第95話 甲府ダンジョン・5層ボス 2
シラユキが何か作戦があるとのことで、シエルとオニキスを一旦下がらせた。
グギャギャギャァーーーー!!
と斬撃の雨を受けきったゴブリンキングは結構見た目はボロボロなのだが、
まだまだ元気があるみたいで、俺たちの方に向かって仲間を召喚しつつ、
突っ込んできた。
「シラユキ!!頼むぞ!!」
ワンワン!!
『何をするんだろう?』
『どんな感じに倒そうとするのかな?』
『何か・・・想像がつかないな』
と視聴者たちもシラユキが何をするのか興味津々だ。
本当に何をするのか俺も分からないんだからな。
「何をするのかな?」
ヒン?
ぽよん?
ピィピィ!!
「どうしたナイト?お前は何をするのか分かっている感じか?」
ピィ!!
とナイトはシラユキがすることを分かっているのか俺たちの周りを炎をで囲みつつ、
自分自身も炎を体に纏っている。これってもしかして・・・
となんとなく俺はシラユキがやろうとしていることが何となく分かったと同時に
シラユキが仕掛けた。
ワオ~~~~ン!!
バキバキバキバキ!!
と遠吠えしつつ、シラユキの周りから氷が発生した。
と思った次の瞬間。
ガキ~~~ン!!
「嘘・・・」
『スゴ・・・』
『綺麗・・・』
『これはヤバい・・・』
周りが一瞬でカチンコチンに凍ったのだ。
俺たちはナイトの炎のおかげで守られたが、ゴブリンキングと配下のゴブリンはまともにくらって氷像と化していた。
「これは・・・凄いな」
ハァ・・・ハァ・・・
「大丈夫か?シラユキ。よいしょ」
と息切れしているシラユキを抱えた。
これは・・・魔力切れを起こしているみたいだな。
「けど、お前の力のおかげでゴブリンキングは動くことができない。本当によくやったよ」ナデナデ
ワフ♪
ヒヒン!!
ぽよんぽよん!!
ピピィ!!
とシラユキを俺が撫でて、シエルたちもシラユキをめっちゃ褒めている。
嬉しそうな顔をして尻尾を振っているけど、俺が抱えているからバシバシ当たっているんだが・・・。
「それで・・・これからどうしようか?」
『倒したことには・・・ならんもんな』
『けど、氷像になっているしな』
『この状態からどうするんだ?』
「1つは4層でやったシエルとナイトの合体技の炎の竜巻でぶっ飛ばすか、オニキスの触手で上に持ち上げて落とすかのどっちがいいと思います?」
『・・・見栄えを考えると合体技じゃない?』
『他に合体技ってないんですか?』
「ないですね」
ぽよんぽよん!!
「どうしたオニキス・・・ってえっ・・・」
『うわ・・・』
『オニキス君凄すぎない』
『本当にスライムなのかな?』
俺がオニキスの方を見たんだが、これって発射台かな?
オニキスが横に伸びて両側の岩に触手を伸ばして、パチンコみたいな感じになって、
そこにシエルとその背中にナイトが乗っている。
これって何を今からするのかな?
「これで・・・倒せるのかな?」
ぽよんぽよん!!
ググググ
とめっちゃ伸ばしている。これでどうするんだと思っていたら。
ヒンヒンヒン!!
ビュウウ!!
ピピピピピィ!!
ボオオォ!!
とナイトが風を纏いつつ前を槍というよりドリルみたいな形にして(この時点で羽が生えたユニコーンみたいだな)、そこにナイトが炎を全身纏わせたのだ。
これって結構威力高そうだが。
『これってヤバくない?』
『どれくらいの威力になるんだろう』
『ちょっと楽しみな自分がいる』
『・・・これって5層のボス戦なんだよなぁ』
「本当にボス戦なのかって疑うレベルのことをしているけど・・・いつものことだから気にしないでおこう」
何か緊張感がないけどいつものことだから気にしないでおこう。
「・・・準備は大丈夫か!?」
ヒヒ~~~ン!!
ピィィ!!
「・・・オニキス!!ゴー!!」
ぽ~~~~よん!!
とオニキスは2体を氷像と化しているゴブリンキングに飛ばした。
ビュビューーーン!!
という勢いで突っ込んでいった結果は・・・凄いな。
『これヤバ・・・』
『綺麗に穴が開いた・・・』
『貫通しているじゃん』
見事に氷像と化しているゴブリンキングのお腹をぶち抜くのだった。
綺麗な断面が出来上がっている。どんだけの威力なんだろうな。と思ったら。
ぽぽぽよん!!
ドガシャーーーン!!
「弾いた勢いのままオニキスも時間差で突進したんだが」
『ストライク!!』
『ゴブリンキングがバラバラだ』
『某ウルト〇マンでこんなのあったような』
と思っていたら、ゴブリンキングのバラバラの遺体が消えて魔石が出てきた。
ってことは・・・
「これで・・・5層攻略完了だ!!」
ヒヒ~~~ン!!
ぽよ~~~ん!!
ピピピィ!!
ワフ。
これにて甲府ダンジョンの5層を完全攻略だ!!
「探索者になってから4か月か・・・これって遅い方かな?」
『ソロでの突破なら早い方だよ』
『しかも・・・協会関係や隠れつつ配信していたからダンジョン攻略バラバラだった中での4カ月だからな』
『十分すぎると思う』
『とりあえず・・・おめでとう!!』
『シエルちゃんたちかっこよかったよ!!』
とお祝いのコメントが結構来ている。
これで・・・F級からE級へ昇格だ!!




