秋の夜長に
(短歌八首)
反応が
ちょっと違うと想うんだ
知らない街で恋人つなぎ
半袖が
そろそろ寒い早朝に
忘れていたのに、ふと想い出す
楽にして
ほしくて棄てたしあわせを
返してほしくなる星よ降れ
手に入れた
チープで佳い香のしあわせを
にぎりしめ過ぎ、海をみたいな
チューイング
ガムって言葉をひさびさに
聴いた気がする、星空の下
僕はただ
あやかな君に触れたくて
窓を閉じたら、空気が乾いた
夜の街
初雪が降る公園で
つないだてのひら、あたたかかった
十月の
窓から月光射す部屋の
夜が長すぎ、追いたくなるんだ
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お読みくださり誠に有難うございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。




