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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第37話 翠とダンジョンへ

高橋さんとの会話が終了した後、俺は翠とともにダンジョンに入った。


入る前に高橋さんから念頭に「絶対にボスを攻略なんて考えないでくださいね!!ちゃんとシエルちゃんとオニキスちゃんがどんなに甘えてもいかないように‼」と言われた。それを見た翠は呆れた顔で俺を見ていた。



「そんなにシエルちゃんたちは戦闘狂なの?」

「そうなんだよ。次々とモンスターを倒してガンガン進むのよ」

「そうなのね・・・って本当に防具とかつけなくていいの?私も置いてきたけれども」

「今回は、軽い散歩だから気にしなくていい」

「ダンジョン攻略を散歩扱いって・・・」


なんかおかしい人に見られている気がするんだが?


「そんなにおかしいか?」

「本来の初心者探索者はここに来るのにもヒイヒイ言いながら攻略しているのよ。それを散歩感覚で行くのは・・・ねぇ」

「うん、客観的に見ておかしいな俺は」

「気づいてくれればいいのよ・・・ってゴブリンがえっ!?」


そうだよな。ダンジョン攻略は命がかかるからな。

俺のような考えの人がおかしいのも事実だな。

と納得していたら翠がゴブリンを発見したみたいだが・・・


「・・・嘘」

「う~~~ん、見ての通りの瞬殺だな」

「見ての通りって、いつもこんな感じなの!?」

「そうだよ」

「そうだよって・・・えぇ~~~」


まぁ気持ちは分かるぞ。現れた3体のゴブリンを

シエルがヒンと掛け声とともに風魔法で吹っ飛ばし、

オニキスがぽよんと一気に残り1体のゴブリンを体当たりで吹っ飛ばした。

これを俺は2度目だから何だかなぁという感じだが、翠は初めて見るからな。驚くのも無理はないよな。


「こんなにあっさりって」

ヒン!!

ぽよん!!

「おぉ!?分かったから、ほら」

ヒン♪

ぽよん♪


翠が驚愕で動かない横で、俺は褒めて褒めてと突っ込んできた2体の頭を撫でるのだった。


「ユウ」

「どうした翠?」

「あんたの従魔、強すぎない?」

「それはそう」


いや、本当に強いんだよな。ただ、連携はこの子たちは取れていないから、

ちょっとこっちとしては試したいことがあるんだよな。


「シエル。オニキス。今日はあと一回の戦闘でおしまいだからな」

ヒン

ぽよん

「露骨に落ち込んでいるな」

「本当に戦いが大好きなのね」

「ただ、次の戦闘は俺が今から話すことを実践してほしいんだ」

ヒン?

ぽよん?


と疑問に思っている2体に俺は1つの策を講じるのだった。


・・・・・・・・・・・


「で、私には教えてくれないのね」

「教えたら楽しみが減るだろ?」

「フフッ♪それもそうね」


と笑う緑を改めてみるが・・・やっぱり、


「翠は彼氏できたか?」

「・・・私はいないわ。どうして急に?」

「いや、翠って見た目は美人だからな。彼氏の1人や2人いてもおかしくないっと思ってな」

「1人や2人って、それに美人だなんて・・・うん?」

「どうした?」

「見た目が美人ってことは中身が不細工って言いたいわけ?」(#^ω^)

「・・・別にそういうわけじゃございません」

「じゃあどういう意「ほら!?コボルトが出てきたぞ」・・・後で詳しく聞くからね」

「あははは」


これは逃れられないな。


と俺と翠の前にシエルとオニキスが戦闘準備をしていて、前方からコボルトたちが4体突っ込んできた。


「お前たち!!手筈通りにお願いな」

ヒン!!

ぽよん!! 


と2体とも意気こんでいるな。本当に上手くいってくれよ。


と俺の願いはどうやら杞憂だったようだ。

俺の作戦通りにまず、オニキスが触手を伸ばしてコボルトたちの動きを止めて1か所にまとめた。オニキスの触手は最大で5本まで伸ばせるらしく、1本1本が力が結構強い。コボルトぐらいなら触手1本で持って投げることもできるみたいだ。


そうして1か所に集められたコボルトをシエルが風魔法で一気に吹っ飛ばした。

ビューー!!という音ともにコボルトたちはなす術もなく吹っ飛ばされて、壁に激突し全員が魔石に代わるのだった。


「作戦成功!!」

「これは・・・とんでもないわね」

「って言っても、オニキスの触手の数の事情で5体までならこの作戦が通じるな」

「それでも、効率面を考えたらねぇ」


それはそうだな。っというかシエルの魔法のレベルが上がっていそうなのは気のせいだろうか?


「今日はここまでだな・・・ってめっちゃ興奮しているな」

「初めての協力プレイが上手くいったからじゃないかしら」

「それはそうかもな」

「今日はおしまいかしら?」

「あぁそうだな・・・ってシエルとオニキスは落ち込みすぎな!?」

「なら、今から配信用のカメラを買うわよ」

「今から?」

「それに・・・さっきの質問にも答えてもらおうかしら」

「・・・あっ」


この後、俺は駄々を捏ねる2体を何とか説得させ、ギルドに戻って魔石を換金し、

翠と一緒に配信用のカメラを買いに行った。

その後、翠にカフェで限定デザートを奢ったのは言うまでもないだろう。


・・・これってデートになるのかね?


これってデートに入りますか?

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