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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第59話 小夜さんに癒しを

スパークルスターへの所属配信をした次の日。




「・・・・・まったりするのが一番だよな」


ぽ~~~よん


ワフゥ~~~




俺はオニキスとシラユキと一緒に縁側でゆっくりしていた。


昨日の今日で配信をしたほうがいいが、




・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昨日の配信後




『私は配信者に強制で配信させるようなことはするつもりはないからね。


明日はゆっくり休んで万全な状態で配信をしてほしい』




と社長に言われたからね。本当にいい人だよ。ただなぁ~~~




『その代わり・・・シエルちゃんを抱きしめてもいいかな?』


『・・・・・社長』ジトーーー


『ゴホン。何でもないよ』




可愛いものに目がないのはちょっとな。


まぁ抱きしめるぐらいならとシエルに頼んで抱きしめてもらったが。


匂いを嗅ぐとは思わなんだ。


シエルもびっくりしてすぐに俺に飛びついたからな。




『社長はしっかり反省してください』


『はい』




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




と秘書の流川さんにめっちゃ怒られていたのを思い出す。




「まぁ、その後すぐにシエルに謝って、シエル自身も許したみたいだし」


ヒヒ~~~~ン!!




そのシエルは元気に庭を駆け回っている。


元気が有り余っているなこれは。


それにしても・・・




「SNSを確認したけど、アンチのコメント書いている奴は暇なんかね?」




Twotterを確認してみると、所属を喜んでいる人たちが8割。


2割はアンチコメントだ。




『何でスパスタに男が入るんだよ!!』


『早く出ていけ!!』


『そこ変われよお前!!』




などなど、結構荒れていたな。


これぐらいのコメントならどうということはない。


もっとひどいコメントもあるけど・・・それはちょっと見せれないかな。


誹謗中傷にもほどがある。




「こういうコメントをしている奴ほど、臆病な奴が多いと聞くけど、


どうなんだろうな?」


ワン?


ぽよん?




お前たちに聞いても分からないよね。


まぁ、余り気にしないほうがいいよね。




明日、配信を再度行う予定だ。


スパスタの視聴者に俺たちのことをもっと知ってもらいたい。


そのためにも、この配信は絶対に成功させたいのだ。




「それに明日はシラユキのデビューでもあるからな。気合を入れるぞ!!」


ワオ~~~ン!!




めっちゃ張り切っているシラユキのためにも、失敗しないで頑張るぞ!!


って忘れていたことが。




「そういえばシラユキの従魔登録をしていなかったな」




ということで、シラユキを連れて甲府の探索者ギルドに向かうのだった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「・・・・・・またですか」


「そうなりますね」


「テイムが発動したってことはモンスターってことになりますよね」


「はい」




と午後にギルドへ到着した俺は、小夜さんにシラユキを見せた。


俺が用事があるって話した瞬間、顔が固まって目がジト目だったのは怖かったが。




「まさかの子犬にびっくりですよ。しかも、特殊な属性を持っているんですよね?」


「はい。氷属性です」


「また、とんでもないレアな属性を引いていますよね。どんだけ私の胃に穴をあけたいんですか?」


「そういうつもりは全くないんですよ」


「デスヨネ・・・悪意ないのがまた」




本当に悪意なんてない。逆に良くしてもらっているから申し訳なさすぎるんだよな。




「もしよかったらこちらを」


「これは?」


「昨日から企業に所属することになって」


「スパスタですよね?」


「はい、それでいつも小夜さんにはよくしてもらっているので、


 疲労を回復できるようアロマキャンドルを」


「これは・・・どれくらいしたんですか?」


「3つセットでで約2万ですね」


「本当にいいんですか!?結構いいブランドですよね」




そんなことはない。


いつも迷惑かけているからな。これは安い方だろ。




「はい。いつもよくしてもらっているお礼です」


「本当にありがとうございます。今日から使わせて使わせて貰いますね」




と嬉しそうな顔をしてくれたので、プレゼントしてよかったと心から思った。




「ついでに、シラユキを撫でます?」


「いいんですか?」


「はい。いいよなシラユキ?」


ワン!!




いいとのことで、シラユキを撫でてもらった。


小夜さんの顔がふにゃっとなったのを見て、


動物が癒しになるんだなと実感できたよ。




「ふわふわで気持ちいいですね」


「そうなんですよね。撫でた時の気持ちよさそうな顔が」


「本当ですね。気持ちいいって顔に出てますね」




と俺と小夜さんはシラユキを撫でつつ、


これからのことを話した。




「スキルのことは社長さんには説明しましたか?」


「それはまだですね」


「そうですか・・・気を付けてくださいね」


「気を付ける・・・ですか?」


「スキルのことがうっかり広まってしまったら、企業に所属していたとしても、


協会が引きずり込もうとしてくるので」


「それは・・・」


「けど・・・スパスタなら大丈夫だと思いますよ」


「そうなんですか?」


「あそこの社長さんがB級探索者ですし、その他数人のB級探索者が所属していて、


ダンジョン攻略においても結構有名なんですよ」


「そうなんですか。知らなかったです」




実際にスマホで調べてみると、社長の探索者としての実力についての情報が結構載っていたのだ。

これは・・・ガチで頼りになるな。




改めて、スパスタに所属できてよかったと思う俺なのであった。



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― 新着の感想 ―
もし社長さんにバレてもこれからもふもふが増える!くらいにしか思われなさそう
ホ○ライブの荒れ方みたいな感じか? にじさ○じよりになってもええんやで
感想一覧
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