厄災担当五英雄
ハンターギルドには俺が雇った5人が集結していた。
まず、佃煮海苔で雇った赤いトカゲ、ヤプー。
そしてこれまた、佃煮海苔で雇った赤いトカゲ、イプー。
次に金貨50枚、地剣ディフェンダーを携えた地の精霊コボルト先生。
4人目は狂乱のクッコロ、エルフのアリシャ。金貨85枚。
最後を飾るのは金貨210枚、魔法使い号雷のパテラ。
「ヤプー俺はヤプーなんて名じゃないヤプー」
「イプーなんでカマラはいないんだ人間イプー」
ヤプーとイプーが不満気に言った。
「ヤプーとかイプーって語尾につけるからヤプーとイプーなんだよ。分かりやすくていいじゃない。あとカマラは防衛団の副団長だからな五英雄ではない」
俺は諭すように言った。
「そやつらはサラマンダーの子供じゃぞ。馬鹿にしとると焼かれるぞお前」
パテラが俺に軽く注意した。
ええっ、ヤプーとイプーってサラマンダーなの。始めて知った。
「ヤプー親分が皆に迷惑かけるからって寝ちまってさヤプー」
「イプー俺たちゃサラマンダーの力があんまねえのさイプー」
「私はサラマンダーとは相性がいい。マグマは地で眠るものだからな、ヤプーイプー私の肩に乗ってみなさい」
コボルト先生がヤプーとイプーに肩を差し出した。
ヤプーとイプーがコボルト先生の肩に這い上がる。
「ヤプー気分が安らかになるぜ地の眷属ヤプー」
「イプー俺はカマラの方がいいぜイプー」
「ハハハ、カワイイ奴らだ」
ヤプーとイプーとコボルト先生は邂逅を楽しんでいた。
「くっ殺せ」
それを見ていたアリシャが呟いた。
「おいおい、物騒だな。意味分からないよ。ヤプー達、楽しんでいるだけだろ」
俺はアリシャに疑義をていした。
「私というかエルフ族は植物属性なのだ。地の眷属コボルト先生の肩の上でまったりと癒やされるべきは私だ。まるで地から植物が生えるようにこの身体包んでもらいたい」
「醜い嫉妬だよ、それは。皆仲間なんだからさ。仲良くやろうよ」
俺はアリシャを宥めた。
「それなら、わしの肩の上に乗りなさい、女エルフよ。わしがお前を包んでやろう。ほれ」
パテラが下心丸出しで言った。
「それはセクシャルハラスメントだな」
「屈辱だ、こんな老いぼれ爺に乗るなど。レン、このエロ爺をクッコロせ」
厄災到来の忠告から実に4ヶ月が経過していた。




