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埋葬

 ああ、パテラが死んじゃった。


 首だけになっちゃった。


 俺の部下で厄災担当五英雄の魔法使いパテラが死んじゃった。金にがめつく、アリシャに色目を使うエロジジイだったけど、魔法の腕はピカ一で、孫を思いやる中々イカしたジイサンだった。

 

 ああ、パテラと過ごした楽しい日々が思い浮かぶ。パテラには将棋を教えてやったけ。佃煮海苔魔法にも興味津々で、よく佃煮海苔食わしてやったけ。喧嘩して合気でぶん投げたこともある。俺は雷をくらったが。ああ、パテラ死んじゃったんだ、首だけになっちゃったんだ。


「レン、しっかりしろ」

 

 アリシャが声をかけてきた。


「私が言えたぎりではないがここは戦場だ。人が死ぬのは当たり前。私がパテラを埋葬する。レンはそこで見ていろ」

 

 アリシャはそう言うと地面に穴を掘り始めた。

 一生懸命、一生懸命、穴を掘る。

 

 人の首が埋まるくらいの穴があいた。


 アリシャがパテラの生首を丁寧に穴に入れ土をかけ埋めた。


「私も哀しい。奴とは五英雄の仲間だったからな。弔おう。それしかない。レン、一緒に弔おう」


 俺とアリシャはパテラを弔った。

 

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