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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第86話 ストーカー対策のアイテムとストーカー野郎の自爆?

皆が泊まり、次の日には全員帰っていった。


健太はパーティーでの探索を。


真奈美と瑠莉奈はその次の日が学校のため実家に戻り、


遥人は仕事のため会社に。


翠は何と静岡ダンジョンの時に指導した3人娘とパーティーを組んでいるらしく、その子たちとダンジョンに行く予定があるため。




「一気に静かになりましたね」


「あんなに人がいたから仕方ないわよ」


「明日、俺は配信のため外に出ますけど、足立先輩は?」


「私は仕事を探しつつ、ちょっと買い物するわ」


「・・・遥人から渡されたのを使うんですね」


「えぇ」




遥人が昨夜渡したものそれは・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昨夜




『これは一体?』


『これは、子供が欲しがるアイテム。名付けるなら変身アイテムってところかな』


『『変身アイテム?』』


『もしかして・・・これを使って変装するってこと?』


『久保田さん正解!!足立先輩はそのアイテムを腰につけてボタンを押してください』


『・・・分かったわ』




と足立先輩が遥人が持ってきたアイテム(見た目はベルトで、真ん中にボタンのようなものが付いている)を腰につけてボタンを押した。すると


ピカッ!!と全身が光ったと思ったら・・・




『『『・・・えっ?』』』


『何?みんなどうしたの?』


『唯華先輩・・・これ』


『ありがと翠ちゃん・・・これって私?』




めっちゃ姿が変わってびっくりしている。


見た目が清楚だった足立先輩がギャルっぽい感じになったのだ。




『これなら、足立先輩ってバレないでしょ?』


『これは凄いわね。ありがとう細川君』


『いえいえ』


『このアイテムは結構すごすぎじゃない!?』


『実際費用はどれくらいかかったんだ?』


『ざっとこんな感じ』




と遥人が見せてくれた領収書には、「58万」の文字が。




『高いと取るべきか安いと取るべきか』


『魔石も使っているのよね』


『そうだぜ』


『なら・・・安い方だと思う。安くしてもらった感じなの?』


『アカネちゃん効果ってやつだ』


『・・・汐里には後でお礼の電話を入れよう』


『それがいいかと』




このアイテムを作っている会社の人たちが東城アカネのファンが多く、サインを渡したことで割引してもらえたらしく、本当は100万はするアイテムなのだ。




『これなら、視線に怯えずに済みそうね』


『本当に良かったですね』


『お礼だけじゃなくて、困ったときは絶対に助けよう』




と決心する足立先輩だった。


見た目がギャルだからちょっとそのセリフは似合っていなかったが。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「このアイテムのおかげで、あの人の視線から逃げられると思ったらね」


「今も探しているみたいですし、気を付けてくださいね明日は」


「それは私のセリフだよ。ダンジョンの方が危険なんだからね」


「そうでしたね」


ヒン!!


ぽよん!!


ワンワン!!


ピィピィ!!


「・・・みんなが守ってくれるみたいね」


「ありがとうな。これからも俺と一緒にいてくれるよな?」


ヒン♪


ぽよん♪


ワン♪


ピィ♪




と全員の頭を撫でるのであった。・・・めっちゃ手が疲れたけどね。




「明日は山梨なのよね?」


「はい。明日は配信で4層のボスまで行こうかなと考えていますね」


「ダンジョンの攻略を頑張るんだね」


「頑張るっていうよりは、この子達がダンジョンの中で成長していくのを見るのが楽しいだけですよ」




ちょっとした父親目線になっているが、この子達と一緒に頑張る楽しさってのがどんどん大きくなってきているんだよな。それに。




「・・・ここだけの話ですけど、ダンジョンでの稼ぎも結構よくて」


「どのくらいなの?」


「前回3層のボス戦だけで40万」


「・・・確かに普通に働くのが馬鹿になるぐらい稼いでいるのね」


「俺の前の職場の給料の実に2.5倍以上ですからね、ハハハ」




プラス広告収入や会社での利益も相まって、1ヵ月の稼ぎ金が前職の約1年分の給料とほぼ同じに近いんだぞ。これはもうやめられないわ。




「うん?」


「どうしたの?」


「遥人から電話がかかってきたので出ますね」


「分かったわ」


「・・・もしもし遥人。どうしたんだ?」


『・・・捕まったんだよ』


「捕まったって誰が?」


『足立先輩をストーカーしていた奴だよ』


「ちょっと待て」




とスマホをスピーカーに設定し、足立先輩と一緒に聞いた。




「捕まったの?細川君」


『はい。足立先輩が見つからなかったことにイライラが堪ったみたいで』


「何で捕まったんだ?」


『・・・足立先輩の実家に不法侵入した』


「それは・・・」


「お父さんとお母さんは!?」


『どうやら、誰もいない留守のところを狙ったみたいで』


「それで誰が通報したんだ」


『足立先輩のお母さんが、家の中に誰かいるって帰ったときに気づいたみたいで警察に連絡した結果・・・バレたってことだな』


「悪いことをしたら天罰が起きたってことだな」


『そうだな。もしかしたら足立先輩に警察から事情聴取の連絡がくると思う』


「俺が明日は山梨の方に行って配信するから、ダンジョン行く前に警察に送るよ」


「ゴメンね。波多野君」


「これぐらいどうってことないですよ。ありがとな遥人」


『どうってことないって・・・アイテムは無駄になっちまったがな』


「いずれ役立つからいいだろ別に」




って感じで電話を終了するのであった。




「まさかの不法侵入って」


「何か拍子抜け・・・ってあっ?」


「どうしましたか!?」


「ごめんなさい。気が抜けてホッとしたからなのか、力が抜けたみたい」


「・・・本当に良かったです」




こうして、足立先輩のストーカー野郎は自爆した結果、成敗されることになった。

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― 新着の感想 ―
こんばんは。 珍しく警察が仕事したみたいで何より。
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