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動き出す恐怖

 俺は逃げなかった。

 俺は逃げれなかった。

 

 もうどうでもいい。

 もうどうでもいい。

 

 まだ2時間くらしか経っていない。

 騎士団は間に合わない。

 

 もう無理だ。もう無理だ。

 対抗する策はない。

 もう無理だ。もう無理だ。


 アークデーモンが村に向かって動き出した。


 俺は後ろを振り返る。


 ああ…


 何故…


 俺は絶望した。


 村の入口のすぐ近くにある雑貨屋の前にメアリーちゃんとマライアさんとヘルベッソがいた。

 逃げ遅れたヘルベッソをメアリーちゃんとマライアさんが連れ出しに来たということか。


 ああ…


 殺されてしまう。


 メアリーちゃん。


 3人を見つけたアークデーモンが黒いブレスを放った。


「メアリーちゃん、逃げるんだー」


 黒いブレスが3人を襲った。


 もう終わりだ。

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