第30話 従姉妹が家に泊まる理由とは?
ダンジョンから戻り、高橋さんから雷の鉄槌をもらい、倒したモンスターの魔石を売ろうと鑑定所に向かう際に従姉妹が俺を待っていた。
なんと2人とも俺の住んでいる家に泊まると言うのだ。
「また何で泊まろうってなったんだ?」
「シエルちゃんたちを愛でたいから」
「瑠莉奈らしい答えだな」
「優馬さんすいません。瑠莉奈がどうしてもって聞かなくて」
「ぶぅ~~、お姉ちゃんだってシエルちゃんたちともうちょっと遊びたいって言ってたじゃん」
「それは!?・・・そうだけど」
完全にうちの従魔にメロメロだなぁ~~~って待てよ。
「2人とも。このことを叔父さんには伝えているのか?」
「うん。電話で連絡したから大丈夫だよ」
「・・・俺も電話入れたほうがいいよね」
「突然で本当にすいません」
真奈美がそう言って頭を下げたが、別にそこは問題ないぞ。さすがに半分は血がつながっていて未成年の子たちを襲うような倫理観のない男ではない。けど・・・
(叔父さんが娘LOVEな人だからなぁ~~~)
そこだけが心配だよ俺は。
・・・・・・・・・・・・
その後、2人と一緒に鑑定所に行って魔石を鑑定してもらい(初めて鑑定所に行った時に対応してくれた人で俺のことを覚えていたらしく、静かに対応してくれたが、2層のボスの魔石を出した時、「ヒョッ」って声が聞こえたがそこはスルーしたよ)、今回は25万稼ぐことができた。
・・・これ、もっと稼ぐことができたら、確定申告がめんどくさくなりそうだなぁ
と現実逃避をするのだった。
換金してギルドを後にした俺と従妹たちだったが、
「・・・お姉ちゃん。25万だって」
「・・・優馬さん、凄いですね」
「俺じゃなくて、シエルたちが凄いだけだよ」
「私たちが初めてダンジョンに潜らせてもらったとき、どれくらい稼げたっけ?」
「確か・・・1万だったはずよ」
「・・・私優兄の子供になる」
「瑠莉奈は何を言っているんだ」
叔父さん泣くぞ。そんなこと言ったら。
「2人が泊まることは分かったが、着替えとかはあったっけ?」
「お盆とかで泊まることがあったので、家のタンスの中にあるんですよ」
「そうなのか」
お盆とかは良く泊まっていたな。
「俺は会社の残業とかで帰れなかったけど、集まっていたんだ」
「そうだよ。優兄と会えなくてお姉ちゃんが寂しがって・・・あっ」
「る~り~な」
「ごめんなさい!!」
凄いな。一瞬後ろに鬼が見えたぞ。
「もう~~」
「俺がいなくてもたくさんの親戚が集まっているから寂しいことはないだろう」
「「・・・・・」」
「どうした?」
何で2人ともジト目なんだ?
「道のりは大変だね、お姉ちゃん」ボソッ
「うん」ボソッ
小声で会話している2人を見て、仲がいい姉妹だなぁと思うのだった。
「なら、このまま俺の車に乗って帰るか」
「はい」
「うん!!」
こうして、俺は行よりもにぎやかになった車に乗って帰るのだった。
途中休憩でコンビニに寄ったときの会話で、
「2人は探索者学校に通っているのか?」
「そうだよ!!1年前からだね」
「そっか。じゃあ俺より先輩だな探索者歴については」
「それでも、戦闘力的にはシエルちゃんたちのほうが数倍強いですけどね」
「だよね。私たちが付いていったら、乞食になっちゃうよ」
「なら、俺はシエルたちに感謝しないとな」
ヒン♪
ぽよん♪
車に乗り込むと同時に、シエルとオニキスをリュックから出した。2人とも俺の言葉に喜んで抱き着いてきた。
「いいなぁ~~~優兄は」
「家に着いたらいっぱい構いましょ」
「そうだね!!」
ちなみに、叔父さんに連絡したところ、
「お前はちゃんとした男だから信じている。兄貴の息子だし。だがな、あいつらに手を出したら・・・どうなるか分かってんな?」
とドスの利いた声で言うので、「もちろんです」とビビりながら言う俺なのであった。
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