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第3話︰森でレベリング


「ふわぁ〜。ん?もう朝か。意外と熟睡できたな。」

鳥のさえずりが聞こえ、目が覚めた。

そして、起き上がると体のあちこちが悲鳴を上げた。

(しょうがない、久しぶりにこんな硬いところで寝たからな。昔はしょっちゅうこういう思いをしていたのに。)


「今日はレベル上げの日にしようと思っているけど、とりあえず顔は洗いたいな。川も見つけて、飲み物を確保したい。あと、木の実あるかな。」

流石にお腹すいた。


「えっと、今は何時だろう。時計がないし。…あっそうだ!棒を立てて影で読めば良いのか。」


古代から時間を読むために伝わってきた日時計をやってみる。

ある程度勉強してきた中で、日時計の知識も培ってきたのでできると思う。


「棒を立てて、影を見る…。うん、今はだいたい7時ぐらいかな。」


思ったよりもまだ早かった。9時ぐらいかとは思ってたんだけどな…

まあ、日時計が教えてくれるしこれで時間の問題は解決だ。


「次は…森でレベリングか。」


早速森へ行こうと思ったが、どこから行こうか悩む。

拠点を見失うのもやだしな。


「じゃあ、今は太陽が東にいるから、西に向かうか。」

途中で太陽の向きが変わってくるかもしれないけど、そこはなんとかなるよね。


一応、『ヘンゼルとグレーテル』(夢で見た)みたいに印をつけるのはしたほうが良いかな。

どこから来たかわからなくなりそうだし。


決めたとおり歩いていくと、頭に魔石がついている小さな羽をつけたうさぎが現れた。

あれは……たしか、ウィングうさぎだ!


弱点は…さすがに覚えてないけど、たしか弱かった気がする。

でもあれは主人公の勇者見習いが倒していたからかな。

まあいいや、弓で一発射ってみよう。


シュッ


「キュ、キュー(×_×)」


「よしっ!ウィングうさぎも問題なく倒せた!」


そういえば、うさぎがキューって鳴くときは怖かったり苦しかったりするときに出すんだったよな。

心が痛むけど、成長するためだからしょうがない。


「角リスもウィングうさぎもスライムと同じぐらい雑魚キャラっぽいな。一撃で倒せたし。

あっ、矢を回収しなきゃ。これがめんどくさいんだよな〜。」


いつかたくさん買いたい。そのためにも…

「よし!Lv10まで上げるぞ!」


てくてくてく。

「あっ、ウィングうさぎだ。」


シュッ

「キュー(×_×)」


「矢を回収しよ。」


てくてくてく。

「次はツノウサギだ。」


シュッ

「キュ〜(×_×)」


「矢を回収しよ。」


てくてくてく。

「何あれ!?あっ、たしか闇狐だ。倒せるかな?」


シュッ

「コ〜ン(×_×)」


「よっしゃ!これも雑魚だったな。」


ピロンッ


「お?レベルアップだ。まだ、4匹しか倒してないのに。5匹かと思っていたのに。もしかして、闇狐はもらえる経験値が少し高いとか?ちょっと検証してみるか。」


少し歩くと、角リスがいた。でも今回は無視。

そうこう歩いているうちに闇狐を見つけた。


シュッ


「よし、倒せた。矢も回収しないとな。次々!」


てくてくてく。


「おっ、またいた!」


シュッ


「よし。」


てくてくてく。

「あー、ウィングうさぎか。無視無視。」


てくてくてく。

「…ウィングうさぎだ。」


てくてくてく。

「……角リス…」


てくてくてく。

「あーー!闇狐だ!!!」

闇狐は命に危機を感じ取ったのか、走って逃げてしまった。


「Oh 、Noぉぉーー!!!!!」


せっかく見つけたのに……(泣)


しょうがない、次だ次!


てくてくてく。

いたぞ!今度こそ静かに…


シュッ


「よし!」


これを何回か繰り返していき、5回闇狐を倒したところでレベルアップの音がなった。


「やっぱり仮説はあっていたのかもしれない。角リスやウィングうさぎを倒すともらえる経験値を1とすると、闇狐は2かな。」


一発で仕留められたから強さの違いはわからないけど。

これから進んでいくともっと強い魔物が出てくるかもしれない。

その時、わかるかな。


「おっと、そうだ。闇狐を見つけるのに手間取ってもうお昼ぐらいかもしれない。いったん、拠点に戻るか。」


ぐぅ〜〜


「あ…。お昼ごはん忘れてた…」

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