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探索
出発からすでに8時間以上が経過していた。
途中、昼食をはさみ俺達は探索を続けている。その間、可哀想な一般ゴブリンがどれだけ現れたことだろう。姿を見せたが最後。全匹、バルガス自慢のバトルアクスの餌食となった。
しかし、ハイゴブリンは未だ姿を現さない。笛の音も聞こえてこないので他の組もまだ遭遇していないのではないか。
「そろそろ野営の準備でもするか。さっきの木があんま生えてねえ草むらにしよう。あそこなら敵が来りゃすぐ分かるからな。見張り1人いりゃあ、十分だ」
バルガスが暮れゆく夕日を見ながら言った。
「そうですね。戦闘は全てバルガスさんにお任せしてしまいましたので僕とレンさんに準備は任せて下さい。ほらほら、役立たずで無能なレンさん、草取り開始ですよ」
マシューが人を小馬鹿にした口調で言った。
普段の俺ならマシューのこの生意気発言にカチンときてるところだが俺の心は今、寛大だ。貴様を許そうマシュー。貴様が俺を怒らせ俺が佃煮海苔を放つことを狙っているのはみえみえ。なんとも浅はかなことよ。その手には乗るまいマシュー。
しかもだ。俺は本当に生み出しちまったんだよ究極魔法をな。ハイゴブリン相手にぶっ放してやる。貴様の驚く顔が見物だよ、マシュー坊や。
クククッ。




