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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第7話 探索者登録と従魔登録

とそんなこんなで。


「それでは・・・シエルちゃんの登録をこれから始めたいと思います」

「・・・緊張してますか?」

「それはそうですよ!?従魔の登録ですよ。私は今回初めて行うことなので緊張しかないですよ!?」

「そうですよね」

「・・・本当にここで行いますか?東京でやった方がいいと思いますが」

「普通はそう思いますよ・・・けど、それだと俺がこの県に来た意味がなくなるというか」

「それはどういうことでしょうか?」


俺は高橋さんにこれまでの経緯を説明したのだ。


「なるほど。それで東京からここに来たと」

「はい。それに東京は人がどこも多いですからね。もし、シエルを外に連れ出したら、ストレスになりかねないと思いましてね」

「それは・・・・確かにそうなりますね」

「それに、俺のテイムのスキルも世界で初めてのことじゃないですか。そうなると探索者協会から実験かなんかで連れ出されるのも嫌なので」

「・・・ありえない話ではないですね」


と話しながら、従魔登録について高橋さんが説明を行った。


「元々、従魔登録は昔からありました」

「昔からですか?」

「っていうのも、探索者の中でモンスターを屈服させて、特定のアイテムを使うことで従わせることができるんですよね」

「なるほど」

「けど・・・今回は初めての事例になるんですよね・・・」

「この場合、シエルは何かすることはありますか?」

「シエルちゃんには特に何もありませんが、もし人を襲ったりした場合、波多野さんが捕まります」

「監督不行き届きってことですか?」

「はい。そして、シエルちゃんを倒すことになると思います。人を襲うモンスターという扱いで」

「・・・しっかりシエルに教育をしたいと思います」


これは・・・結構責任重大だな。


「シエルちゃんを1週間に1度はダンジョンに潜らせた方がいいです」

「それはどうしてですか?」

「ダンジョンのモンスターには魔力があり、体を激しく動かさないと体内の魔力が固まって体調を崩すことが分かったので」

「分かりました」

「後、現在シエルちゃんを外に連れ出しても、あなたが屈服させていると思われるだけで、スキルで従えているということはバレないと思います」

「それは・・・良かったというか」

「こっちは協会には一応報告はしますが、絶対にバレないように行動をお願いします」

「バレたらどうなりますか?」

「世界各地であなたを捕まえようとする人が続出するので」

「・・・絶対に気を付けます」


シエルという新しい仲間が加わるのはいいが、俺のスキルだけは絶対にバレないようにしないとな。


「それではシエルちゃんの登録をしますね」

「お願いします」


こうして、シエルの従魔登録が行われるのだった。


従魔のステータスについては、どうやら鑑定所では見ることができないらしい。

残念!!


それと。


「波多野さんの探索者登録もやりますが・・・ちょっとお時間を使いますよ」

「お時間ですか?」

「はい。探索者登録の際は規則について学んでもらわないといけませんので」

「学校もあるんですよね」

「学校の場合は3年間の在籍でその際に色々学びますが・・・特殊な従魔がいる波多野さんが行くと騒ぎになる可能性が高いですよ」

「・・・ここで学べるんですか?」

「はい。但し、この<探索者の心得>を読んでもらいます」

「えっ・・・」


渡されたのはめっちゃ分厚い冊子だった。


「これを1時間~2時間読んでいただき、私のほうで軽くテストさせていただきます」

「それで合格しなければ」

「何度でもやりますよ」

「・・・」


その結果、俺は4時間かけて何とか合格を得ることができ、探索者の資格を得るのだった。

・・・勉強が嫌いになった代償に。

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― 新着の感想 ―
特定のアイテム…多分隷属系じゃ?(首輪や腕輪)なんかがあったんだろうね…で、従魔登録システムがあったとそう言う感じかな? まあ、もしあったとして当然無理矢理(屈服)従えるわけだから相互の繋がりがないわ…
テイム初確認なのになんで従魔登録システムあるのって突っ込みに即対応するのは上手な書き方
馬タイプ従魔がいるのなら羽さえ隠せば 嫉妬じゃなくて,「子馬」をいじめて無理やり従えてるということで愛護系の突っ込みも入るかもしれない
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