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ぼっちが今世界に飛び出しました  作者: 紅茶
-始まりの約束~start agreement~-
1/11

プロローグ

進むのが、比較的遅いので、ご理解願います。

初めてのラノベなんで、緊張します。

随時更新しますんで、どうか今後もよろしくお願いします。

「ぼっち」


俺にはそんな言葉がお似合いだろうか。

2014年6月15日14時14分14秒現在、俺、寺本は孤立していた。

今は、授業中。

ここ、二年間授業中でさえ、喋りかけられたことはない。

不器用ながらも、決して喋れないということではない。

ま、原因なんて幾らでもある。

例えば...


キーンコーンカーンコーン


おっと、もう休憩時間か。

皆は、この時間が来ると、とても喜び合っていたが、俺は違う。

そう、原因の主な一つが、これである。


「テーラーモート。今日も金貸してくんない?」


先生が近くにいるというのに、「よくもまぁ、堂々と言えるものだ」とは思わない。


「えぇ、でも..」


少し嫌がる素振りをする。

誰だってジリ貧は嫌だろ?


「おいおい、俺達、お前の数少ない友達じゃん」


とニタニタしながら、男子数名が俺の足を蹴ったり、踏んだりしてくる。

ここでの抵抗は、何を意味するか?

答えは...


violenceすなわち暴力。


俺には絶対にできない。

昔、その数少ない友達に助けを求め、どうなったか...


助けを求めた俺が、一番わかりきっている事だった。


だからこそ、奴らには、金を渡すしかない。

だが、あいにく今日は、持って行くのを忘れてしまった。

とりあえず、


「金がない。そのかわり何でもするから...」


と空の財布を見せ、一応真実を言った。

当然、信じるはずもなく、


「おい、あれ持ってこい」


先程の寺本の弱々しい声とは正反対にドスの効いた声。

あれとは、ペナルティとして吸わせる為の煙草。

俺は、煙草がある影響で大嫌いだったのだ。

大嫌いだと知っていて、喫煙を強要させるこの少年は、理事長の息子。


煙草は、周知の事実。


先生までもが、黙認している。


誰も手出しはできない。


それよか、傷でもつければ、即クビという現実である。

これには、黙ってられない。


「煙草はやめて。お願い。宿題はするら、ね」


「宿題とか」「真面目でーすーか」

なははは、相次ぐ笑い声。


いや、嘲笑か。


「んじゃ、いつものやれ」


理事長の息子は言う。

小さい声で「いや、でも」


「やれ」


親の権力を借りて、冷淡に言う。

いつものとは、裸になり、火あぶりや生傷をつけ、ネットにアップしながら、楽しむのである。

ただの犯罪行為。

強制的に脱がされる。

火あぶりなんてたまったもんじゃない。


「...誰か、助けてよ」



誰も聞いてくれやしない。


誰か助ければ、人生が変わったかもしれない。


もううんざりだ。


ふと、考えが変わった。

ずっと考えていたある事に直面した。


必要なのは、一握りの勇気。


そう決心し、男子数名を押しのけ、ある所へ向かった。


・・・

ついに、来てしまった。


いや、この日はいずれ来ただろう…


俺は、三階の図書室の裏側に来ていた。

これで、死ななければ、また酷い地獄のような世界が待っているだろう。


まぁ、世界が変わるとは思いもよらなかったがな。


死ぬのは怖い。


今も、死んだ人の悲しみなんて、忘れたことはない。


でも、「死ぬ」という可能性にかけ、窓から見下ろした。

その風景は、別にいつもの風景であった。


「綺麗だな...」


自分自身も驚き、1コンマ置いてつい本音が出てしまった事に気が付いた。

最後の風景だからだろうか...


「こんな生活もうやめよう」


誰かが語りかける声。

無論、これが異世界に行くきっかけになるのだが、気のせいだと思い、窓に手をかけた。


さぁ、逝こう。


飛び降りた。


あちこちから悲鳴が上がる。

それとは関係なしに、


「貴方がいるべき世界はここじゃない」


とまた、語りかけ、落ちている途中にも関わらず、目が焼けるほどの眩しすぎる光に飲まれた…。


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