか
ナザックが声をあげる。
「お前達、聞いた通りだっ!
セレナ様を発見次第、セレナ様を最優先に撤退するっ!
戦っている兵士達には撤退を指示したのち
全員でセレナ様の護衛をしつつ後退するぞっ!!」
「了解っ!!」
騎馬兵達の返事が返ってきた瞬間だった。
「・・・もうそろそろね」
そうフランが言い出した。
「それは近いという意味?」
「ええ。
恐らくこっちの方が近いわ」
そう言って一人、馬を更に加速させると
少し険しそうな道の方へと入っていく。
それに続いて全員がフランの後ろを追いかける。
あまり整備されていない・・・というか
獣道に近い道を少し進むと
自分の耳にも戦いの音が聞こえてくる。
「近いぞっ!!
準備は良いなっ!!」
ナザックの声に反応して
全員が武器を構える。
フランは槍斧を構え、シルビアも想力武装を持つ。
私は、馬を拝借する際に見つけた突撃槍を構える。
まるで森を抜けたかのような広場のような場所に出た瞬間。
目の前では、戦闘が繰り広げられていた。
帝国兵の装備で固めた兵士達によって
警備兵が一方的に近い形で押し込まれている。
恐らく300ほどの帝国兵に
残っている警備兵は半数ぐらいか。
装備から見て相手は偵察部隊・・・いや威力偵察に近いか。
軽装に見えていくつか重装備な者も居る。
対して警備兵達は混乱して組織的な攻撃が出来ていない。
セレナは後方に居るものの、自身も混乱しているのか
明確な指示を出せていないように見える。
目の前の状況を冷静に判断しながら馬を加速させる。
丁度、両軍の側面という絶好の位置に出たのだ。
これを利用しない手はない。
一人大きく前に出る。
するとスグ後ろにフランがついてくる。
「大丈夫かしら?」
「ええ、問題ないわ」
彼女が特に緊張してる訳でもないのを確認すると
両軍がぶつかっている間に突っ込む。
想力を展開し、想力壁をまとった騎馬によって強引に
両軍の間に隙間が出来る。
多数の帝国兵の装備をした連中が吹き飛ばされていく。
「何事だっ!?」
「新手の敵だぞ!」
「想力者だと!?」
「隊列を立て直せ!」
悲鳴や怒号に混ざってそんな声が聞こえてくるも
それらを気にすることなく両軍の間を突っ切る。
「す、すごい」
「アレが想力者か・・・」
「なんという突撃だ」
リシアの想力を利用した豪快な突撃に
味方の騎兵達からも、驚きの声が上がる。
「驚くのは後にしろ!
我々は、我々の仕事をするぞ!!」
ナザックは部下達にそう叫びながら
最前線にいる兵士達の所まで馬で駆ける。
「お前達、全員撤退しろっ!!」
「た、隊長っ!?」
「いいから早く走れっ!!」
何が起こったのかという状態の彼らだが
撤退という言葉に反応して
一斉に後ろを向いて走り出す。
セレナは、突然のことにどうしていいのか解らず立ち尽くす。
元から勝ち目の無い戦いを強いられ、どうしていいのか解らず
混乱していた所だっただけに、上手く状況を理解出来ないのだろう。
「もらったぁ!!」
そんな彼女に上手く兵士達をすり抜けて現れた敵兵が
剣を振り上げて現れる。
周囲の兵士達がそれに気づくも、既に遅い。
「・・・あ」
呆然としていたセレナが避けれる訳もない。
相手の剣が、セレナに向かって振り下ろされる。
鈍い音が周囲に響き
大量の血しぶきが出る。
「くぅ・・・」
「ア、アンタは・・・」
セレナの前に飛び出してきたシルビアは
馬上から体勢を低くして神剣 ティリュファーを振るい
セレナに襲い掛かっていた相手の首を跳ね飛ばしたのだ。
だが馬上からの衝撃に耐えきれなかったのか
表情は苦痛に歪んでいる。
「どうして・・・アンタが・・・」
「アナタこそ、何をしているのっ!!」
突然怒鳴られたためか
それとも直前まで命の危機だったためか
セレナは、落ち込んだ表情になる。
馬を反転させて近づいてきたシルビアは
そのまま痛めた腕でセレナを強引に引き上げ
後ろに乗せるとそのまま馬を走らせて戦場から逃げる。
「ちょ、ちょっと!」
「静かにしなさいっ!
あと、暴れないでっ!!」
「だって、みんながまだっ!!」
「いい加減にしなさい、セレナ=バルズウェルトッ!!」
あまりにも真剣な表情と物言いに
思わずセレナが息を呑む。
「アナタのワガママで、どれだけの人が今死んでると思ってるのっ!?
アナタは、その責任が取れるのっ!? 取れないでしょうっ!?
それともアナタは死んでいた人達の家族に
『私が何も考えずに戦いに行って死にました』とでも言うつもりっ!?」
「そんなっ!!
私だって―――」
「じゃあそれは何っ!?」
シルビアが指さしたのは、セレナが持つ想力武装。
龍槍ファルフォンス。
「血が1滴もついていないじゃないっ!
あの時、相手側に多少燃えた後はあったけど
燃えて死んでいるような兵士は居なかったっ!
アナタは、殺し合いの場で
誰一人殺すことなく戦おうとしていたってことよっ!!」
「そ、それは―――」
「そのせいで、どれだけの味方が死んだと思ってるのっ!?
アナタのその甘さが、どれだけの人を殺したと思ってるのっ!?
あれだけアナタを慕ってくれていた人達を
アナタ自身が死に追いやっていることが、まだ解らないのっ!?」
人を殺す覚悟が無い癖に、戦場に立つなんて
自殺しに行くようなものだわっ!
アナタは、その自殺にどれだけの人間を巻き込んだと思っているのよっ!!」
「わ、私は・・・うぅ・・・」
「・・・泣き出すぐらいなら、初めから騎士なんて目指すべきじゃなかったのよ」
2人を乗せた馬は、暗くなり始めた森を駆ける。
その後ろを騎馬兵達が後方を警戒しながらついていく。
一方、敵軍に突っ込んだリシアとフランは
敵と味方の間を走り抜ける。
そしてそろそろ抜け切ろうというタイミングで
騎馬に乗った騎士達がリシア達を止めようと正面から襲い掛かってきた。
その数は、5人。
初めに走ってきた騎士は馬上から細身の槍をリシアの頭に向かって突き出す。
それをギリギリの所で首を横に向ける最小限の動きだけで回避したリシアは
突撃槍を相手の胸に向かって突き出す。
見事に決まった一撃で、相手はそのまま胸を貫かれて吹き飛ぶ。
それを見ても動じることなく現れた2人の騎士は
左右から同時に突撃槍をリシアに向かって突き出す。
突撃槍を横に向け、相手の槍先が来た瞬間に
下から跳ね上げるように上へと持ち上げ、2本の槍を打ち上げる。
そのまま2人の騎士の間を抜けるように駆け抜けたリシアは
槍を構え直して大きく横に振る。
すると体勢を崩していた騎士の片側の背中に槍がぶつかり
その衝撃で相手は落馬した。
これはジョストではなく殺し合いの戦場だ。
ルールがある競技とは違う。
体勢を崩したもう片方の騎士は
何とか持ち直そうとしたが、リシアの後に続いていたフランが
槍斧を振るうのに間に合わず、肩から大きく斬られ
倒れ込むように落馬した。
残りの2人は、それを見て驚きながらも
その速度を緩めることなく突っ込んでくる。
突撃槍を構えてそのまま突っ込んでくる相手に
リシアは、槍を絡めるように下側に滑り込ませると
そのまま相手の槍を自分とは別方向に向けさせながら
相手の胸を突く。
何をされたのか理解出来ない様子の騎士は
それでもリシアの突撃槍を掴んだまま息絶える。
槍を引き戻そうとするが、相手が握っていて引き抜けない。
しかも相手はそのまま馬から落ちようとしていて
槍ごと持っていかれそうになる。
仕方なく槍を手放したリシアは、槍を持って死んだ騎士の
腰に差してあって剣を引き抜いて構える。
既に目前まで迫っていた最後の騎士の槍を
剣で受け流すと、そのまま剣の腹を槍に付けて相手を抑えたまま
槍の上を滑らせる。
相手が槍を引き戻せないと気づいて槍を手放そうとしたが
それより先にリシアの一撃で騎士の首は宙を舞った。
それを見た周囲の敵兵が、驚きの声をあげつつ
リシア達との距離を取りはじめる。
しかしそれはリシア達にとっては好都合だった。
「反転ッ!」
フランにそう声をかけて
彼女を先に反転させると、そのまま2人で馬を走らせ
敵から逃げる。
突然のことに一瞬呆然としていた敵兵達だったが
「くそっ!
逃がすなっ!!」
追撃を開始する声をあげるも
既に遅い。
リシア達との距離は、どんどんと離れる。
それでも追いかけようと馬に乗った騎士が数人
馬を走らせようとした瞬間だった。
「追撃せずともよい。
それよりも状況を報告しろ」
叫んでいる訳でもないのに
やけに戦場に響く声。
その声に混乱しそうになっていた兵士達は
一瞬で落ち着き出す。
「こ、これは将軍」
「街の警備兵相手にしては、派手にやられたな。
何があったのか、説明しろ」
将軍と呼ばれた男は
既に髪は全て白くなっており
顔にも年齢を感じさせるシワだけでなく
戦場を何度も経験していることを示す
いくつもの傷がある。
何より、歴戦の将であるという雰囲気が出ており
周囲の騎士達からも彼に対して畏敬の念が感じられる。
「はっ!
実は―――」
・・・・・・・
・・・・・
・・・
詰所では、リシアとフランが
ナザック達と今後の対応について協議している。
本来ならそこで中心にならねばならないセレナだったが
そんな気分になれず詰所の周辺をウロウロとしていた。
シルビアに言われたことは、正しいと理解しながらも
見捨ててしまった兵士達のことが気になって仕方が無い。
元々は、戦いに行く気など無かったのだ。
しかし敵が来ているという話を聞いた若い兵士達が
『どうせ山賊か何かが帝国兵の武装を使っているだけだろう』
『帝国が宣戦布告もせずに攻めてくるはずがない』
『きっと我々が姿を見せれば逃げるに決まってる』
などという話につられ、自分達ならやれると思い込んで
出ていってしまったのだ。
もし相手が予想以上なら逃げて帰ればいいなんて思っていたのだが
現実は、そこまで甘くなかった。
『アナタのその甘さが、どれだけの人を殺したと思ってるの―――』
この言葉が頭の中でクルクルと回り続けていた時だった。
奥にある井戸から誰かの苦しそうな声が聞こえてくる。
気になって奥を覗いて見ると―――
「ちょっと、どうしたのよ!」
井戸の傍で倒れ込むようにしながら
嘔吐を繰り返すシルビアに駆け寄る。
「・・・アナタには、関係ない、わよ」
苦しそうな顔をしながらそう答えるシルビアだが
明らかに大丈夫そうには見えない。
「どこか怪我でもしたの?
いや、それよりも医者に―――」
「だから大丈夫だって言ってるでしょっ!」
シルビアは、自分を運ぼうとしたセレナの手を跳ねのける。
「―――ッ!」
その気迫に、思わず後ろに下がるセレナ。
「これは・・・私の問題、よ」
「問題って・・・」
「・・・初めてだったのよ。
人を、殺したのが」
「―――あっ!」
セレナは、そこで気づく。
自分を助けるためにシルビアが敵兵の首を切ったのを。
「・・・勘違いしないでね。
別にアナタのせいじゃないわ」
「でも―――」
「・・・これは私の問題だって言ってるの。
ヴァルフォード家の者が、この程度で退く訳にはいかないのよ」
ふらふらとした足取りで立ち上がって部屋へと帰っていくシルビアを
ただ見送ることしか出来ないセレナだった。
第22章 撤退戦 ~完~




