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ジョル=マイユの自伝  作者: 白咲 伊織
1/1

プロローグ

初めまして。国語できない人の小説です。お時間よろしければお読みください。

駅。私がかつて住んでいたところには、もう既に存在していた。今日、この町に歴史的な大事件が起こった。それは国を超えた鉄道がここに開通したことだった。五年近くこの仕事をしてきたが、こんな寂れた町は見たことがなかった。町の人々は嬉々としてこの蒸気機関車を見ていた。相当うれしいのだろう。

サービスに汽笛を鳴らしてみる。「ポーッ!」とあたりに鳴り響く。町の人々は驚き、はしゃぎ、中には酒を飲んで暴れている人さえいた。ある一人を除いて。中年の男性。黒いシルクハットを深くかぶり、真っ黒なスーツにズボン。足でリズムをとりながら、黒い鞄を持っていないほうの手でパイプをポケットから取り出す。火皿にタバコを何回か入れ、詰まったら少し押した。慣れた手つきで一回、二回と火をつける。火皿の反対側にある吸引口に口をつけ、何回か吸った。次第に薄灰色の煙が立ち上る。誰から見てもわかるこの違和感。彼はこの町の人ではない。誰一人として、あの陽気な酔っ払いでさえ話しかけようとしなかった。浮いている。彼は孤独だった。しばらく様子を見ていると、彼は石壁に埋め込まれている時計を見だした。予定時刻を軽く超えていることに気づいた。私は大急ぎで車内から飛び出す。


この後行われた出発式。退屈そうなあの男を除いて皆が浮かれていた。今まで馬車での移動が主だったのだろう。多くの人が我先に乗ろうとした。彼はすでに乗っており、何も無い荒野を眺めていた。


車輪がうなりをあげるげ、徐々にリズミカルな振動が車内に響き渡る。この列車が向かうのは先進国であるカルナーム。目的地を目指して計画的な進行。全てが思い通り。汽車の操縦を副操縦士に任せ、切符を拝見してまわることにした。寝ている人、興奮している人、切符なしに乗っていたひと。多くの人が見受けられた。ゆっくりとまわっていると彼に会った。彼は私を見るなりポケットに入れていた切符を出し、それを渡した。彼の切符を受け取ると、彼はすぐに窓に映る景色を浮かない顔で眺めだした。

「お客さん。どうなされたのですか?何か不満でもございますか?」

頗る機嫌が悪そうな彼に尋ねる。

彼は冷たい目でこちらを向き、こう言った。

「この汽車に不満なんてない。ただ行く先に不満があるだけだ。」

私が唖然としていると、彼は再び窓を眺めだした。


これは、そんな彼の物語。

お読みいただきありがとうございます。

国語ができない人の小説ですので誤字や、

「ここの表現変えたほうがいいよー。」などございましたらお教えください。

もし少しでもこの物語が「面白かった」「続きが気になる」と思われましたら、ブックマークや評価をお願いいたします。さらに書いてみようと思います。ここまで見ていただき、ありがとうございます。      


追記。

かなり長い間、ファンタジーの小説を中心に書きたいと思っております。

次話を期待していた皆さん、身勝手で誠に申し訳ございません。

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