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1話: 光と影の招待
冬の冷たい風が吹き荒れる夜、慧は黒い封筒を手に立っていた。
「……またか」
冷静な目の奥で、未知への期待と不安が微かに揺れる。
封筒の中には異次元ゲーム施設の地図と、参加者の情報が添えられていた。
「これは……現実とは違う世界への招待状」
慧の隣で雫が微笑む。
「慧、この世界では直感が命を左右するわ」
慧は分析者として手元の情報を解析し、施設への入り口を探す。
扉が静かに開き、二人は光と影が交錯する空間に足を踏み入れる。
「……ここからが本当の始まりか」
施設には他の参加者たちが集まっていた。皆それぞれの目的を秘め、静かに観察し合う。
初めての課題が発表される。
「異次元情報の断片を集め、最短経路で出口に到達せよ」
慧は情報を頭の中で整理し、雫は直感で空間の揺らぎを感じ取る。
「……よし、進もう」
二人は手を取り合い、異次元の迷宮に一歩を踏み出した。
未知の世界での心理戦と頭脳戦、情報解析と直感判断が交錯する物語は、ここから始まる――。




