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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第42話 ダンジョン配信 2

そんな感じで、ダンジョン内を進んでいたんだが・・・


『・・・・・』

『・・・・・』

『・・・・・』

『・・・・・』

『・・・強くない?』

『まだモンスターがゴブリンとかコボルトだからじゃない?』

『けど・・・初心者の枠から外れてるのは確かじゃね?』


うん、それは分かるよ。途中からコメントが無言になっていたからね。


道中に出てきたモンスターをシエルが風魔法で吹っ飛ばし、

オニキスに関しては、


『オニキス君も強いとは・・・』

『体当たりでモンスターを軽々と吹っ飛ばしてるよな』

『あの体にどれだけの力が眠っているというのだ!?』


やっぱり体当たりの一撃でゴブリンやコボルトを吹っ飛ばしているのに

視聴者は驚いている様子だ。


『ユウはスライム担当なんだな』

『確かに、スライムしか倒していなくない』

「オニキスは同郷に対しては手が出ないらしく、

シエルだと風魔法で吹っ飛ばしてもスライムは弾力があるので壁に激突しても死なないんですよね。そうなると俺が対処するしかないので」

『けど、剣の振り方は綺麗だよな』

『スキルは剣術なのか?』

「スキルではないですよ。俺は中学から剣道をやっていたので」


剣道を6年間やっていたからな。体の動かし方は忘れていないみたいだ。

けど、やっぱり鈍っている節があるな。朝に素振りを追加しておこう。


『それよりも・・・シエルちゃんですよ!?』

『本当に飛んでる』

『マジでペガサスなんだな』

「配信の時は飛んでいませんでしたね。この子は。

飛ぶのも好きですが、走るのも好きなんですよね」

『めっちゃご機嫌だ』

『ルンルンしてて可愛いよ~~~!!』

『そういえばユウに質問』

「質問ですか?」

『同業者の人とコラボしますか?』


コラボかぁ~~~。

考えていなかったなぁ~~~。


「コラボは今はしないほうがいいかなと思っているんですよ」

『またどうして?』

「自分がまだ登録者が多くても配信初心者なので、

コラボをするってなったら緊張しますし、

コラボの際にシエルたちを連れ去ろうとする輩もいるかもしれないと思っているので」

『それは・・・そうかも』

『ユニモンチャンネルとコラボすることで登録者増加をあやかろうとするやつは

絶対いるだろうしな』

『ちゃんと考えていて偉い!!』

『お前は何様なんだ?』

「やっぱりコラボをするって難しいよね」


とコメントを見ながら会話をしていた。

その間も。


『ユウが質問に答えている間もめっちゃ倒しているよ』

『シエルちゃんすごくない!!』

『オニキス君も力強過ぎるよ!?』

『触手でもち上げたぞ!?』

『上に投げたところをシエルちゃんが魔法で吹っ飛ばした!?』

『何この連携』

『オニキス君の触手・・・閃いた!!』

『通報した』


とコメントが流れていたのだった。


「シエル。オニキス。もう満足したか?」

ヒ~~~ン

ぽよん

「全然満足していない顔だな」

『不服って顔してる』

『戦闘狂過ぎるって』

『見た目が可愛い系だから、ギャップの差に風邪をひきそう』

「本当に戦うのが好きなんだな」

ヒン!!

ぽよん!!

「分かったから!?突撃してこないで!?」

『めっちゃもみくちゃされてる』

『従魔なのに主を攻撃してるって』

『攻撃じゃなくてじゃれあいじゃないか?』

『見た感じが、主人とペットだけど尻に敷かれているね』


この子達は俺に対して攻撃をすることはない。

が、嬉しかったり、訴えたりするときはこうやって突撃するんだよな。

そこも可愛いんだけどね(親バカ)。


「けどダメだ!!」

ヒン?

ぽよん?

「約束は約束だ。守らないと、1ヵ月はダンジョンに潜らないぞ」

ヒン!?

ぽっ!?


オニキスの「ぽよん」以外の鳴き声初めて聞いたな。


「このダンジョンに初めて潜って、すぐに1層のボスに挑もうとするのはな」

ヒ~~~ン

ぽよ~~~~ん

「何時になるかで爆発しそうだな」

『なら、ここで次は何日に潜るかを決めたら?』

「そうですね。次は、明後日にしようかな」

ヒン!!

ぽよん!!


日程を決めた瞬間、凄い張り切りながらモンスターをどんどんしばいているのを見て、


『めっちゃ張り切ってる(笑)』

『ガンガン倒しているんだけど・・・』

『ユウ。約束破ったらダメだよ』

「コメントがお母さん化しているんだが・・・約束は破りませんよ

約束を破る行為は嫌いなんで」

『ちょっと闇を感じるんだが』

『何かあったの?』

「大学時代に少しね」


あの事件は一生忘れない。忘れてたまるものか。


ヒン

ぽよん

『心配して顔を見上げているシエルちゃんとオニキス君』

『ユウ!!下!!』

「ごめんな。心配してくれてありがとな」


とシエルとオニキスを抱え、今日の配信は終了することに。


「それでは今日の配信はここまでにします。次回は明後日に

1層のボスに挑みたいと思います!!

是非見てきてください!!

じゃあね~~~!!」

ヒヒ~~~ン!!

ぽよ~~~~ん!!

『次も待ってるよ!!』

『次回も楽しみだな』

『どんな戦いになるのかな?』


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