第一章残留物③
入って第一に思ったのは、予想通りと言う名の杞憂だった。
「はぁ」
大きく溜め息を吐く茜は、思ったのだったおそらく
ここに硝子をわった犯人グループは、いないなと、
すると茜は、ゆっくりと校長の耳元まで来てくるや告げ口をする子供も様に小声で言った。
「貴方 私を図りましたね...もういいです。予想通りですから」
ヒイィィィと情けない声を出した校長は、熟練林檎の様に頬を赤くさせもう何も言わなくなった。
少々放心状態の校長を置き去りにしてスタスタト茜は、前に向かう...
「こんにちは!! 皆さん 私は、西園寺茜と言います 今回は、とあるお話をする為に
ここまで来ました。」
同様する生徒達それもそうである。 あのかの有名ないや町の噂物である。 魔女がこの
学校にわざわざ出向いて来た 発想豊かな子供達は、少なからず思った「まさか生け贄を...」その様な考えが少しずつ体育館全体に広がった。
「さて突然ですが 皆さんに問題です。
私は、何の仕事をしていると思いますか?
自由にどうぞ...」
先ほどの様にこじょこじょと話をしていた生徒達が一斉に話始めた。
「警察? いや魔女? 分からないね」
「そうだね」
そんな声がちらほら聞こえた茜は、まるで学生時代に戻った気分だった。
「誰か分かる人は、居ませんか?」
その時だった体育館のドアが行きなり開いた。
「おい 講演は、終わりだ... 何故何故...貴女がここにいるのですか? .... 茜さん...
事務所にも居なかったまさかとは、思ったけども...」
「なぜ竹澤警部が...」
会場に居た全ての人が思ったやはりこの茜の
名乗る人物は、カタギノ人か...警察官なのか?
と思ったが竹澤警部の一言で空気が一変した。
「茜さん 本当にあなたは、運が良いのか?
悪いのか? 本当に何とも言えませんね。」
「おや」となにかに気が付いた竹澤は、急に校長の方に詰めてきて自己紹介を始めていた。
「おっと名乗ってませんでしたね警視庁捜査一課の竹澤と言います。少しお話があります さぁさぁこちらに」
急に来た 警察捜査一課の刑事に動揺する校長 本物の刑事が来た事に興奮を隠せない児童達 茜も硝子を割った犯人なんてどうでも
良くなってしまった。
「茜さんも来て下さいよ~」
竹澤警部に呼ばれ 体育館の外に出ようとした時誰が先ほど茜が出した問いの答えを出した。
「あ 分かった お姉さんは、探偵さん?」
茜は、その答えにグッドザインを出したそれを見た 児童達は、興奮のあまり騒ぎ始めた。 そんな児童達の興奮薬物となった茜は、竹澤警部に案内させられ現場に行くこととなった。
「そう言えば、何かを忘れている様な気が
まぁいいか」
そう 渡り廊下で独り言を言う茜だったが
流石に茜は、目立つ はっきり言えば、爆弾に近いそんな物の扱いを間違えば、ズドンと
なることを恐れているのが竹澤警部だった。
「こら 茜さん 早く行かないと」
「はい 今行きますよ おー カクレクマノミにこっちは....」
「はいはい 茜さん 行きますよ」
やはり 先ほど言った茜は、爆弾これは、正しく言えば、好奇心と言うなの爆弾だ
そんな危険物は、違う好奇心に目を向けさせないと大変なことになってしまう。
そんな彼女を慣れた手付きで事件現場に引っ張る竹澤警部。
「茜さん 私は、発見者に話を聞かないと行けないのでこの辺で...」
「分かった!! じゃーねぇ!!」
大きく手をふる茜は、だった。




