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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第28話 2層のボスを瞬殺・・・ヤバ

従妹たちとの邂逅の後、俺たちはダンジョンを潜り、遂に2層のボス手前までやってきた。


「本当に戦いたいんだな?」

ヒン

ぽよん


コクリと頷く従魔たちを見て、俺はどうするべきか考えた。


(俺としてはいったん帰りたい。高橋さんにまず怒られるだろうしな。けど・・・ここで引き返すとシエルたちがなぁ~~~)


間違いなく落ち込むか嫌がるかのどっちかの反応になるだろうな。


「まっ、怒られるのは前の会社で慣れてるし挑むか」

ヒン?

ぽよん?


凄いな。いいのってキラキラした顔でこっちに視線を送ってくる。


「前にシエルが1層のボスに挑んだ時にも言ったが、安全第一であり、俺が無理と判断したらすぐに逃げること。いいな」

ヒン!!

ぽよん!!


すっごい活き込んでるなぁ~~~。

ってなわけでボス部屋を開けることに。


開けた先には1体のコボルトがいた。

ただ、通常のコボルトの3倍近く大きい。こいつが第2層のボス<ハイコボルト>だ。

俺が事前に調べた情報だと、ホブゴブリンより力が強いが、足は遅いと。

ただ、咆哮することで仲間を呼びだすことができるんだとか。


ウォオーーーン!!


と叫び声をあげて部屋に入ってきた俺目掛けて突進してきたが、


ぽよん!!!

ギャン!?


オニキスがすぐに体当たりを決めて吹っ飛ばしてくれた。

ありがとうオニキス。めっちゃ怖かった。全長でもホブゴブリンと同じぐらいだよな。3mの大型の巨人が突っ込んでくるのは恐怖でしかないぞ。


「ありがとうオニキス!!」

ぽよん♪


俺が感謝の言葉を述べると触手を使ってサムズアップのポーズを出した。

・・・どこで覚えたのかなぁ?


ヒヒ~~~ン

ギャァ!?


吹っ飛ばしたハイコボルトが起き上がった瞬間、今度はシエルが風の槍っぽいのを連射してぶつけていた。

めっちゃボコボコにしているんだが・・・シエルどんだけ強いの?


あっ!?咆哮してきた。


どうやらシエルにボコられながらも力を振り絞ってコボルトたちを呼んだみたいだが・・・


ぽよーーーーん!!

キャン!?


オニキスが1体のコボルトを触手で掴んでぶんぶんと振り回すじゃないか。それに他のコボルトたちが巻き込まれた結果、全員が魔石になるのであった。


オニキスの触手って結構器用に動かせるんだなっていうか、コボルトをあんな形で振り回すなんて、力持ちでもあったんだなと少しの現実逃避とオニキスの強さに改めて感心した。


そして、シエルの方はというと・・・


ヒン!!ヒン!!

ガッ!?ギャ!?


ボコスカに魔法をブチ当てていた。何か見た目も相まってシエルの恐ろしさが増しているような気がする。

だって、客観的に見てみな。小さい仔馬が魔法で10倍以上の2足歩行のモンスターをボコボコにしているんだぞ。絵面ヤバすぎでワロタ。


ヒ~~~~~ン!!

ギャン!?


最後はシエルがホブゴブリン戦でも見せた暴風をブチ当ててハイコボルトは絶命するのだった。


・・・強いと思っていたけれど、まさかここまで凄いとは思わなかったな。


俺は従魔たちの強さにただただ驚くのであった。


戦いが終わった後は、シエルが俺の顔に飛びつき、オニキスが俺の頭上に取り付いてきた。


「よくやったよお前たち!!」

ヒヒ~~ン♪

ぽよん♪

「問題はこの後だよなぁ」


シエルとオニキスを撫でながら、この後のことを考えていた。

怒られる準備をしないとなぁと思う俺なのであった。

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