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鎮火のレクイエム
白色ウルフと騎士団がアークデーモンにやられ始めた。アークデーモンの鋭い爪の一撃のターゲットにされ、避けきれぬ者達は無惨に引き裂かれてしまっている。長い戦闘により、コボルト先生の大地の装甲の力がなくなっているのだ。
そんな中、奮闘しているのがサラマンダーだった。絶え間なくアークデーモンに向け火球を連発している。
救いがあるとすればアークデーモンの体長だろうか。最初は10m以上あったのが8m程度になり今は6m程度になっている。徐々に小さくなっているのだ。ただ、厄介なことに強さ自体は最初と変化はない。
そして、悲劇は訪れた。
アークデーモンのブレスが燃え盛る民家に直撃したのだ。
民家は消失し、当然ながら炎も消えてしまった。
炎はサラマンダーの原動力なのに。
サラマンダーの火球を吐く数が一気に衰えた。
ああ、イプーヤプー。
アークデーモンの攻撃がサラマンダーを襲い始めた。サラマンダーは必死で防戦するが、以前のような快活な動きはなくダメージは蓄積されていく。
ああ。
そして、とうとうサラマンダーはアークデーモンにべチョリと踏み潰されてしまった。




