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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第79話 コラボダンジョン配信 2

シエルたちが猪突猛進と敵を蹴散らしながら進んでいき、わずか8分ほどで1層のボス部屋にたどり着くことができた。




・・・うん、改めてシエルたちの強さを実感する。


時々、シラユキも参戦しつつ進んでいったのだが、皆一切疲れていないのだ。


元気すぎるし、まだまだいけるよってアピールしてくるんだが・・・




ペロペロペロ


ツンツンツン×2


「あの・・・ちょっと・・・ヤメ・・・ヤメロ!!」


「凄い舐められているね?」


『めっちゃ元気じゃん』


『俺もあそこにいたいぞ!!』


『私も舐められたい!!』


『何かコメント欄に変態が出てきてるんだが』




シエルが俺のほっぺを舐めて、オニキスが触手をナイトがくちばしで反対のほっぺをツンツンしてくる。どんだけ暴れたいんだこの子達は!?




「そんなにアピールしてもダメだ。ボス戦はシラユキに任せる」


ヒン!?


ぽよん!?


ピィィ!?


「お前たちはあんなに暴れていたからな。シラユキにボス戦は譲りなさい。シラユキにも戦わせなさい」


ヒ~~~ン


ぽよ~~ん


ピフ




ちょっと納得できないって感じだが、実際この子達がガンガン進んでいたからな。シラユキは2回ぐらいしか戦っていないからな。これぐらいは我慢してくれ。




「・・・フフフ」


「東城さん?」


「何か・・・ユウさんがこの子達の親に見えてきたので」


「確かに・・・最近、この子達を実の子供の様に接していますね」


「大切に育てているんですね」


「家族ですから」




本当にこの子達を実の子供の様に育てている。


翠から「パパ感が増していない?」と言われたよ。


だって、オニキスとシラユキは大人の雰囲気があるが、シエルはやんちゃだし、ナイトに関しては生まれて間もないからな。大切に育てないとって気持ちが出てくるんだよね。




「それじゃあボス戦に挑みますか」


「私も援護しますね」


「そういえば東城さんもシラユキと一緒に戦いますか?」


「一緒に戦っていいかな?」


ワン!!




とボス戦はシラユキと東城さんの2人で挑むことが決まった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ボス部屋に入るとそこにいるのはホブゴブリンだ。




「変異種じゃなくてよかった」


「そこなんだね?」




あの時より従魔も増えたから前より楽に倒せるかもしれないが、あんな経験はマジでしたくないよ。




「それじゃあどう戦おうかな?」


「シラユキはちなみに近接は爪攻撃が、遠距離から氷魔法を使って凍らせたりして動きを封じることができますよ」


「なるほど・・・それなら」




と俺は東城さんの作戦を聞いた。




「シラユキ。できそうか?」


ワンワン!!


「大丈夫そうです」


「よし!!それじゃいこうか?シラユキちゃん」


『どんな戦い方をするのかな?』


『めっちゃ楽しみだな』


『それよりも・・・ユウがシエルちゃんたちを抱えて端っこに座っているんだが』


『ボス部屋ですることじゃねえ(笑)』




うん、それは分かっているけどね?


それに、シラユキも張り切っているから、俺たちは却って邪魔だろうしな。




「頑張れよ!!シラユキ!!」


ワンワン!!




どんな戦いになるのかな?




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




グギャギャ!!




ホブゴブリンはシラユキが自分の前にいることに気づき、棍棒を持って突っ込んできた。




ワフ!!


ビュウ~~!!パキパキパキ


ギャス!?




その瞬間、シラユキが氷魔法でホブゴブリンの足を凍らせた。


突然、自分の足が凍って身動きが取れなくなったからか驚いたホブゴブリンに向かって、隠密で気配を殺していた東城さんが後ろから現れた。




「<アローレイン>!!」


グギャァ!?




後ろから声が聞こえたと思ったら、矢の雨をくらいボロボロになっていた。


一発の威力が低く、ボスモンスターにはそこまで通じないと言っていたが、


東城さんレベルの探索者の場合、下位のボスモンスターには十分通じるみたいだ。




「今だ!!シラユキ!!」


ワンワ~~~ン!!




とボロボロで虫の息のホブゴブリンに目掛けて、一直線に走ったシラユキが、




キュイ~~~ン!!ザン!!




と爪の一撃をくらい、断末魔を聞くことなく討伐できたのだった。


コメントは




『シラユキちゃんスゴすぎ!?』


『アカネちゃんとの連携バッチリすぎよ!?』


『連携・・・なのか?』


『一方的な蹂躙だったな』


『シラユキちゃんが動きを封じて、アカネちゃんの矢でタコ殴りして、最後に一撃ってきれいすぎるよ』




「めっちゃ褒められてるぞシラユキ」


ワフ♪




めっちゃドヤ顔してる。


シエルたちもだいぶ興奮しているが・・・今日はここまでだな。




「今日の配信はこれまで!!楽しかったかな?」


『見ていて微笑ましかった!!』


『俺も従魔に触りたかった』


「ってコメントが来ているけど?」


「ちょっと考えます」




けど、ギルド内に人が集まって他の探索者の迷惑かけたくないんだよ俺は。




「またコラボができたら誘ってよ?」


「俺が誘うんですね?」


「それじゃあバイバイ~~~!!」




とコラボ配信が終了した。


多分だけど・・・個人的には大成功かなぁと思ったら、




「波多野さん。少し時間良いですか?」


「はい?」




と東城さんから何やら話したいことがあるんだとか?


一体?




ダンジョンを出て、俺たちが向かったのは近くにある喫茶店だった。


そこに会わせたい人がいるんだとか?その人とは。




「・・・久しぶりかな?私のこと覚えている?」


「・・・もしかして足立先輩?」




そこで待っていたのは、俺の高校の先輩であり、当時一番美人と言われていた


足立唯華(あだちゆいか)』さんがいたのだった。


・・・どうしてここに?

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