闇を焼き払え
青白い稲光とともに、凄まじい爆発音が辺りに鳴り響いた。パテラの号雷がアークデーモンの頭に直撃したのだ。しかも5発連続。アークデーモンは10m以上あるから、その頭もパテラ的には的として狙いやすいのだろう。しっかりと直撃させている。
アークデーモンの頭からモヤモヤと漂っていた煙が晴れる。
しかしやはりというべきか、アークデーモンは無傷であった。
「流石、魔王だな。あんな苛烈な攻撃をされてもビクともしない。それでも、それでも、私は行かねばならない。キルギス村は私達の住む村、人に任せきりというのは性に合わない。私も攻撃に参加する」
カマラが情熱的に言った。
「ヤプー人間なんて弱っちいから、すぐ死んじまうぞヤプー」
「イプーカマラ、ちょっと待ってくれイプー」
ヤプーとイプーがカマラに訴えかけた。
「ヤプーにイプー、世話になった。あなた達から授かったこの力今こそ、あの魔王にぶつけさせてもらう。もう私のこの燃え盛る闘志は抑えられない。村を守るためならばこの命、マグマにでも変えてくれよう」
「ヤプーしょうがねえ、俺達もやるしかねえかヤプー」
「イプー名前をもらっちまったからな、上位種なんかに負けてらんねえイプー」
「ヤプーレン、盛大に火を燃やすぞヤプー」
「イプー燃やすもんを用意しろイプー」
「どういうことだ、燃えるもんなんてこの場にあったけ」
俺は考えながら言った。
「レン、四次元籠に松明が何本か入っているぞ」
話を聞いていたジャックスが言った。
「ヤプーとりあえずそれでいいヤプー」
「イプーもっと燃やすもん探してこいイプー」
4本の松明にイプーとヤプーが火を吹きかけた。松明に火が灯される。
「ヤプーもっと火種を増やせヤプー」
「イプー火が俺達の力になるイプー」




