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ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


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第20話 高橋さん!?大丈夫ですか!?

スライムのオニキスをリュックの中に隠しつつ、俺はダンジョンから外に戻った。




「ふぅ。第一関門クリアだな。次は高橋さんに報告しないと」




と受付のほうまで歩いた。




「高橋さん!!」


「あっ、波多野さん。ダンジョンから戻ったんですね」


「はい。それで、1つ報告したいことがありまして」


「分かりました。こちらへ付いてきてください」




高橋さんに付いていき、空いている個室の部屋に入った。ギルドの個室は全部で6部屋あり、どれも防音室になっている。




「スキルについて何かわかりましたか?」


「それが・・・新しくテイム出来たモンスターを連れていまして」


「そうなんですか!?それで、そのモンスターは」


「出てきていいぞ。オニキス」


ぽよん!!


「・・・えっ」




俺の横に置いていたリュックからオニキスが飛び出して机に着地した・・・って高橋さん!?




「大丈夫ですか!?」


「え・・えぇ。何とか・・・って黒いスライムですか?」


「はい。群れからはじき出されていたみたいで、落ち込んでいたところを仲間にならないかと言ってスキルを使ってテイムした感じですね」


「・・・・また、新種を見つけているよ」




何か高橋さんがめっちゃ驚いているのかポカーンとした表情をした後、俺に対してドン引きしている表情をしていた。結構見た目がクールでできる人って感じだからちょっと面白い。




「コホン。このスライムも新種で間違いないです」


「黒いスライム自体は今までいなかったってことですよね」


「はい。基本のスライムの色は青で火属性に強いレッドスライム何かは聞きますが・・・見た目が黒は今まで見たことも聞いたこともないです」


「リュックの中に隠していて正解でしたか?」


「絶対騒がれる可能性が高いので正解ですね」


「デスヨネ」




本当に隠して連れてくることができてよかった。目立つのはそこまで得意じゃないからな。




「従魔登録はしますが、絶対にリュックの外に出さないようにお願いしますね」


「騒ぎになるからですよね」


「そうなったら、家まで特定されること間違いないですよ」


「・・・マジで気を付けます」




とりあえず、オニキスの従魔登録をしてもらい、証である赤いスカーフを・・・ってどう付けようか?




ぽよん。


「自分で付けれるのか?」


ぽよん!!


「分かった。ほら」




とスカーフを渡したら、そのスカーフを体内に取り入れて真ん中ぐらいに赤い線みたいなのが付いていた。




「スカーフを吸収して、自分の体の一部にしたんですね」


「器用だなお前は」


ぽよん。




今、胸を張って自分凄いだろみたいな雰囲気を感じ取れたぞ。




「これからどうしますか?」


「今日はいったん帰・・・ってこの剣の鑑定をしてもらってなかったので鑑定してから帰ろうかと思います」


「そうですね。この剣は使いやすかったですか?」


「えぇ。軽いわりに切れ味が鋭くて、ゴブリンを真っ二つに斬れましたよ」


「そうでしたか。・・・くれぐれもオニキス・・・ちゃんを隠しつつ向かってくださいね」


「はい」




凄い圧を感じたな。だけど、高橋さんの言っていることは正しいからな。絶対にバレないようにしよう。




「それとスキルについては、制限みたいなのは特に感じなかったですね」


「つまり、何体でもテイム出来るってことですか?」


「はい。それと、テイムしたモンスターとの意思疎通も可能ですね」


「それは・・・結構破格ですね」




実際何体でもテイムできるのは破格だと思う。


このスキルの力には何か別の力が隠されているのかもしれないな?



このスキルの力には何か別の力が隠されているのかもしれないな?」


→この発言は1つのフラグになります!!


次回、剣の能力の判明。そして、シエルとオニキスの初邂逅。


乞うご期待ください。

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― 新着の感想 ―
魔王……魔物を統べる王 うん、しっくりくるな
魔王にでもなるのかな
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