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私がドアマット令嬢? それ、勘違いですわ。

作者: 久遠れん

 御年十五歳のベアトリッツ・サランジュ侯爵令嬢は地味で目立たないことで有名だった。


 瞳の色がわかりにくくなるほどの分厚すぎる瓶底眼鏡をつけていて、貴族の通う王立魔法学園に所属しながら、サイズの合っていない制服のドレスを身に纏い、義姉のお下がりの教科書を使っていたし、羽ペンを始めとする彼女の持ち物もまた品はいいけれど地味で仕方ないものばかりだった。


 ついたあだ名が「ドアマット令嬢」である。


 ドアマットとは、家族から虐げられる不憫なもののことを指す。玄関に敷かれたドアマットのように泥を落とすために踏みつけにされる存在を憐れんだ名称だ。


 少し前に流行の小説の中に登場したワードで、印象的な言葉として瞬く間に貴族の令嬢たちの間で広がった。





 今回のお話は。

 ドアマット令嬢と噂される少女と、彼女がなぜそう呼ばれるに至ったかの物語である。




▽▲▽▲▽




 ベアトリッツはどこまでも目立たない地味な令嬢だ。

 侯爵家の次女ではあったが、母は後妻で元々の身分も低い。

 それも相まって、王立魔法学園での彼女の立ち位置は常に微妙だった。


 何を考えているのかわからないと評されることが多い彼女は、図書館から借りてきた三冊の本を抱えて放課後の廊下をゆっくりと歩いていた。


「あら、ドアマット令嬢ではありませんか」


 教室に用事が残っていたので、そちらに向かっていたベアトリッツの前に立ちふさがったのは同じクラスの公爵令嬢ポーリーヌと、その取りまきのレモンド子爵令嬢とヌール男爵令嬢だ。


「……? ドアマット令嬢、とは?」


 聞きなれない単語だった。

 噂話に興味のない彼女の耳には、自身が最近流行の小説になぞらえて『ドアマット令嬢』と呼ばれていることが届いていない。


 きょとりと分厚い眼鏡の奥で瞬きをしたベアトリッツに、ポーリーヌが蔑んだ眼差しと共に高圧的な笑みを浮かべる。


「虐げられ、踏みつけにされる可哀そうな方のことよ。貴女のようにね」


 「お似合いだわ」「ベアトリッツ様のためにあるような言葉ですわ」などとポーリーヌの後ろでくすくすと笑いながら好き勝手にはやし立てるレモンドとヌールを無視して、彼女は「はあ」と間の抜けた声を出した。


「私、別に虐げられてなどいませんが」

「あら、強がらなくていいのよ。貴女はいつもぼろぼろではありませんか」

「はあ」


 またも間の抜けた声を出した彼女は、そうだろうか、と首を傾げる。

 いまいちピンと来ていないベアトリッツの様子に、ポーリーヌが高らかに歌うように口を開く。


「どこで手に入れたのかもわからない瓶底眼鏡に、サイズの合ってない制服のドレス、お下がりの教科書、貴女が虐げられてなくてなんだというの?」

「色々と理由があるのですが」

「まあ、あえてみずぼらしい恰好をする理由など、あるはずがありません。ご家族に脅されていらっしゃるのね。可哀そう」


 ちっとも可哀そうなどと思っていない口ぶりの言葉に、再び彼女は「はあ」と答える。

 まともに取り合うだけ時間の無駄だ。早く帰宅して図書館で借りてきた本を読みたい。


 そんな態度が透けていたのか、少しだけポーリーヌの態度に苛立ちが滲みだす。

 優位に立っていると思っているのに、嫌みが全く効かないのであれば、いら立って当然だった。


「一応弁明しますと、これらは婚約者からの指示でして」

「貴女、婚約者にまで迫害されていらっしゃるのね」


 ベアトリッツの言葉に、再び優越感に浸れたのかポーリーヌの笑みに余裕が戻る。

 表情の変化に気づくことなく、彼女はのんびりと婚約者に言われた言葉を口にした。


「いいえ、迫害などされていません。私が美人すぎるから、あえてこういう格好をしてほしい、と」

「まあ、あまりに酷い強がりだわ」


 ポーリーヌが嘲笑を浮かべる。

 彼女の後ろにいるレモンドとヌールもまた「言い訳としてもあんまりだわ」「自認が歪んでいるのね」などとそれこそ酷い言いようだった。


 だが、人目を気にしないベアトリッツにとって彼女たちの反応は気に障るものでもなかった。ただ「ああ、この人たちには説明するだけ無駄なのだな」と判断しただけだ。


「もういいでしょうか? 私、本が読みたくて」


 早く帰りたいのだ、と訴える彼女にポーリーヌがにぃっと真っ赤な口紅を引いた唇を吊り上げる。


「こうしたら少しは綺麗になるのではなくて?」

「え?」


 ポーリーヌの言葉と共に魔力が集まり、ざばりと頭から水がかけられる。

 水魔法だ、と認識したときには、彼女はずぶ濡れになっていた。


「感謝してもよくてよ。ふふ」


 嘲笑を残してポーリーヌたち三人がその場から立ち去っていく。

 ぽたぽたと伸ばしている前髪から滴る水滴を眺めながら、ベアトリッツは胸元に抱きしめていた本が水に濡れているのをみてため息を吐いた。


「……この状況こそ、ドアマットでは」


 司書の先生にどう言い訳をするか。

 もう一度、深いため息を吐き出して、彼女はずぶ濡れのままひとまず帰宅するために足を動かし始めた。






「ただいま戻りました」


 馬車で侯爵家に戻るまでにある程度は乾くだろうかと期待していたが、思っていた以上の水をかけられたらしく、侯爵家の玄関にたどり着いてなお、ベアトリッツの洋服からは水滴が滴っていた。


 御者にもずいぶん心配されたし、出迎えてくれた執事がすぐにバスタオルを持ってきてくれた。

 屋敷の中を水浸しにするのは、と思って髪や洋服から滴る水滴を玄関先で拭っていると、ベアトリッツより二歳年上の腹違いの姉――先妻の子であるヴァルジニーが姿を見せる。


「ベアトリッツ! いったい何があったの?!」


 彼女の惨状を見て悲鳴を上げた姉が駆け寄ってくる。

 バスタオルのおかげである程度マシにはなっていたが、それでも水に濡れた姿を見て、ヴァルジニーは眉を吊り上げている。


「話してちょうだい! なにがあったの?」

「実は」


 かくかくしかじかで。

 つまるところ、ドアマット令嬢だと難癖をつけられて水魔法で水を頭からかけられたことを素直に告げた。


「図書館から借りた本がダメになってしまいました。お姉様の風魔法でどうにかなりませんか?」

「本より貴女よ! 風邪を引く前に体を温めていらっしゃい」


 自身を二の次にしたベアトリッツの発言に、ヴァルジニーは窘めるように告げる。すぐに執事が「湯の用意ができました」と口を挟む。


「湯船でゆっくりと温まったら、お父様の執務室に来てね。今回の件は共有しなければいけないわ。大切な妹が虐めにあったなんて!」

「いじめ、ですか?」

「虐めよ! これは!!」


 憤りをあらわにしているヴァルジニーの様子に、なるほど、これは怒るべきことなのか、などとぼんやり考えながら、促されるまま浴室に向かうのだった。






 お風呂で冷えた体をしっかりと温めた後が大変だった。


 姉であるヴァルジニーは発端である公爵令嬢ポーリーヌに抗議に行くと息巻いているし、父はモンフィス公爵家に正式な抗議文を送ると怒りをあらわにしていたし、母は明日のお茶会の席で今日の件を糾弾すると怒り心頭だった。


(ドアマット令嬢なんて、そんなはずがないのよ)


 だって、ベアトリッツはこんなにも愛されている。


 父は先妻の子であるヴァルジニーとベアトリッツに区別をつけることなく分け隔てなく愛してくれた。

 その結果、後妻である母はヴァルジニーを実子と同じくらい愛したし、それに応えるようにヴァルジニーはベアトリッツを可愛がってくれている。


 家族仲は良好。亀裂が入る隙間もない。

 ドアマット令嬢、なんてあだ名されるいわれはどこにもないのだ。


 どうにかこうにか姉と母と父を宥めた彼女は、応接室に来客が来ていると執事に告げられて、そちらに向かった。


 扉を開けば、豪奢なソファに足を組んで座っている婚約者の姿がある。


「殿下、お待たせして申し訳ありません」


 着替えたばかりのドレスの裾を持ち上げカーテシーをして頭を下げる。


「気にしないで、ベアトリッツ。君を待つ時間が好きだから」


 彼女の挨拶に、にこりと爽やかな笑みを浮かべているのは、この国の王太子であるリシャール・モンフィスだ。


 年はベアトリッツと同じ十五歳。共に学園の生徒だが、人目のある場所では諸事情あって接触しないようにしている。


 彼女は慣れた仕草で彼の隣に腰を下ろす。

 執事が新しく用意してくれた紅茶を前に、小さく首を傾げた。


「今日はどうされたのですか、殿下」

「ヴァルジニー嬢から連絡を貰ったんだ。……すまない、私の我儘のせいで、君の評判に傷をつけたのだとやっと気づいた」


 恐らく姉の得意とする風魔法での伝達が行われたのだ。

 リシャールの手がそっとベアトリッツの長く伸ばしている髪に触れた。

 学園では適当に一つに結っているが、今は綺麗に整えている髪を一房手に取って、キスを落とす。


「君を独り占めしたいからと、地味な格好をするように頼んだが、そのせいで虐められるなど看過できない」

「気にされなくて大丈夫です。外見に頓着はしておりませんし」

「……君は心まで美しいな」


 瓶底眼鏡をかけていないベアトリッツの透き通る瞳を見つめて、リシャールが笑み崩れる。

 学園で身に纏っているあえて流行おくれの地味で少しサイズの大きいドレスとは違って、しっかりと採寸して特注で作ったドレスは出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいる彼女の豊満な体を強調している。


(殿下は心配性なのよね)


 互いに十歳の時に婚約を結んで以来、彼はベアトリッツの外見を褒めながらも常に不安そうにしていた。


 「悪い虫がつくのではないか」「君は美しいから」「誰にでも愛されるからこそ、心配だ」と繰り返し口にされ、学園に入学する直前の三年前は『ベアトリッツが他の男に靡くのでは』と心配しすぎて情緒が不安定になり、王太子教育が滞ったほどだ。


 その延長で、彼女の夜会デビューも先延ばしにされ、とっくにデビュタントの年を過ぎてなお、ベアトリッツはまだ夜会に出席したことがない。


 だから、彼女のほうから提案したのだ。彼女は自分自身の秀でた外見に全く興味がなかったからこそ『学園で地味で大人しい令嬢を演じる』とリシャールと約束した。


 その結果、目立つのを避けるために王太子である彼とは学園であえて距離を置くという徹底ぶりを見せ、リシャールを嘆かせもしたのだが。


「――よし、ベアトリッツのお披露目パーティーをしよう」

「え?」

「君が私の婚約者だと公表する。不安ばかりが先行して、君に不愉快な思いをさせるのは本意ではないから」


 どこまでもベアトリッツのことを思う言葉に、胸が温かくなる。

 そっとリシャールの膝に置かれた手に手を重ねる。


「よろしいのですか、殿下。今まで嫌がっておられたのに」

「君が盗られそうで怖かったんだ。でも、隠しておくのもそろそろ限界だしね」


 穏やかに微笑む姿からは、三年前の不安定な様子は見られない。

 覚悟が決まったのだろう。そう察して、彼女もまた穏やかに微笑んだ。


 いくらベアトリッツが外聞を気にしない性質とはいえ、さすがの彼女も学園で女子生徒に囲まれ続けるリシャールを黙ってみているのは嫌だったので。






 二週間後、王妃主催の盛大な夜会が開かれた。


 招待されたのは学園に在籍する令嬢や令息が中心で、年のころから「リシャール殿下のお相手探しでは」などと囁かれていた。


 勘違いではあるのだが、リシャールは婚約者がいることを隠していたので仕方のない噂でもあった。


 煌びやかなシャンデリアが会場を華やかに照らす。磨き抜かれた大理石の上を招待された人々が優雅に歩いていく。

 会場に花を添える音楽隊の曲を聞きながら、和やかに挨拶が交わされている。


 ベアトリッツは『ドアマット令嬢』と学園で蔑まれた地味令嬢の仮面を脱ぎ捨てて、今日のために特急で仕上げたドレスを身に纏い、朝から時間をかけて念入りに準備した磨き上げられた美貌と共に、リシャールにエスコートされて入場した。


「誰かしら、あの方」

「見たことのないご令嬢だわ」

「美しい方ね」


 ほう、とベアトリッツの美貌に誰もが息を吐く。

 凛と背筋を伸ばして、リシャールの腕に手を添える。会場を見回したリシャールがこちらを唖然と見つめる姿に目を細めた。


「いくよ、ベアトリッツ」

「はい、殿下」


 小さな声で確認を取り合う。

 リシャールは優雅な足運びで、奥にいるポーリーヌの元へ彼女を連れていく。ポーリーヌの傍には取り巻きの二人もいるので好都合だった。


 人々が王太子であるリシャールを避けるので、スムーズに二人はポーリーヌたちの元へたどり着いた。


 眼前に現れた二人に、公爵令嬢らしく慣れた動きでポーリーヌがカーテシーをする。遅れて取り巻きの二人もまたカーテシーをした。


「お久しぶりです、殿下。そして、そちらの方は初めまして」


 軽く頭を下げた彼女たちの後頭部を見下ろして、ベアトリッツは極上の笑みで微笑む。


「初めまして、ではありませんわ」

「え? ……その声!」


 ハッとした様子で顔を上げたポーリーヌの表情が驚愕に染まる。取り巻きたちも同様だ。


 リシャールの腕から手を放して、ポーリーヌ以上に磨き抜かれた動作でカーテシーを披露した。

 彼女は仮にも王太子の婚約者だ。婚約が決まってから、厳しい王太子妃教育を受けてきた身である。

 同じカーテシーでも洗練さに差があるのは当然だった。


「貴女にドアマット令嬢と呼ばれました、ベアトリッツ・サランジュです」

「っ!」


 軽く下げた頭を上げると、ポーリーヌは言葉もない様子で絶句している。

 目を見開き驚きを隠せないでいる彼女に、ベアトリッツは優雅な仕草で小さく首を傾げた。

 いつもと違い、綺麗に髪を結いあげて髪飾りを挿しているから、少し頭が重い。


「ドアマット令嬢と言われましたので、定義に関して調べてまいりましたの」


 にこにこと微笑みながらこの二週間で仕入れた知識を披露する。

 流行の小説より専門的な本を好む彼女は、ドアマットの起源を遡るのに少し苦労した。


 周囲の人々は興味津々の様子で耳を澄ましているが、彼女の意識には目の前のポーリーヌしか映っていない。


「玄関のドアマットのように泥を落とすために踏みつけられる令嬢、ということらしいのですが。私、自分が虐げられているとは思いませんわ」


 煌びやかな格好に身を包むいまのベアトリッツの姿を見て、彼女を『ドアマット令嬢』などと勘違いする者がいるはずもない。

 穏やかに綺麗な笑みを浮かべ続け、彼女はさらに言葉を続ける。


「家族仲も婚約者である殿下との仲も、とても良好です。まだ疑われますか?」

「あ、その」


 問いかけると言葉に詰まったポーリーヌが視線を逸らす。後ろの取り巻きの二人など、顔色が真っ青だ。

 公爵令嬢ポーリーヌがいたからこそ、身分が上のベアトリッツの悪口を公然と口にしていたが、王太子の婚約者を嘲笑ったなどとなれば、ただですむはずもない。


「まだドアマット令嬢に見えますか?」

「……見えない、わ」


 重ねて問いかけると、かすれた声でポーリーヌが答える。

 後ろで取り巻きのレモンドとヌールがこくこくと青い顔のまま頭を上下に動かしていた。


「事情は聴いたよ」


 涼やかな声音を発したのはリシャールだ。取り巻き程ではないが、顔色を悪くしたポーリーヌの視線が彼へと向く。


 穏やかに笑いながら怒る、という器用さを見せつけて、リシャールが言葉を紡ぐ。


「伏せていたとはいえ、私の婚約者を侮辱し、傷つけた。君たちの学園での素行の悪さも耳に入っている」

「!」


 目を見開いたポーリーヌの顔色が悪くなっていく。

 事実として彼女たちは『王太子の婚約者』を『ドアマット令嬢と謗り』『魔法を使って水をかけた』のだ。


 言い訳の余地があるはずもない。唇を引き結んだポーリーヌに、リシャールは容赦しない。


「暫く屋敷で大人しくしておくことだ。追って沙汰を下す」

「……はい」


 悪あがきをしないあたりに、公爵令嬢として育てられた誇りが見える。

 後ろの取り巻き二人など卒倒しそうであるというのに。


「大変な失礼を致しました。お詫びの言葉もありません」


 最後に一度だけ頭を下げる。そうして、彼女は自分の足で夜会の会場を出ていった。

 レモンドとヌールもまたばたばたと追いかけるようにしてその場を去る。


 人々がざわめきだす。好き勝手な噂が今後、彼女たちを追い詰めるだろう。

 そっと息を吐いてベアトリッツはリシャールを見上げる。


「殿下、お気はすみましたか?」

「本当は厳罰を下したいけれど、ベアトリッツは望まないだろう?」

「そうですね……本の弁償をしていただければ、それで」

「本当に君は」


 苦笑をこぼされる。

 だが、彼女にとって重要なのは『図書館で借りた本が濡れた』ということだけだ。

 結果論ではあるが、風邪をひいたわけでもないので、実害があったとは思っていない。


 どこまでものんびりとしたベアトリッツの言葉に、リシャールが彼女の腰に手を回して抱き寄せる。


「殿下?」

「これからは、今まで以上に君を独占したい」

「どうしてですか?」

「牽制だよ」


 ちゅ、と額にキスを落とされる。

 ぱち、と瞬きをしてリシャールを見上げると、彼は蕩けるように微笑む。


「鈍感な君も好きだけれど、警戒心は持ってほしいかな」

「はあ」


 間の抜けた声を上げて、彼女は首を傾げる。


(警戒心はもっているはずなのだけれど)


 だって、今の今まで一度だって。

 リシャールと父以外の男性に触れられることは、許していないのだから。





読んでいただき、ありがとうございます!


『私がドアマット令嬢? それ、勘違いですわ。』のほうは楽しんでいただけたでしょうか?


面白い! 続きが読みたい!! と思っていただけた方は、ぜひとも


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― 新着の感想 ―
独占欲の強い王太子と、意外に図太いベアトリッツ。 ドアマットではありませんが、事あるごとに嫉妬しそうな男とのほほんとした主人公の組み合わせは相性が良いのかも
ドアマット令嬢だから虐げても良いとなるのが不思議。そういう小説が出回っている世界なら「醜悪に虐げる側が転落する話」もしくは「ドアマット令嬢が救い上げられる話」が流布しているはず。 その上で虐げる側に身…
リシャールにエスコートされたベアトリッツが本当の姿をあらわにする場面はやはり痛快ですね。 ポーリーヌへの対応も実に優雅なものでした。
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