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追憶のノスタルジア  作者: 壮佳
第三晶
17/18

実力試験



昨日と変わらぬ通学路。

こちらを見て、ひそひそと話を立てている生徒たちも、昨日と変わらない光景だ。


しかし、燐慟の隣にはセーラー服を身に纏い、頬に朱がさしている少女が歩を並べている。




「がっ、学園では、あたしが燐慟様を、お護りしますので、あ、安心してください」


「……………」


何人(なんぴと)たりとも、燐慟様には手を出させませんので」


「……………」


「ふ、ふつつか者ではありますが、この命に換えても、燐慟様をお護りし…………いひゃい!?」



その少女の頬を引っ張ると、ようやく言葉の窓を閉じたようで、燐慟はその手を離した。




「うるさいし、重い。俺の身は俺で護る。お前は自分の心配だけしていろ。ここは──戦場だ」




すると、先ほどまでの表情とはうって変わって、いつになく真面目な顔のユリ。


どうやら、理解したらしい。




「……あ、燐慟様──」


「お、リンドウじゃん。おはよう、ってその子誰?」



突然、左から声が降り注いだ。


聞き覚えのある声。



──蓮だ

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