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7話: 時空の迷い子
虚構の交差点を抜けた慧と雫は、異なる時間軸が混ざり合う空間に足を踏み入れた。
壁には過去の出来事や未来の可能性が映し出され、歩くたびに景色が微妙に変化する。
「……まるで時間が迷っているようだ」
慧は分析者として、変化する景色のパターンを解析し、正しい進路を見極めようとする。
雫は目を閉じ、直感で時空の揺らぎを感じ取る。
「ここなら安全……」
だが、迷い子のように浮遊する影が二人の周囲に現れる。
誰なのか、敵なのか味方なのか、判断はできない。
「慧、影を避けながら進むわよ」
雫の声に従い、慧は最適なルートを計算する。
迷い子の影は、二人の心理と判断力を揺さぶる試練だった。
微妙な揺らぎの中で、正しい一歩を踏み出さなければ、永遠に時空に囚われる危険がある。
「……この瞬間を逃すな」
慧が呟き、雫が踏み出す。
二人の連携によって、迷い子の影は交錯しながらも安全に回避され、時空の空間を抜ける道が現れた。
「突破……成功」
慧は深く息をつき、雫も安堵の笑みを浮かべる。
時空の迷い子は、心理戦・情報解析・直感判断を統合した試練だった。
二人は、この先に待つより過酷な異次元の挑戦に向け、互いの呼吸を整える。




