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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第55話 翠は犬好き

「って私に相談したってことね」

「こういう相談で一番頼れるのは翠だなと思ってな」

「そ・・・そうなんだ」


遥人から事務所に所属しないかと誘われた次の日、俺は1人では決断できないと思い、翠に昨日のうちに連絡を入れてきてもらった。


「実際、今の協会って結構ヤバい感じなのか?」

「そうね・・・日本の探索者事情って遅れてるって言われてるじゃない?」

「まぁ確かに」

「協会の偉い人って軒並み年寄りしかいないのよ。一番若い人が54歳よ」

「・・・おっさんじゃねえか」


えっ!?協会の偉い人ってそんなに年寄りしかいないのか?


「自分たちが探索者協会をよくしているんだと言っているけど、

全然、探索者の状況とかが分かっていないのよ」

「それは・・・終わってるな」

「だから、協会に属している探索者は偉い人の身内とかしかいなかったの」

「《《いなかった》》?」


どういうことだ?


「最近、スキルが強力だったり、特殊なスキルを持っている探索者をあの手この手で協会に引き込もうとしているらしいのよ」

「それは本当なのか?」

「前に受付嬢をやっていた時に聞いたんだけど、東京のギルドは協会の手に落ちているから、協会でスキルを鑑定したら、それが上の方に情報が流れるらしいのよね」


それって、個人情報どうなっているんか?

受付嬢とか守ったりしないのかよ?


「受付嬢は買収されている感じか?」

「そっ」

「・・・シエルとの出会いがここでよかったと本当に思う」


もし、これが東京だったら否応なしに所属させられただろうな。


「協会からの補助ってないのか」

「最初だけだって、後は自分たちで稼いでねって感じ?」

「マジで腐っているんじゃんか」


協会の上の人間が変わらないと、損する人って絶対いるのでは?


「だから、最近相馬さん動いているって話なのよね」

「相馬さん・・・ってあのS級探索者の?」

「そう」


日本で4人しかいないS級探索者の1人。相馬春雪(そうまはるゆき)さん

が協会を変えようと動いているみたいだけど。


「中々、支持者が集まらないって聞いたわ」

「それって、支持者の人たちも甘い蜜を吸っている連中だからか?」

「正解」


うん、腐り過ぎていて笑えなくなってきた。


「だから、企業に所属している探索者がどんどん増えているのよ」

「配信以外にもあるのか?」

「レストラン関係は特に専用の探索者を常在しているらしいわ」


ダンジョンのドロップ品には肉や魚がドロップすることもある。

そのお味はめっちゃうまい。有名なオーク肉が100グラム・3万円もするんだよね。


「けど、最近の探索者は配信者が一番増えているのよね」

「なるほど」

「個人でも守れるのに限度はあるけど、企業に入れば協会が絡むことは緊急以外ではないと思うわ」

「緊急?」

「スタンピードとかね」


それなら、企業に入るのが家族を守るのに適しているんだな。


「・・・ところでユウ?」

「どうした?」

「あの子犬は?」

「新しい従魔のシラユキだ」

ワン!!


俺が名前を言ったのが聞こえたのか、こっちに駆け足で来た。


「・・・撫でていいの?」

「シラユキは人懐っこいからな。大丈夫だ」

「それじゃあ失礼して・・・うわぁ~~~」


めっちゃとろけた笑顔で撫でているな。

そういえば・・・


「翠は犬好きだったな」

「悪い?」

「別に馬鹿にはしていないよ」


昔、一緒に学校帰りの道中で人懐っこい犬を5分近く撫でていたからな。

早く帰ろうと言っても全然聞かなかったのを思い出した。


「・・・ってモンスターなの!?」

「テイムスキルが発動したからな」

「・・・子犬のモンスターって聞いたことがないんだけど」

「だから、高橋さんに報告するのが怖くてだな」

「そこは・・・頑張りなさいとしか言えないわよ」

「デスヨネ」


また、特殊なモンスターを従魔にしたからな。

絶対に何か小言を言われるかもな。


「企業については私は賛成よ」

「翠」

「協会は腐っているし、個人だと守れるのに限度はある」

「それは健太にも言われたな」

「今は高橋さんが守っているけど、いつまで持つかも分からないし、

多分、配信から協会がハッキングして居場所を特定するかもしれない」

「そこまでするのか!?」

「それが協会なのよ。だから、早めに決断したほうがいいわ」


これは・・・マジで考えないと、俺や従魔たちの人生が大きく変わる。


「・・・分かった。遥人に連絡して企業に入るよ」

「後悔しない?」

「ブラック企業に入社したときの後悔に比べれば問題ないさ」


あれと比べたら・・・ねぇ?


「それと比べたら、どれもマシになるってことね」

「残業続きの毎日よりは絶対マシだろ?」

「それは言えてるわ」


と2人で軽く笑った後、俺は遥人に連絡した。

遥人は、


「よく決断してくれた。・・・何時ならこっちにこれそうか?」

「早めがいいよな・・・明日は翠たちとダンジョンに行く予定だから、

明後日で大丈夫か?」

「ちょっと確認するわ・・・OK。問題ないぜ」

「じゃあ明後日に、そっちに行くわ」


ということで、明日は翠と3人娘と一緒にダンジョンに。

明後日にスパスタに行くことが決定したのだった。

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― 新着の感想 ―
かわいい姪とかがいるのに前回時点で家族がって言われててもまだこれくらいしか危機感なかったのやべえんだよな ほぼ入るつもりで今回の相談は最終確認のための相談でいいくらい
のんびりを求めて組織に加入とか目立ちたくないのに配信者とか、この作品は矛盾に溢れてる。
高橋さんは企業側へ引き込んでおくべきだね ちょっと怖いけど
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