第78話 コラボダンジョン配信 1
というわけで、東城アカネさんと長野ダンジョンを1層から攻略していくんだが分かっていたこと、それは・・・
「・・・・・」
『・・・・・』
『・・・すごくない?』
『・・・見た目が可愛いのに』
向こうの視聴者さんが驚いているのも無理はない。
東城さんに関しては口を開けてポカ~~~ンとしている。
それもそのはず。
ヒヒ~~~ン!!
ビュ~~~!!
グギャ!?
ぽよん!!
ドン!!
ギャン!?
ピィーーー!!
ボォ~~~!!
ギャウ!?
敵モンスターをシエルが風魔法で吹っ飛ばし、オニキスが体当たりで吹き飛ばし(ちなみに新技は封印している)、ナイトが炎の渦を飛ばして黒焦げにしていた。
それを俺はシラユキを抱えながら見ている。
東城さんからしたら現実逃避しても仕方ないと思う。
だって、小さい子供たちが(シエルは身長が60㎝、オニキスが30㎝、ナイトが20㎝)が一回り大きいモンスター(ゴブリンやコボルト)を吹っ飛ばしているんだ。
ビックリどころの話じゃないだろうな。
「ユニモンチャンネルのアーカイブを見たから驚かないっと思っていたんだけどね・・・生で見ると全然違うね」
「そんなにですか?」
「ユウさんはこれが日常だから慣れてると思いますけど、こっちからしたら未知の領域ですからね!?」
『アカネちゃんの言うとおりだ!!』
『間違いなくユウの従魔たちはおかしいからな!?』
『自覚しろ!!』
「なんか・・すいません」
これが日常になっているから慣れちゃっているんだろうな。俺の目が。
それと親バカ目線もあるからな。うちの子たちは最強だ。
「・・・シラユキちゃんは戦わないんだね?」
「シラユキだけが落ち着いているんですよね」
「ってことはシエルちゃんたちは?」
「戦闘狂ですね」
うちの子たちはシラユキを残して全員が戦闘狂なんだよね。
皆、今日のダンジョンが楽しみだったのか、俺より早く起きていたんだもの。
「朝から元気でしたよ。いつもはぐっすり寝ていたのに」
「シラユキちゃんは落ち着いているね?」
ワフ?
「・・・可愛い」
『アカネちゃんが可愛いbotになってないか?』
『けど、首を傾げている姿が可愛いよ』
『それはそう』
「シラユキは俺たちの周りを警戒しているんだよな?」
ワン!!クンクン
そう、シラユキは匂いを嗅いで俺たちの周りに敵がいないことを確認しているのだ。
この子の鼻はマジで正確で、かつ、半径10キロまでの匂いを嗅ぐことができるのだ。
「偉いねシラユキちゃん」ナデナデ
ワフ♪
「めっちゃ嬉しそう」
「俺が撫でることが多いからか、この子達全員が撫でられるのが好きなんですよね」
『撫でられてご機嫌が良くなってる』
『尻尾ブンブンじゃん』
『撫でたら催促されるの?』
「催促・・・というより、他の子たちが嫉妬して自分も自分もって寄ってくるんですよね」
「・・・めっちゃ動画がみたいです」
『右に同じく』
『じゃあ左に同じく』
『下から同じく』
「どこから出ているんだっというか連携いいな」
視聴者の連携に驚きつつも、東城さんにはこの動画を見てもらおう。
「じゃあ俺のシークレットを一つ」
「シークレットですか?」
「SNSに投稿する用に日常を撮ることが多いんですが、ここに撫でること要求してくるシエルの動画をみま「見ます!!」・・・どうぞ」
『めっちゃ顔が怖いぞ(笑)』
『俺もみたいんだが』
『私もみたいんだけど!!』
『いいな~~~』
ってことでシエルが撫でて撫でてとねだっている顔がアップの動画を見せた結果。
「・・・・・ズルい」
「へっ?」
「本当にズルすぎませんか!?こんなかわいい子たちと一緒に住んでいて羨ましすぎますよ!!」
「それ・・・視聴者からも言われていまして、社長からオフ会か握手会でもするかい?とまで言われましたからね」
『マジで!?』
『オフ会やろうよ!!』
『握手ってことは握れるのかな!?』
「絶対社長が見たいだけですよね」
「あの人は可愛いものに目がないですからね」
「絶対に握手会をしたら、一番前に陣取るわね」
「そうですね。・・・東城さん的にはシエルたちってどれぐらいの強さになりますか?」
「シエルちゃんとオニキス君がC級ぐらいかな。シラユキちゃんとナイトちゃんがD級だと思うけど」
「これプラスで奥の手があるとしたら、どう思いますか?」
「奥の手もあるんですか!?」
「はい、動画にはまだ出してはいませんが」
「・・・楽しみ過ぎる」
とシエル・オニキス・ナイトが戦闘しているのを横目に俺と東条さんは俺の従魔のことについて視聴者を含めて話すのだった。
実はここで裏話を一つ。
社長に東条さんとコラボすることを伝えた際、
「私が先にコラボするんだ!!」
とせがまれたんだよね。後で秘書の流川さんが止めたけど・・・
仕事頑張ってください!!従魔たちと一緒に応援します。




