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10話: 断絶の廊下
迷宮の奥深く、慧と雫は断絶の廊下に立ち尽くした。
その廊下はまるで空間が途切れたかのように見え、歩くたびに足元が宙に浮く感覚に襲われる。
「……重力の感覚が狂う」
慧は分析者として、床の揺れや光の反射パターンを計算する。
雫は目を閉じ、直感で揺らぎの少ないルートを感じ取る。
「ここなら安全……」
しかし、廊下には他の参加者の幻影や罠が潜み、心理戦を挑んでくる。
慧は分析力でパターンを解読し、雫は直感で安全な軌道を選ぶ。
「右に寄って、揺れが収まる瞬間に進む」
二人の連携により、危険な区間を抜け、廊下の出口に到達する。
「突破……成功」
慧は深く息をつき、雫も安堵の笑みを浮かべる。
断絶の廊下は、極限状況での情報解析と直感判断、心理戦を同時に試す試練だった。
二人は次なる試練に備え、呼吸を整えた。




