第102話 メリア配信初登場
「皆さん、おはようございます!!」
『おはよう!!』
『急な配信にびっくりしているぞ』
「休日の朝にすいませんね。本当はゆっくり寝たかったでしょ」
『それでも、昨日まで社畜の俺は癒されに来た!!』
『同じく』
『ミートゥー』
俺はメリアが配信に出ることを決めた2日後の土曜日に配信をすることにした。
疲れを癒していたのと、社長が、
「もう少し、メリアちゃんで癒されたいんじゃ!?」
と言って泊ったのだ。ちなみに秘書の流川さんと小夜さんも一緒だ。
うん、女子の比率が高くなったから俺は端のほうでのんびりしていたよ。
「今日は皆さんに重大な報告があります」
ヒンヒ~~~ン!!
ぽ~~~~よん!!
ワオ~~~ン!!
ピィィィ!!
『報告ってなんだ?』
『もしかして・・・配信者引退?』
『そんな・・・俺の休日の唯一の癒しが』
「引退発表じゃないので大丈夫ですよ」
1人めっちゃ重い人がいたけど気のせいだよな。
さてと・・・そろそろ行きますか?
「実は・・・新しい家族が増えたので報告です!!」
『家族が増えるのか!?』
『家族ってことはユウに春が?』
「俺はまだ独身ですし、彼女はいませんよ?」
『ってことはどういう・・・まさか?』
『もしかして、新しいモンスターをテイムしたのか!?』
「正解!!・・・それではご登場しましょう。どうぞ!!」
『・・・』
『・・・ヤバ』
『天使だ・・・天使がいる』
メリアが登場した瞬間、コメントが一気に静まりめっちゃ褒め称えているんだが、
宗教とかにはならんでよ!?
「それじゃあ自己紹介をお願いな?」
「うん」
『今・・・しゃべったぞ』
『子供だからしゃべれるだろう?』
『けど頭に花が』
『ってことは・・・この子はモンスターなのか!?』
「初めまして、私はアルラウネのメリアだよ!!」
とメリアが自己紹介をした次の瞬間、
『ウオォォォォォ!!』
『幼女が仲間に・・・事案か?』
『・・・私たちの癒しに新しい仲間』
『・・・アルラウネって木の精霊だっけ』
『こんなにかわいい子を家族にするとは・・・許さんぞ!!ユウ!!』
「それはちょっと理不尽じゃないかな?」
「むぅ。パパを傷つける人は許さないよ!!」
『はい!!すいませんでした!!・・・ってえっ?』
『今・・・この子パパって言ったよな?』
『言わせているのか?』
言わせてねえし、俺はロリコンじゃないからな!?
「偶然、1人ではぐれていて泣いていたのをあやしたら、テイムスキルが発動して家族になっちゃいました」
この言い訳は社長と流川さん公認ね。
俺がアルラウネを誕生させた方法は言わないほうがいいということで。
「私にとってパパを守るのが最優先だよ!!シエルたちも一緒に頑張ろうね!!」
ヒンヒン!!
ぽよんぽよん!!
ワンワン!!
ピフィィィ!!
『新参者が仕切っているんだが(笑)』
『みんなで掛け声かな?めっちゃ可愛い』
『俺もあの中に混ざりたい』
と円陣を組むようにして、決意を固めているシエルたちに視聴者もメロメロだ。
そして、
『けどアルラウネって世界的に取引される精霊だけど大丈夫なの?』
『狙われたりしない?』
「・・・ちなみにこの子めっちゃ強いからね?」
『嘘だ~~~』
『それは違うでしょ?』
『強いのかなこの幼女が?』
「この子が発動した木は、めっちゃ硬くてナイトの炎でも燃やせないぐらい固いですよ」
『・・・嘘』
『それは盛っているんじゃないか?』
『こんなにかわいい子が強いなんてないよ』
と視聴者は信じていない様子なので・・・
俺は提案してみることに。
「明日、メリアがどれだけ強いかをダンジョンで確かめようかと思っているので見てくださいよ?」
『メリアちゃんが戦うの?』
『それは大丈夫なのか?』
と心配している視聴者と、俺たちを煽てている視聴者の比率が7:3ところかな?
「明日のダンジョンでメリアの力を見てもらおうかな」
「うん!!私がパパを守るよ!!」
ヒンヒン!!
「シエルたちを一緒にね」
とめっちゃ張り切っている様子。これは、明日の配信ヤバいかもしれないな。
「それと、これがメリアが魔法で生やした木々になります」
『・・・森っていうよりは林のほうかな?』
『これを1人か・・・』
『ポテンシャル高そうだな』
と実は昨日、メリアに魔法で木々を出してもらったのだ。
それを現在見てもらっているのだが、
えっ~~~と、あったあった。
「これです」
『これは・・・燃えた跡?』
『ちょっと黒焦げかな?』
「これ、ナイトが出した炎なんですよ」
『待って!?ナイトちゃんの魔法この部分しか黒焦げになっていないんだけどど』
『メリアちゃんって本当に最強なのか?』
と視聴者全員がメリアの力に驚愕している様子だ。
明日の配信次第では目が飛び出るかもな?
「ってことで新しい家族が増えたっていう発表でした。明日はダンジョンで配信するので、メリアの活躍をご期待ください」
『徹夜で待つぜ』
『それなら寝ろ』
『ワイ休日出勤中、隠れてみているぜ』
「休日出勤ですか・・・マジで頑張ってくださいね」
と明日の配信を楽しみにしている視聴者のためにも頑張ろうな?
メリア。
「うん!!」




