第一話
「じぁあね、優一」
「おう、じぁあな」
二人は帰る道が別で家も結構遠い。
「今日の優一なんかおかしかったなぁ」優一の事を考えてる内に家についてしまった。
ガチャ。いつも聞きなれた音とともに扉がひらく。
「お母さんただいまぁ!」
「あー南!優一くんきてるわよ!」
「え?」
「南の部屋に上がらせたからね」
「嘘!」
南は急いで自分の部屋にいった
「あ!南いくならお茶を!あの子ったらもう、恥ずかしがることないのにねぇ」
自分の部屋ついた
「どうして?なんで?」
頭が追いつかない。
「いるのよね?よし!」
ガチャ
扉が開く
「優一、なんか用でも?」
「いやぁ、あのさ、今日」
「今日?」
「そう今日、あの、自分から遊ぶ約束してたのに行けなくてゴメン‼︎」
「は?え?なに寝言いってんの?遊んだじゃない」
「え?寝言いってんのそっちだろ?俺マジで用事で遊べなかったんだから!」
「じゃあ今日遊んだ優一は一体」
南は今日遊んだ時に撮った写真を思い出した
「そうだ、今日遊んだ証拠として写真見せるか
ら」
南は携帯を開き、優一にみせた。
「え?俺写ってないじゃん」
「え!嘘!本当だ写ってない…」
「…………」
「…………」
「やばくね?」
「うん」
二人の心は黒い布団にくるまれた…