第83話 甲府ダンジョン3層ボス戦・2 そして・・・・・
シエルは考えた。
どうやったら、主(優馬)に褒められるのかを。
一番は自分が傷つかないこと。主は自分たちのことを第一に考えてくれているから、
いらない心配をさせないようにしたい。
相手は火と風の魔法を使ってくるが、火属性の魔法は水で打ち消して、風の魔法はこっちの専売特許のため余裕の戦いなのだ。
どうやって勝とう・・・新技を使ってもいいかもしれないけど、主やシラユキたちの戦いの邪魔になっちゃうかもしれない。吹っ飛ばしちゃってその先に主たちがいたらって考えたら使用はできないなぁ~~~。
う~~~ん?・・・あっ!!主とオニキスが1体倒した!!
・・・そうだ!!さっきの主の技を真似てみよう!!
グググギャ!!
ボォ!!
というゴブリンメイジが炎の大玉を飛ばしてきた。全然通じないから力任せで来たな
そしたら・・・これを!!
ヒヒ~~~ン!!
ビュン!!スパッ!!
ギャッギャッ!?
とシエルは優馬が光の斬撃を飛ばしたのを見て、風の斬撃を作ることに成功したのだ。炎の大玉を真っ二つにして、そのままゴブリンメイジも真っ二つにしたのだった。
ヒヒ~~~~ン♪
訳<新しい技が増えた!!やったよ主!!>
とシエルが完全勝利をしたと同時に。
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シラユキは考えた。
相手の気配は匂いは完全に消えていないから見破ることができる。
けど、氷の魔法を使用する前に動くため決定機を逃している現状だ。
自分を拾ってくれて家族のように育ててくれて、自分を信じてくれている主様のためにもここで負けるわけにはいかない。
ヒヒ~~~~ン♪
どうやらシエルちゃんが敵を一体倒したみたいだね。
私だって負けないぞ!!
だけど・・・どうやってあいつ(ゴブリンアーチャー)の動きを封じようかな?
魔法を発動しようとしたら、すぐに逃げるからな。
う~~~ん?
そうだこうすればいいんだ!!
とシラユキがとった行動は、周り全体を氷で覆うことだった。
大体半径2・30mぐらいが氷で覆われた。
ゴブリンアーチャーも何が起きたか一瞬分からなかったが、やることは変わらないと狙いをつけた。
シラユキもそれに気づいて、矢を躱し突っ込んでいく。
それを避けようとした次の瞬間。
ツルン!!
ギャギャ!?
地面が氷で凍っていたのに気づかず滑り転げたのだ。
すぐに体勢をと思っていたみたいだが・・・
ワンワン!!
ザシュ!!
ギャーース!?
氷の足場を綺麗に滑りながら接近してきたシラユキに気づくことができず爪攻撃で引き裂かれて倒れるのであった。
ワオ~~~ン♪
訳:<主様!!私やりましたよ!!>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「シエルは新技を、シラユキは頭脳で敵を倒したのか」
片や新技を生み出し、もう片方は頭脳で敵を倒す。
どっちもすごすぎてびっくりしているし、なにより・・・
「シエルの新技の威力で壁に跡が残っているのと、シラユキの周りエグいな!?」
この子達強すぎませんかね!?
そういえばオニキスは・・・
ぽ~~~よん!!
ドン!!
ギャギャ!?
と今オニキスがゴブリンソルジャーを体当たりで吹き飛ばして倒したところだった。
めっちゃ体当たりしていたのかな?ゴブリンソルジャーの盾も体もボロボロだったぞ?
ヒンヒン!!
ぽよんぽよん!!
ワンワン!!
「お前たち・・・凄いな!!」
と俺に向かって褒めて褒めてときた従魔たちを一体ずつ撫でるのであった。
こうして、3層の攻略することができた俺たちは魔石を拾いポータルを使用して戻るのであった。
その後、隠れつつ換金をした結果は。
「めっちゃ高く売ることができたな」
全部の魔石のランクがBで4つとも中魔石のため、売上は43万、そこから税を引かれた結果、35万を受け取ることができたのであった。
そして、家に帰ってきたのだが・・・さっきから寒気がするんだよね。
何でだろ?
と思いつつ、家に到着した俺が目にしたのは。
「これって健太の車だよな?どうしてここに?」
と思いつつ玄関を開けた。
「ただいま~~~」
ヒン!!
ぽよん!!
ワン!!
「お・か・え・り・な・さ・い」
「・・・・・」ニコリ
「・・・ごめんね波多野君」
「頑張れ~~~優馬」ニヤニヤ
「優兄も隅に置けないね」ニヤニヤ
「・・・どうしてここに」
そこで出迎えたのは
1人目 幼馴染の翠。
2・3人目 従姉妹の真奈美と瑠莉奈。
4人目 親友の健太
が来ていたのだ。これには驚いているがそれよりも。
めっちゃ翠と真奈美からプレッシャーがくるのだが何か悪いことでもしたのか!?
と思っていたら、
ピィピィ!!
「おぉ!?ただいまナイト」ナデナデ
ピィィ♪
とナイトが俺に突っ込んできて出迎えてくれたので頭を撫でるのであった。
・・・ところで。
「そうしてみんなはここに?」
「それよりも、どうして唯華先輩がここにいるのかな?」
・・・あっ、そういえば説明していなかったし、別に問題ないだろうと思って報告していなかったな。
「まさか、付き合っているんですか?」
「そうじゃないからね!?」
「ゴメンね翠ちゃん。私のせいなの」
「どういうことですか?」
「実はね・・・」
と足立先輩がここに来たメンツに何故この家に住んでいるのかの理由を話すのであった。ちなみに、従魔たちは仲良く日なたでお昼寝しているよ。




