28/100
バルガス改
「次は俺の番だな。マシュー代わってくれ。部下の仇をとらなくちゃならねえからな。お前とレンは倒れてる連中にポーションをかけて応急手当してやってくれ」
バルガスが言った。
「分かりました。バルガスさん、あとはお任せします。さあ、レンさん、ポーションをお願いします」
マシュー君は何事もなかったかのように俺に言った。
俺はマシュー君の言葉に結構傷ついたんだけど、誰か俺の心にポーションを振りかけてー
「じゃあ、いっちょやるか。俺はマシューみてえに素早くねえからよ、パワーだパワー。この筋肉は見かけ倒しじゃねえぜ」
バルガスはバトルアクスを大きく振り上げた。
ハイゴブリンはそれを手で持った棍棒で防ごうとする。それを見るとバルガスはそのまま力を溜める体制に入った。
怒りを溜め込んでいるのかもしれない。
3.2.1.0
カウントダウンが終わる。
「ドカン」
バルガスの凄まじい打ち落としが棍棒を吹き飛ばし、そのままハイゴブリンを縦に両断した。
「もう一匹、殺らしてもらうぜ。今度は横だ」
バルガスがバトルアクスを地面と水平に構える。
ハイゴブリンはそれに構わずバルガスに突っ込んだ。
「弱えな」
そう言うとバルガスはバトルアクスを振り抜いた。
ハイゴブリンの胴が真っ二つに切断された。




