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争闘:淫魔フィリアと愉快な仲間達VS聖血騎士団の不愉快な輩達②

「作戦名、暴力!! 作戦内容、暴力!!」


 私は的確かつ完璧な作戦を提示しながら振り返り、後ろに大きく跳ぶ。振り下ろされた巨人たちの拳が地面を抉り、土煙と共に地面が揺れる。


「もしかしたらこれがコイツらなりの歓迎方式だっていう可能性は無いかしら」

「何しょうも無い事言ってるんでござるか。多分増援が来るでござる。その前にデカいのはさっさと捌くべきでござるな。はー、ござるござる」


 トラコがめんどくさそうにぼやく。


「さっさとぉ……? あのねトラコ。どうせ闘るんなら全力で愉しんだ方がいいに……」

「とりあえず左の巨人はトラコが獲るでござる」


 私の言葉を遮ってトラコが左の巨人に向かって駆け出した。そういうのはちょっとよくないと思う。


「待ちなさいよトラコ! 私の闘る相手がいなくなっちゃうでしょうが!! ていうかおやつの時間はどうしたのよ! チョコ香草クッキーあげるから止まりなさい!」

「いらねぇでござる。知り合ってそんなに経ってないでござるが、どう考えてもフィリアの闘いは非効率的でござる。今は時間かけてる場合じゃないでござるよ」

「効率的に生きて何が楽しいってのよ!」


 叫びながらチラリと右に視線を向ける。右の巨人が余ってたらそれでいい……と思ったが、そっちはそっちでリタとヴァインがギャーギャー言いながら既に巨人のすぐ傍にいた。


「なんでこっち来るんですかヴァインさん私の獲物ですよ! ほら、もう運転席空いたんだから好きなだけハンドル握ってればいいじゃないですか!」

「さっき渡せやハンドルはぁ!」

「うるさいぞキサマら……!」


 巨人が踏み潰す様に足を何度も地面に叩きつけるが、リタとヴァインはひらりひらりと丸太の様な足を避ける。


「んうるさいのはソッチです!」


 リタは真っ赤な拳銃、そこに込められた弾丸一発一発に魔力を込め、巨人の足に乱射する。

 巨人は全ての弾丸を避けようともせず受け止め、馬鹿にするように鼻を鳴らした。


「ハ、銃か……軟弱なブキダ」

「どいつもこいつもそんな事ばっかり……ま、いいですけどね」


 リタはいたずらっぽく笑みを零し、


「どかーん」


 と呟くと、命中した弾丸が突如として激しく燃え上がった。銃と魔術を組み合わせた、リタのいつものやり方。リタが敬愛し尊敬する祖母の闘い方を真似た独自の戦闘スタイルだった。


「ッ……!? アツイ、アツイ……!!」


 巨人が慌てて膝を付き、バタバタと火を消すために何度も掌を足に叩きつける。


「動くな」


 と、冷たい声色が巨人の耳元で囁かれるまでは。

 それはリタが気を逸らし作り上げたその隙に、巨人の首元に辿り着いたヴァインの声だった。抜いた刀の刀身が巨人の首元に当てられている。


「首輪が少し邪魔だが……まあ問題はねぇ」

「何ヲ……」

「動くなっつったろ」


 ヴァインが首元に当てた刀に僅かに力を込めると、か細い血の筋が流れる。


「まずは自己紹介。俺は罪人狩りにして怪物狩りのヴァインだ。俺はお前の首を今すぐ落として殺せる。けど別にそうしたい訳じゃねぇ。が、別にそうなっても構わねぇ。返り血落とす為にシャワー浴びなきゃなんねぇのだけはメンドーだがな。ご協力いただけると大変助かる。なぁ?」

「…………」


 ジリジリと巨人の足が焼かれていく。


「次に動いたら首を落とす。そこで提案。そのまま両手を地面に付けて目を閉じ、全身の力を抜け。一瞬で気絶させてやる。ついでに火も消してやるし、傷も俺が治してやる」

「誰がそんな事ヲ…」

「別に信じなくてもいいけどよ。これは俺の慈悲だぜ、いやマジで。気持ちワリー首輪に洗脳されてるお前に対して出来る最大限の慈悲だ」

「……」


 気が付くと、膝を付いた巨人の目の前にリタが立っており、二挺の拳銃を巨人に向けていた。


「私は別に動いても一向構いませんけど。ヴァインさんが首を落とすよりも早く、私がその両目を撃ち抜いてあげますよ……あなたが馬鹿にした銃で」

「ク……」


 巨人は一瞬の逡巡の後、目を閉じて地面に両手を付けた。


「いい子だ」


 ヴァインは軽く跳び、巨人の後頭部に手を当てる。そしてその手が一瞬強く白い光を発したかと思うと、巨人はそのままぐらりと体勢を崩して地面に倒れ込んだ。


「……今のは? 中々便利な技持ってるんですね。それも治癒魔術……いや神官魔法? って奴ですか?」

「分類は俺もよく知らねーけど……便利には違いねーな。いざって時は麻酔代わりにも使える。今日1日は何があっても起きねー。興奮状態の相手には効きにくいし、数秒間頭に直接手を当てなきゃ使えないから、戦闘向きじゃねーけどな」

「なるほど。それでも足を焼かれているのに効くなんて、相当強力なんですね」

「まーな。しかし……意外だったな。服従の首輪を付けられた状態でも、命の危機に対しては命令よりも保身を優先するケースがあるってのは」

「それを確認する為にわざわざ強めに脅迫してたんですか?」

「あの魔術を効きやすくする為ってのもあったが、そうだな。お前のも脅しだろ?」

「……あ、はい」


 リタの微妙な返答を効きながら、ヴァインは巨人の足元に近づき、手をかざす。すると今度は掌から淡い黄金色の光が放たれ、巨人の足元を包みこむ。すると立ちどころに火は消え、撃たれ焼かれた傷が癒えていく。


「あ……そういえば弾丸ほじくり出してねーや」

「あの弾は私の魔力を使って即席で生成した弾丸ですから、勝手に分解されますよ」

「……そんな魔術があんのか?」

「知りません。おばあちゃんの真似してたらできました」

「そうか」


 ヴァインは巨人の傷を癒しながらチラリと左に視線を向ける。

 そこには全身ボコボコにやられて倒れ伏した巨人と、トラコと、尻を地面に着けて膝を立てて揃え両脚を両腕で抱えるフィリアが居た。体育座りとも呼ぶらしい。その座り方は身体によくないっぽいからやめた方がいいんじゃないかとヴァインは思った。

 そしてレッドは魔導車のボンネットに腰掛けながら新聞を読んでいた。


「何があったかは大体想像が付くな」

「私もです」


「…………」

「いやほんと、ほんと悪かったでござるから。そんなに拗ねないで欲しいでござるよ。ほんと。ほんとに。そんなに拗ねるなんて思ってなかったんでござるよトラコ的に。だから顔を伏せないで欲しいでござるよ」

「別に拗ねて無いし」


 ほんとだし。ようやくデカくて殴り合いが楽しそうな相手と闘えると思ってわくわくしてたらその愉しみを目の前で奪われたってだけだし。『闘いのわくわく』を『いつも行列が出来る位人気店で売ってるおかげで滅多に買えないけど、辛抱強く待ち続けたおかげでようやく手に入れた超美味しいケーキ』とかに置き換えれば、誰でも私と同じ態度を取ると思うし。


「…………」

「あー、えー……あ、今度チョコ香草クッキー奢るから許して欲しいでござるよ」

「…………」

「分かった、じゃあえー。チョコ香草アイスも付けるでござるよ」

「…………」

「え、えーっと……レッド!」


 トラコは素早くレッドの元に駆け寄ると、何やら小声で相談している。『マジでござるか』……とか、吾輩も最初は驚いたが『アレはもうそういうアレだからしょうがない』、とか微かに聞こえて来た。とても失礼だなと思った。レッドが。アレとか言うな。

 トラコがとたとたとこちらに駆けてきた。私は素早く顔を伏せた。


「分かった、分かったでござるよ」

「…………」

「この件が終わったらその……手合わせに付き合うでござるよ。トラコは手合わせとかマジめんどくさいししんどいのも嫌いだから全然しないでござるからこれはとってもレアでござるよ! お買い得!!」

「……何時間?」


 私は顔を上げた。


「ん?」

「何時間?」

「何時間……手合わせするかって事でござるか? まさかとは思うでござるけど」

「何時間?」

「…………」


 トラコは頬を掻きながら視線をさまよわせる。


「いち……」


 私は素早く顔を伏せた。


「嘘嘘。ほんの冗談でござるよ冗談冗談。シノビジョーク」


 私は顔を上げた。


「さん……」


 私はもっと素早く顔を伏せた。


「えぇ、嘘でしょ……」


 トラコのそんな呟きが聞こえた。嘘じゃない。


「ご、ごじかん……」

「もう一声」

「ろく……じかん」

「はん」

「ろくじかん……はん」


 私は立ち上がった。楽しみが出来たので元気が出て来た。これはつまり『辛抱強く待ち続けたケーキを目の前で取られたけど、なんやかんやあってもっと凄いケーキを奢って貰えることになった』という状況に等しい。


「さ、それじゃあさっさとここの頭領と話付けましょ」

「うす……でござる」


 トラコが元気なく呟いた。何か嫌な事でもあったのだろうか。


「終わったか」


 ようやく新聞を読み終わったのか、レッドが身長程もある長い杖をを手に、こちらにゆっくりと歩いてきた。


「ええ、門番の割にはそんなに強く無かったみたいね」

「いや、そっちじゃなくてトラコとの……まあいい」


 レッドに続き、ヴァインとリタもこっちに合流してきた。


「さて、と……ていうか、増援なんて来ないじゃない」

「確かに。吾輩は増援に対処する為、後ろで待機していたのだが」


 嘘つけと全員が思った、その時。

 ガシャ、ガシャ、と。金属音混じりのいくつもの足音が聞こえて来た。

 全員がその音に目を向ける。それは門の向こう側から聞こえて来た。


「少し待て。僕が、まず話をしてくる」


 そんな声が聞こえて。小さく門が開いた。そしてその隙間を潜り抜けて、その男は姿を現した。

 身に纏うのはピカピカギラギラと光り輝き傷一つない鎧……だったのは、今から思うとずいぶん前の事だったように思える。初めて見た時に比べると、随分年季が入ったようにも見える。

 私は今の鎧の方が好きね。


「久しぶりね、ロレンツ。元気してた?」

「まあ……程ほどに、ね。そっちは、元気が溢れんばかり、って感じかな」


 ロレンツは倒れた2人の巨人に目をやって、小さくため息を吐いた。


「ここには……来ないで欲しいと言った筈だ」

「どう言われようとも、行きたい場所に行くとも言った筈よ」


 静寂が流れる。リタは警戒を隠そうともせずに銃を持つ手に力がこもっていた。ヴァインも刀に手をやり、トラコはいつもの笑みを浮かべながらもその眼光は鋭かったし、レッドは新聞を読み直していた。


「私達が何の為に来たのか、分かってるでしょ」

「分かってるさ。分かってるが……そう簡単な話じゃないんだ。僕は……」


 ロレンツは重苦しいため息を、もう一度吐いた。


「正直何が正しいのか……僕は、生まれた時からずっと聞かされてきた。人間を。人間の……」

「高潔さと歴史と高潔さとその比類なき公正さ?」

「ああ……また高潔さを2回言ってるぞ」

「そうね」

「はぁ……」


 辛気臭いわね。


「もしもその言葉が正しかったとしても。アンタの父親がやろうとしている事は間違ってる」

「…………」

「潰して破壊して……あるいは殺して。エルフを、竜人を、妖精を、淫魔を。人間以外の全てを追い出して……それで? それで何がどうなるってのよ……何が正しいか分からないって? 本当にアンタはそれを考えてる訳? 考えるのが怖いだけじゃない?」

「ッ…………」


 ロレンツの煮え切らない態度に段々とイライラしてきた。


「私は闘う事が好き。でも争う事は嫌い。それでも……このままほっといたら気持ち悪いから。わざわざここまで来た。私はさっさと旅に出て。色んな場所に行って色んな奴と闘いたいのに。それでも私はここに来た。アンタ達のせいで、私の旅はまだ始まってすらいない」

「フィリア……僕は……」


 私はロレンツを睨みつけ、数歩前に進み出て、その眼前に人差し指を突き付ける。


「別に正しくあれだとか答えを提示しろとか言わないわ。私も正しさなんてよく分かんないし。それにアンタがどこで何を思い立ち止まっていようと、私には関係ないもの。けどね……」


 ロレンツは唇を噛みながら私の視線を受け止めている。私はそんなロレンツを更に押し返す様な気持ちで視線を、言葉をぶつけた。


「誰であろうと私の進む道を邪魔させないわ……どきなさい! ロレンツ! さもなきゃ剣を抜きなさい!!」

「…………」


 再び静寂が流れる。ようやくレッドは新聞をしまい、杖を手に取った。


「はあ……そうか。そうか……」


 ロレンツは大きく首を振り、腰に提げた剣に手をやる。


「僕はもう……何も決められない。怖いんだ。決めるのが……認めるのが。間違ってたんだって……どうしても。だから……」

「僕を倒して、ここを通ってくれ……」


 ロレンツは数歩後ずさり、弱々しく呟いた。そして大きく息を吸いこむと、打って変わって高らかに笑い出した。それはきっと、門の後ろに控えている騎士達に聞こえる為の大声。ロレンツの、最大限の虚勢だった。


「くっく……ハーーーハッハッハッハッハ!! 大人しくボクの慈悲を受ければいいものを!! やはりキミたちはとことん愚かな様だ!! 救いようが無いね!! ハッハッハ!!」


 このマヌケな笑い声も随分懐かしいモノの様に思える。けど、目の前のロレンツの顔は、情けなさ……不甲斐なさ? いや、悲しみ? 分からないけど、色んな感情がまぜこぜになっている様に、私には見えた。


「唯人間じゃないというだけじゃない!! キミたちは高潔なる人間という種族として生まれなかっただけではなく、その種族の中でもはみ出し者だ!! ハハッ! もはや笑う気にもなれないねぇ!!」

「笑ってんじゃねぇか」

「ていうかヴァインとトラコは人間でござる。一応」


 ロレンツはヴァインとトラコの言葉を無視して続ける。


「快楽に興味が無く唯闘いにふける異常な淫魔! 剣でも弓でも魔術でも無く、伝統も故郷も捨てて異邦の銃にこだわるエルフ! 戦闘部族の恥さらしと呼ばれ、延々と本を読み武の道を捨て魔の道に進んだ竜人!! 掟もクソも無いシノビに、人殺しの神官もどき!! はっきり言おう。キミたちはこの世界のハグレモノだ!! どこに行こうとも、キミたちの居場所など在りはしない!!」


 随分な言いようじゃない。どうせならそんな泣きそうな情けないツラじゃなくて、もっと悪人面で言って欲しい所だけど。

 私は角の付け根を軽く掻きながら、仲間達の方を振り返る。


「……だ、そうよ。みんな、何か言い返してやりなさい!」

「えーっと……そうですね。この……おらぁ!」

「大体事実だったな。冷静な分析だと吾輩は思うぞ」

「人以外も殺す時は殺すぞ」

「にんにんござござににんがにん!! でござる」

「…………以上よ!!


 3度目の静寂。


「………キミたちは強いよ。正直羨ましい」

「私はアンタが弱いとは思わないけど」

「…………そうか」


 ロレンツが剣を抜いた。真っすぐと私を見据えながら。

 私はガシン! と拳と拳を打ち合わせる。全身に力が漲り、拳には純粋な魔力が宿る。

 仲間達は自然と私達から数歩離れる。どうやら手は出さないでくれるらしい。


「死んでも、文句は言うなよ」

「アンタこそ、生き恥晒しても文句言わないでよね」


 ………………。

 張り詰めた空気の中。私達の上空を飛んでいたカラスが小さく鳴いた。

 それがきっかけとなった。

 ロレンツは剣を大きく上に振りかぶり、一気に私との間合いを詰める。

 私は体勢を低くして、怯む事無く同じく前に飛び出す。

 剣が振り下ろされる。私は不意に立ち止まり、ロレンツの手元に回転蹴りを繰り出した。弾かれ、剣が宙を舞う。


「……ハハッ」


 ロレンツが自嘲気味に笑った。


「これで、何度目だったっけ」

「数を数えるのは苦手なの」


 私は拳を突き出した。


「フィリアストライク!!」


 魔力が込められた拳がロレンツの分厚い鎧に突き刺さる。ドン、と弾けるようにロレンツの身体が吹き飛び、閉じられた巨大な門に叩きつけられる。

 それでも勢いは止まらず、門は轟音と共に歪に開け放たれて、ロレンツは門の後ろに立っていた騎士達の目の前に転がっていった。


「その……技名……ダサい……ぞ……」


 ロレンツはそう言って笑うと、白目を剥いて気絶した。


「ダサくない」


 私は軽く手を払う。聖血騎士団の騎士たちはどよめき、ある者はロレンツに駆け寄り、あるものは私達に武器を向ける。


「何者だ、貴様ら!! 何が目的だ!!」

「アンタらの頭領と話をしにきたの。でも巨人が殺しにきたから叩きのめして、ロレンツが斬りかかって来たからやっぱり叩きのめした。頭領と会わせてくれない?」

「ふざけるなぁ!!」


 騎士の1人が顔を真っ赤にして怒鳴る。ま、それはそうか。


「ふざけてるのはそっち。でもまあ、私は優しいから質問には全部答えてあげる。私達が誰か、だったっけ……」


 私は一瞬言葉に迷った。そういえば、私達ってどういう集団なのかしら。

 迷いに迷って。私はなるべくカッコつけて言い放った。


「教えてあげるわ。私達はね……淫魔フィリアと愉快な仲間達よ!!」

「フィリアさんそれはダサいです」


 ダサくない。


 こうして、淫魔フィリアと、フィリアを中心に集った4人は、聖血騎士団との正面衝突、決戦に臨む事となった。

 が、ここに至るまでの道中も、それなりに色々な事が起きた。それなりに色々な闘いがあったし、それなりに色々な出会いがあった。

 フィリアはまだ旅が始まってもいない、と言ったが。それでもやっぱりここに至るまでにはそれなりに色々あったのだ。

 そもそもの始まりはどこだったか。今でこそフィリアは4人の仲間(正確に言えば暫定仲間)を引き連れているが、最初は1人で故郷を飛び出したのだ。

 最初の出会いは……異様に目つきが悪くて銃を愛し祖母を敬愛するエルフだった。物語はそこまで遡る。

 いや、それよりも先に巨大な熊と殴り合いをしていた様な……。

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