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激戦

 マシュー君、バルガス、カマラの3人はルバインと剣を撃ち合い始めた。激しい戦闘の幕開け。今のところ、その実力は拮抗している。マシュー君の素早さとバルガスのパワーを活かした攻撃の合間に、カマラがそれを補うかのように攻撃を繰り出している。ルバインはそれをいなしながら反撃していた。

 

 一方、アークデーモン戦の方は少々まずいことになってきた。黒色ウルフがやられ始めたのだ。最初は100匹位いたのが、今は50匹位しかいない。


 シュバイツは魔力が枯渇したのか正宗による近接戦闘をしている。

 パテラの号雷もクールダウンに入ったようだ。


「イプー俺達もいくぜ、マグマの意地を見せてやるイプー」

「ヤプー犬っころも数減ってきたしなヤプー」


 そう言うと、なんとイプーとヤプーは合体した。


 体長3m位の火に包まれた巨大な赤いトカゲが現れた。

 

 これがサラマンダーか。


 サラマンダーは四足でシュルシュルとアークデーモンに近づいて行くと、その口から50cm程度の火球を何発も吐き出した。至近距離からの攻撃がアークデーモンの黒い巨体を襲い、激しい爆発が巻き起こった。その爆撃により、アークデーモンは動きを止めた。


 そこにまた復活したパテラの号雷とシュバイツの稲妻が放たれた。雷鳴が轟き、アークデーモンに容赦なくほとばしる。


「アリシャ、恐いなら逃げてもいいよ」

 

 俺は膝を抱えてブルブル震えているアリシャに優しく言った。


「レン、私にはエルフの誇りがある。逃げ出すことはしない。しかし、今は、恐くて動けない」

 

 アリシャは青ざめた顔で言った。


「恐いのは俺も一緒だよ、アリシャ。ジャックスもマイケルもスイフトも死んじゃったし。無力に戦況を眺めることしかできないし。俺は一体どうしたらいいんだ」


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