表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラック企業の元社員ののんびり田舎生活~けどテイムしたモンスターが特殊でのんびりできねぇ!?~  作者: ドラゴロイド


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/74

第19話 このスライム、何か強いぞ!?

ブラックスライム(仮名)をテイムすることに成功した俺は、一度ダンジョンから外へ帰還しようと考えた。


「結局・・・テイムスキルに制限はないのかな?」

ぽよん?

「あっ・・あぁ、何でもないよ」なでなで


スライムの頭?を撫でてみたらすごい喜んでいるのが分かる。大きさはシエルより少し小さいくらいか?ちょっと比べないと分からんなぁ。


「テイムスキルのおかげなのか、シエルの時もそうだがテイムしたモンスターの言っていることが何となく分かるのは良い利点だな」


シエルだったら「ヒン」、このスライムは「ぽよん」だが、なんとなく言っていることが分かるのは助かる。実際、従魔との意思疎通は他の冒険者たちはあまりとれてないと聞く。身振り手振りをして理解してもらう形らしい(高橋さん曰く)。何時間もかかるんだと。


「その分、俺は話したら分かってくれるからな・・・いや、シエルの理解が高いからか?・・・そこまで考えることでもないか」


そこを考えたら限がなさそうだからな。何事もほどほどが一番だよな。


「グギャギャ」

「ゴブリンか!?」


と考えていた俺の目の前にゴブリンが現れた。1体だけならすぐに倒せるな。


ぽよん!!

「ちょっ!?」


と思ったら、スライムがゴブリンに向かって突進していった。・・・何か普通のスライムより速くないか!?


ぽよん!!

「グギャ!?」

「・・・・・マジで」


突進をくらったゴブリンが壁にめり込んだ。えっ、強くない?


「すごいなお前は」

ぽよんぽよん!!

「けど、戦うときは俺に一度確認してほしかったよ」

ぽよん・・・


凄い落ち込んでいるな。表情ないけどずーーーーんって効果音が聴こえてくるよ。


「まぁ、お前が強いってことが分かったのはいいことなのかもな」

ぽよん!!

「あぁ、お前は強いよ。・・・名前を付けないとな。なんて付けようか」


見た目が黒いし黒豆?、それともおはぎか?

けどなぁ。ペガサスをシエルって名付けている以上、その次の従魔が食べ物はちょっとダサいよな。


「携帯で調べて・・・・・・よし、決めた。今日からお前の名前は黒の宝石から取って『オニキス』だ」

ぽよんぽよん!!

「めっちゃ喜んでるな」


凄い弾んでいる。オニキス・・・結構いい名前だと思っているが、喜んでいるなら付けたかいがあるってもんだ。


「これから宜しくな。オニキス」

ぽよん♪

「おぉ。触手みたいに伸ばせるんだな」


にょきって出てきてびっくりした。その触手を伸ばして、俺の手のひらに触れてきたオニキスを見て、家族が増えた実感が湧くのだった。


「問題は・・オニキスを隠す必要があるな」


見られた時のリスクがデカいんだよな。ただでさえネット掲示板で俺とシエルの写真が出回っているからな(一応協会に報告していて、その掲示板は消してもらったが)。俺だとまだ特定はされていないけど、オニキスが希少種だった時を考えたら見られないほうが安全かもな。


「オニキス。俺のリュックの中に隠れて欲しいが、大丈夫か?」

ぽよん。


と返事をした瞬間、俺の体をよじ登ってリュックの中にするんと入った。


「狭くないか?」

ぽよん♪

「大丈夫そうだな。よし!!それじゃあ帰るか?」

ぽよん!!


こうして俺たちは外へ帰還するのだった。まずは高橋さんに報告しないとな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
数字がついてるついてないと制限の有無になんの関係があるのか全くわからない
シエルテイムは無能力状態でやったのだから今回が意識的なテイムスキル発動一回目なのですが
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ