高校に入ることになった経緯
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中学3年のおれ。勉強普通、運動普通、ただとても貧乏だった。
今日もパンの耳をたべている。前は空腹だったけどそれも慣れた。
親はふたりとも元気だ。ただ働かない、いえにお金入れない、
毎日おれは新聞配達のバイトをしながら中学校に通っていた。
そんな時に、両親はこれまでにみたことのない笑顔で話しかけてきた。
「ねえ、あおい高校決まった?」
と。
普段から仲の良い二人だったが、こんなに息がそろっているのは初めてだった。
2人が見せてくれたのは、
Power to live high scholl
通称PL学園と呼ばれる謎の高校のパンフレットだった。
そこの倍率は0.
つまり応募すればだれでも入れるわけだ。
しかも寮生活!おれにはうれしすぎる
しかも3年間は音信不通。
しかも在学中は親がお金を毎月もらえるらしい。
たぶん両親はこれが目当て
そして、この学園に3年通った人たちはすべて、
「入ってよかった!知り合いはみんなPL学園にいれたいぜ!」
と口をそろえて言うというびっくりな高校。
しかもなぜかみんな学力が大幅にあがり、語学堪能になり、筋肉マッチョになっている。
しかも日本にとっていなくてはならない人材ばかりだ。
ただ、それとは対照的に、一切の取材が禁止で、中の様子をしゃべった場合は、
罰金1000000000000000円で、学園の卒業生はもしその発言を見つけた場合は報告しなければならず、もしその人を捕まえたら罰金の一部が手に入るという。
よって恐ろしくてだれも口をわらないのだ。
そして俺は両親の金目当て(自分の願いでもある)で、島流しならぬ学園流しにあって高校にはいることになったのだ。