第117話 聖光院アズサ
「こんこんこんにちは!!聖光院アズサです!!そして今回のダンジョン配信はコラボになります!!」
『こんにちはーーーーー!!』
『いつも優雅で美しい』
『本当に同じ歳か疑うよ!!』
『これで化粧をほぼしていないからな』
「ありがとうね!!それでは・・・コラボ相手はこの方たちです!!」
「どうもどうも!!東条アカネです!!そして・・・」
「皆さん初めまして!!ユニモンチャンネルのユウです!!そして、
俺の従魔たちになります!!」
ヒンヒ~~~ン!!
ぽ~~~よん!!
ワンワン!!
ピィィーーー!!
10月の上旬、どんどん冬が近づいてくるこの頃。
俺はとんでもない人とコラボしていた。
<聖光院アズサ>
ダンジョン配信の古参の1人であり、登録者数は300万人を超える超有名人なのだ。
女性の中では特に有名であり、配信初めて10年近いんだよね。
始めたのが高校1年生の時らしい。
探索者階級はA級だ。
「スパスタのトップであるアカネちゃんに、いろんな意味ですごいと噂のユニモンチャンネルさんに来てもらいました!!」
「私こそ!!企業に所属していない個人の配信者のトップでもあるアズサさんとコラボなんて光栄ですよ!!」
「俺も同じです・・・が、いろんな意味ですごいってどういうことですか?」
『いや~~~』
『実際、いろんなところで有名だろうに』
『従魔の件も合わさって、世界で有名人だろうが?』
『しかも・・・何か斬撃飛ばしていなかったか?前回のコラボ配信で』
「そうですよ!!あれはいったい何ですか!!」
「あれって・・・前回の星空の踊りとのコラボ配信で俺がやったことですか?」
「そうですそうです!!」
「私も教えてもらっていないから聞くけど・・・あれって」
「あるスキルのおかげです」
「そのスキルの名前は?」
「・・・・・<共鳴>」
「うわ~~~めっちゃレアスキル」
「共鳴って・・・他の探索者と魔力をつなげるスキルですよね?」
「はい・・・俺の場合、テイムスキルの影響なのか、従魔たちとの共鳴が可能でして」
『ってことはユウはシエルちゃんたちの魔法を使えるってことか?』
『シエルちゃんとつながる・・・ひらめいた』
『ここはアズサ様の配信だから絶対やめろ!!』
『それは・・・世界で狙われるのでは?』
「世界で狙われてるのはシエルたちのほうですからね。テイムスキルが詳しい情報がわからないので、俺が死んだらこの子たちも従魔からモンスターになって暴れる危険性もあるので、俺を狙うってことはシエルたちを怒らせるのと同じですからね」
「なるほどね・・・それと同時にユウさんが攫われる・・・ってそれで見せたんですね?」
「はい。俺を人質にとる奴らも出てくるから、俺個人の力的なのも示すっていう意味であの時見せたんですよね」
「そういうことだったんだ」
「・・・ところで、ユウさんに質問」
「はい?」
「メリアちゃんは来ていないんだね?」
「はい。メリアとは一昨日ダンジョン配信していましたから、お休みですね」
そう、今回の配信にメリアは来ていない。
メリア1人で今は完結してしまう以上、メリアを連れてきたら、シエルたちの成長の妨げになるからな。
現在、メリアはスパスタ本社にいる小夜さんに預けているぞ。
・・・社長が暴走しませんように
「どうして祈っているのかしら?」
「・・・もしかして社長のことかな?」
「東条先輩は分かるでしょ?あの社長の無類の可愛いもの好きは」
「ソウダネ」
絶対メリアにほっぺすりすりはやりそうだな。
「私も会いたかったな~~~」
「私もまだあったことないんですよね」
「東条先輩については会社で会えると思いますよ」
「今日は絶対会社に戻る」
「・・・いいなぁ」
とおおよそダンジョンコラボ配信って感じがしないな。
雑談感が強いぞ。けれども・・・
『これがアズサクオリティ』
『この人、ダンジョン配信が途中で雑談になるからな』
『なのに、体は探索者なんだよな』
『話しながら、ちゃんとモンスターをしっかり倒しているからな』
それぐらい、1人でどうとでもなるってのがすごいんだよな。
・・・聖光院アズサさんは探索者のランクはA級。
その力を間近で見れるのはうれしいことであり光栄なことだ。
「特にナイトは参考にしような。同じ魔法だからな」
ピピピピィ!!
アズサさんの所持スキルは。
双剣術・炎魔法・縮地・状態異常耐性・・・の
4つのスキルだ。
これは事前に教えてもらったぞ。
特に気なるのは・・・状態異常耐性なのだが、どうやってとったんだろうか?
それと、どこのダンジョンに来ているのかというと、
「今回きたダンジョンは・・・ここ!!千葉ダンジョン」
そう、まさかの千葉ダンジョンだった。
どうして千葉かというと、
「どうして千葉に?」
「これが終わったらディ〇ニーに行くから!!」
「私も一緒だよ!!」
「・・・・・そういえば、スタッフ一同全員でいくって言ってましたね」
「ユウさんは不参加ですよね」
「どうしてなの?」
「シエルたちが入れませんからね」
「「なんかごめんなさい」」
謝られるのは気まずいからやめてくれ。切実に。




