プロローグ
ジリリリリ!!!
「かずちん起きて!かずちん!」
一将「…………」
一将「今何時だ?」
「午前1時だからもう行くよ!」
一将「んじゃ、今日も走るか」
------------------------バイクにて----------------------
俺の名前は東 一将。○○地方てっぺんのチーム夢羅魔冴の2代目総長だ。○○地方のてっぺんっつっても○○地方の高校生ヤンキーのてっぺんだ。高校2年生にして総長やってることを何気に俺は誇りに思っている。どのくらい誇りに思ってるかってっと、俺の自慢の金髪天然パーマくらい誇りに思ってる。
秀次「ったく、かずちんってばほんとに起きねぇんだから苦 労するぜ〜」
一将「悪かったよ、俺、寝起きが悪ぃんだよ」
この少しワイルドな声をした背のちっこい銀髪スポーツマン刈りの髪型のやつ、西尾 秀次は副総長だ。俺がガキの頃からの知り合いだ。こいつにはいつもいつも助けられてっから頭が上がんねぇ。
翔斗「まぁまぁ、総長が時間通り起きないなんていつものことじゃないッスか」
一将「っか〜!舐めたこと言うようになったもんだな!翔 斗!」
そう言って生意気言ってくる青髪で、あのドラゴ○ボールの人造○間17号みたいな髪型をしたやつは北川 翔斗だ。
一年坊なのにうちの切込隊長で一番勢いがある。次の総長はこいつになるだろうと思っている。
佐助「それを見越して起こしましたので問題無いです」
一将「うっわ、佐助までそんなこと言うんかよ」
そう言って俺に冷たくしてくる長身で黒髪で前髪によって目が隠れてるギャルゲの主人公風なこいつは南条 佐助。うちのチームの参謀長だ。頭のキレ具合はあの〜えっと…なんだっけ…あ!そう!諸葛亮孔明よりも頼りになるやつだ。
一将「しっかしよ〜、やっぱみんなでパラリラするのは気持 ち〜な〜!風になったみたいだぜ!」
佐助「そのパラリラってのやめてもらえます?総長。中学2年 生の弟と同じレベルなんで」
翔斗「いやぁ、俺はかずさんのそういうところ好きッスよ!」
秀次「俺もかずちんのそういうところ好きだけど、パラリラ はっつー名称は考え物だと思うわ」
一将「まぁまぁこまけぇことは気にすんなや。好きなように 呼べよ」