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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第60話 アンチに屈するもんか!!

シラユキを登録した次の日。




「視聴者の皆さん!!こんにちは!!」




『こんにちは!!』


『スパスタ所属おめでとう』


『さっさとやめちまえ!!』


『アンチが湧いているぞ』


『消せ消せ!!』




「アンチのコメントにも負けないように頑張りますよ」


ヒンヒン


「シエル?心配してくれてありがとうな」


ぽよん


「オニキス?いい子いい子と撫でるのをどこで覚えたんだ?」




従魔たちに励まされているんだが、アンチコメントに気づいているのかな?




『いいな』


『羨ましいぞユウ!!』


『シエルちゃんたちもアンチコメントを理解しているのかも』




と言いながらも、アンチのコメントはちらほらと出ている。




「今日配信したのには理由がありまして、新しい従魔を紹介したいと」




『マジか!?』


『どんな従魔だ?』


『ここでまさかのゴブリンだったりして』


『それはイヤ!?』




「大丈夫ですよ。新しい子も可愛い子なので・・・シラユキ!!」


ワワン!!




と駆けてきたシラユキを抱っこした。




「この子が新しい従魔のシラユキです。ちなみに雌ですよ」


ワフッ!!




『・・・』


『・・・可愛い』


『まさかの子犬』


『アンチのコメントも止まったぞ』


『可愛いは世界を救うんだぜ』




「シラユキもそうなんですが、なぜ俺のところに希少なモンスターが現れるのかな?」


ヒン?


ぽよん?


ワフッ?




『ユウに合わせて一緒に顔を傾けている』


『主の真似をしているんだよ』


『可愛いの一言に尽きる!!』


『それは同感』




という肯定的なコメントが多い。


中には・・・




『だから何なんだよ!!』


『男がスパスタに入っているんじゃねえ!!』


『さっさと出ていけ!!』




というコメントもちらほらいる。


・・・ボキャブラリーがほとんど同じなのには突っ込まないほうがいいかな?




「皆さん気になっているのは・・・俺がスパスタに所属した理由ですよね?」


『そう!!』


『マジで聞きたかった!!』


『入った経緯ってのは?』




「俺の親友がスパスタの社員でして、どうやら配信を見て俺のことに気づいたみたいなんです」


『それで?』


「親友曰く、配信初めて1ヵ月も満たないで70万人以上の登録者を持つ俺に社長さんが興味を持ったらしくて、誘ってみてくれと頼まれたみたいでして」


『親友のおかげってこと?』


「何か・・・俺をどこが獲得するかで水面下で動きがあったみたいでして」


『確かに』


『大型ルーキーをどこが獲るかってことか』


『でスパスタが交渉権を得たってことか』




何かドラフトみたいだな。


ドラフトっていうよりは早いもん勝ちみたいな感じなんだけども。




「実際に社長さんにお会いしたら、どうやらシエルたちのファンだったみたいで」


『私の方から誘ったってことだよ』《三枝 裕菜》


『社長だ!!』


『社長直々に勧誘したってことか』




「社長コメントありがとうございます!!


そして、企業に所属するにあたって、ある程度の身バレは覚悟しています」


『ってことは』


『もしかして』




「はい。今まではシエルたちを隠しつつダンジョンに潜っていましたが、次の配信からはシエルたちを人前に出していきます!!」




『生でシエルちゃんが見れるってこと!?』


『オニキス君に会えるのか!?』


『シラユキちゃんハァハァ』




おい。何か変態がいたぞ。




「だけど、ここのダンジョンに行くって言った場合、そのギルド内に人が溢れる可能性がありますよね」


『それはそう』


「そしたら、他の探索者に迷惑をかけるので、ダンジョン配信についてはどこで配信するかは言いません!!」


『マジか!?』


『いや妥当でしょ?』


『探索業を生活にしている人からしたら邪魔になってしまうからな』




そう。そういう迷惑はかけないほうがいい。


スパスタに批判が殺到しかねない。




「まだ、スパスタ所属を憎んでいる人もいるんですが、俺自身はスキャンダルとか、


スパスタ所属の配信者と会えるからって理由で入ったわけではございません!!」




これだけはしっかり否定はしたい。


そんな、くそったれな理由で入るわけではないんだよ俺は。




「無所属だと、後ろ盾がないので、シエルたちを守り続けることができません」


『今の協会はヤバいって聞くからな』


「そうなんです。自分たちを守り、自由に生きるために所属することを決めました」




このままだと、いずれかはバレてしまう。


そんな時自分たちを守ってくれる人がいないと協会の奴隷になるからな。


それだけは絶対に避けたいんだ。




「自分たちの生活をより安全にするために所属を決めたってことを知ってください。そして、これからはスパスタ所属の配信者として活動していくので、これからも応援のほどをよろしくお願いします!!」


ヒン


ぽよん


ワン




と俺はシエルたちと一緒に会釈した後に配信を終了するのだった。




・・・後は誠心誠意で頑張るのみだな。




「これから忙しくなるからな。全員で頑張るぞ!!」


ヒヒ~~ン!!


ぽよ~~~ん!!


ワオ~~~ン!!




家族みんなで頑張るぞい!!

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― 新着の感想 ―
>『いや打倒でしょ?』 「打倒」は「妥当」の誤字だとは思うのだけど、配信コメントで誤字はありがちなので誤字報告した方が良いのか迷います。
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