母の再婚でできた弟達に愛されすぎて困ってます!!
初投稿です。あたたかい目で見てください。
初めまして。私は佐々木碧です。平凡な母子家庭に育ち、平凡な学校を卒業して平凡な大学に入学した大学生です。日々ただただボーッと過ごしていた私にちょっとした生活の変化がありました。それは母の再婚です。
それは私が大学のレポート自室でしていた時の話になる。
「碧ー、今少し話いい?」
「いいよー。どうしたの?」
母から呼ばれ私はリビングに移動して、既に椅子に座っていた母の向かいに座る。
「ごめんね。レポートしてる最中に。実はお母さんが前からお付き合いしてる斎藤太一さん知ってるでしょう?」
「うん、もちろん。何回かお母さんと一緒に会ったことあったし優しいし、いい人だよね」
「そうそう。それでねお母さんと太一さんね近々結婚したいなーと思って・・・」
「いいじゃん!!私もそろそろかなーて思ってたんだよねー。私が嫌だって言うわけないじゃん。どうしたのあらたまっちゃって。もしかして・・・」
「そうなのよ。向こうの息子さん2人のことよ・・・」
「そうゆう事ね・・・」
実は太一さんには前妻さんとの息子が2人いるんです。それも双子で、私の2つ下の高校3年生なのである。高校生の多感な時期という事で母も太一さんも付き合っていることは秘密にしていました。
「どうするの?まずは付き合っていることを太一さんから説明してもらったら?」
「そこは大丈夫!!少し前にお母さんと太一さんと双子君でご飯食べに行って、結婚の話はしたの。二人ともいい子でねー、了承してくれたわ。」
「ならいいじゃん。何を問題いって・・・私か!!」
私は母が不安に感じていることに気づいてしまった。母は双子に会ったらしいが私は出会っていないのだ。そりゃ母からしては結婚後の子供達がギクシャクしていたら嫌であろう。
「碧にも双子君に会ってほしいんだけど、向こうは受験生だし、碧は今レポート地獄でしょ?だから時間がなかなか取れなくて顔を合わせるのが結婚後になりそうなのよね・・・。双子君はそれでもいいて言ってくれたんだけどね。ちなみに二子君も碧と同じ大学を受験するみたいよ。」
「え、そうなの?私以外の皆がいいって言ってるのに私だけ拒否するわけにはいかないよ。私も大丈夫だよ。心配なんかしないで盛大に結婚しちゃってよ!!」
「碧・・・ありがとう」
母はよほど嬉しかったのか少し涙目である。
「それより写真とかないの?お母さんのことだから私の写真はどうせ双子君に見せたんでしょ?私だけ顔知らないなんてずるくない?」
「グスッ・・・そうね。写真はたしか太一さんに1番最近の双子君を碧に見せるように送ってもらったのよ」
母はスマホを操作しながら言い、私に双子君に写真を見せてくれた。そこにはイケメン2人が肩を組んでピースしている写真だった。
「え、お母さん・・・。私はこのイケメン2人の姉になるの?嘘だろ言って。ファンとかに殺されないかな?大丈夫かな?私の平凡な人生は大丈夫かな?」
「そうなのよー。すっごい顔立ちが良いからお母さんもビックリしちゃったの!!それに二人ともすごい勉強できるし、スポーツもできるらしいの!!お母さんこんな凄い息子ができて鼻が高いわー。」
「頭いいならなんでうちなんかの平凡な大学を受験するわけ!?県外とか行けばもっと優秀な大学いっぱいあるじゃん!!」
「家から徒歩で通える距離だったかららしわ。あおいと同じ大学の選び方ね。」
「だって朝はギリギリまで寝てたいじゃん。決まったことはしょうがないね。じゃあ結婚したらここに5人で住むの?」
「そうなるわね。部屋は碧の隣の部屋が1つ余ってるからそこを男の子2人には狭いかもしれないけどそこを使ってもらおうと思っているの」
「良いんじゃない?確かに少し狭いかもしれないけど2年たったら私も家を出る予定だしね。私がでたらそこをどっちかが使えばいいよ」
「そう言ってくれてお母さんも安心したわ。ごめんね。碧には窮屈な思いをさせちゃうかもしれないけど。結婚を喜んでくれてお母さん嬉しいわ」
「いいよ。いいよ。しょうがないしね」
どうせこんなに歳が近い姉なんてこんなハイスペック兄弟が相手にするわけないしね。2年間とりあえず同じ屋根の下に住んで、大学でも出会っても当たり障りない関係でいればいいんだよ。
なんだかんだで地獄のレポートを切り抜け、太一さんと双子君が引っ越して来る日になった。
母と私は家の前で太一さん達の引越しトラックを待っていた。
「お母さんまだ?私ゲームがしたい気分なんだよねー」
「もう、昨日も遅くまでゲームしてるのを見て見ぬふりしたのは今日の引越しを手伝わせるためなんだから許しません。もうすぐ来る頃なんだけど・・・あ、来た来た」
だんだん近づいて来た引越しトラックは我が家の前で停止し、太一さんが降りてきた。
「ごめんね。遅くなっちゃった。信号にいっぱい捕まっちゃって。おい、お前達も早く降りておいで。碧ちゃんとは初めましてだろ?これから家族になるんだからちゃんと挨拶しないか」
私は内心ドキドキしていた。子供の頃から男の子に免疫がない私がいきなりイケメン弟が2人もできるなんて平常心ではいられない。目の保養にしようと考えていた。
「ごめんて父さん。はるきが姉さんに会うの緊張してなかなかトラックから出たがらなくて」
「違うだろ!!はるかが昨日新しい家が楽しみで寝れなくて俺の肩でさっきまで寝てたからだろ!!嘘つくな!!」
騒がしくしながら母から見せてもらった通りのイケメン双子がトラックから降りてきた。
「どっちでもいいから早く碧ちゃんに挨拶しろ。これからお前らの姉になるんだから失礼のないようにな。父さん達は荷物を運んでいるからな」
「「はーい」」
双子君は太一さんの言う事を素直に聞いて私の方にやって来た。
「姉さん初めまして。俺が兄の方のはるかです。これからよろしくね。」
「初めまして。弟のはるきです。よろしく」
ほわほわしてるはるか君と、少しつんつんしてるはるき君が挨拶をしてくれた。
「初めまして。今日から姉になるって言ったらおかしいかな(笑)碧です。大学も一緒だよね。なにかあったら何でも言ってね」
私も当たり障りのない挨拶をして、3人で家の中に入って荷物の整理を始めた。その日は普通に5人で夕ご飯を食べて就寝した。
次の日の朝
「「姉さん!!一緒に学校行こう!!」」
「え、いいけど・・・。二人とも今日入学式でしょ?私と一緒にでたら少し時間早くない?」
「いいの。いいの。俺達が姉さんの一緒に行きたいんだよな」
「うん」
「じゃあいいけど・・・。よし、行こうか」
「「「行ってきまーす」」」
そう言って私達は家を出た
はるか君とはるき君の間に入れられて歩いていると、はるき君が話しかけてきた
「姉さんは彼氏とかいるの?」
「え!!いるわけないじゃん!!生まれてこのかたいたことないよ」
いきなりの質問に少し戸惑った。次ははるか君が
「男友達とかもいないの?」
「男友達かー。数人くらいかな?話す程度ならいなくはないかな」
「ふーん。誰?」
「え?言っても分からないよ。だって3年生だよ」
「いいから、誰?」
「えーと・・・」
すごいはるか君が私の男友達について追求してくるんだけど・・・
「はるか、そんなに聞いたら姉さんが困るだろ。やめなよ」
「はるき!でも!」
「いいから、そんなのは後でも大丈夫だよ」
はるき君がはるか君を止めてくれたけど何かはるか君に言っていた声は聞こえなかった。まあいいか。なんだかんだで学校に到着したが2人はイケメンのため、すぐに女の子達に囲まれてしまった。
「君達新入生?」
「かっこいいね!!彼女とかいるの!?」
「連絡先教えてよ!!」
私は2人の間にいたのに女の子達に圧倒されて輪の中からはじかれてしまった。2人は慣れたように対応している。私は2人にこそっと手を降って、学校の中に入って行った。2人はイケメンだからとにかく目立つ。これは姉弟になったことは秘密にしておかないと大変なことになりそうだ。家に帰ったら口裏合わせてもらって、登校とかも別にしてもらおうなどと考えながら歩いていると後ろから声がかかる
「碧、おはよう」
同じ学部の男の子である、狛枝敦君だ。最近すごく話しかけてくれるので、数少ない男友達の中では仲がいい方だ。
「おはよう。相変わらず早いね。家遠いって言ってなかったっけ?大変だね」
「まあね。朝早く来た方が碧に会える確率が上がるだろ?電車だからそんなに大変じゃないしね」
「そうなんだ?」
最近すごくこんな感じの話しを混ぜてくるから私は敦君のことがよく分からない。
「朝なんか校門の所が騒がしかったね。なんか知ってる?」
「へー、そうなんだ。知らなかったなー」
私の平凡な学生生活のために校門の騒ぎが新しくできた弟だってことは秘密にしようとした瞬間
「「姉さん!!」」
最近聞きなれた声が聞こえたと思ったら腕を引かれて、たくましい胸元に引き込まれ、抱きしめられた。はるき君である。隣には、はるか君もいて、2人で淳君を何故か睨んでいる。
「姉さんこの人誰?」
「はるき 、そんなに強く抱きしめたら姉さんが苦しいだろ。少し緩めろよ。俺達が校門で女達に邪魔されてる間に姉さんに近づくなんていい度胸だね」
急に現れたイケメンに淳君は困惑してるし、周りにいた人達もこっちを見てる。
「え?何?どういうこと?姉さん?碧一人っ子って言ってなかったっけ?」
あー・・・。私の平凡な学生生活が今終わりました。さっき秘密にしようって決意した所のなのに・・・。
「えっと・・・取り敢えずはるき君ひとまず離しておくれ。姉さんは周りの視線が痛いよ」
そういうとはるき君は素直に解放してくれた。
「敦君ごめんね。えっと、親が再婚して弟ができたんだ。そしてこの2人が私の弟で、今日からこの大学に新入生で入学したの。因みに校門の人だかりは2人が女の子に囲まれてたの」
「へー、そうなんだ。じゃあ今日からよろしくな。俺は3年の狛枝敦」
「「どーも、姉さんととても仲のいい弟でーす」」
二人とも狛枝君に対する態度がなんだか厳しい。
「こらっ!!」
そう言って私は少し高い位置にある頭 2つに軽くチョップを入れる。
「2人ともそんな態度じゃダメだよ。狛枝君は先輩なんだからね」
「「姉さんに触ってもらった・・・」」
「聞いてる!?」
チョップしたのに全然人の話しを聞いてない2人。てか、人がさっきより増えてる!早くここから離れなきゃ。
「ごめんね。淳君また後でね」
そう言って私は2人を連れて人気の少ない空き教室に入った。
「もう!!姉弟になったことは秘密って私も話してなかったからしかないけど、初対面の人にあんな態度しちゃダメだよ!!」
ダンッ!!
私はつい今怒っていることを忘れて放心している。なぜなら、はるか君はるき君2人の腕がそれぞれ私の顔のすぐ横にあり、私は壁に追い詰められているからだ。つまり壁ドンの状態だ。
「姉さんさっきの敦って人は朝に言ってた友達?あんなにあからさまに姉さんのことを好き好きオーラ出してる男友達がまだ数人いるの?」
「はるきの言う通りだよ。あんな男がまだ数人もいるなんて考えたら俺達姉さんのこと家に閉じ込めちゃいそうだよ」
2人からすごい至近距離でとんでもないこと言われてる
「もう、何閉じ込めるとか冗談言ってるの!?敦君は本当にただの友達だよ。たしかに距離が近いかなーって思う時もあるけど・・・」
そう言ういと2人の雰囲気が一気に変わった
「「距離が近い?」」
グイッ!!
急にはるき君から両頬を掴まれたと思ったら、お互いの唇が重なった。
「ん!!」
チュッ、チュッと音をたてながらはるき君に、くっついては離れのキスをされている。
「はるきズルいぞ!!じゃあ俺はこっちで我慢しようかな」
はるか君は急に私にキスをしだしたはるき君を止めてくれずに、私の右耳チュッとキスをしたと思ったら右耳に舐めだした。
「へ!!なにっ、んむ!!」
温かい下で急に耳を舐められたため、ビックして口を開けてしまったらその隙間からはるき君の舌が入ってきた
「んんっ・・・やめっ・・・んむ・・・」
はるき君の舌に私の舌は絡まれ、口内を蹂躙されている。
「姉さん感じてるの?感じてるのはどっち?俺?はるき?答えれないか。可愛い。」
右の耳は、はるか君の吐息とか舐める音が響いてくるし、なんだかはるき君のキスに加えて体がゾクゾクしてしまう
「あっ・・・んっ・・・もう・・・だっ・・・め・・・」
私は初めてのディープキスに息の仕方が分からず、はるき君の背中を抜けている力を振り絞って叩いた。
「苦しかった?ごめん、でも姉さんが敦と距離が近いとか言うから・・・」
はるき君のキスが終わったと同時にはるか君も私の耳を舐めるのをやめた。
「そうだよ。距離が近いってどれくらい?体を触られたりしたの?どうなの?」
息もが整ってない私にはるき君は質問してくる。
「はあっ、はあっ、体触られたりはないけどいつの間にか顔が至近距離にあるなーって感じるくらいだよ。てか、今の何!!いきなりキスなんかして!!」
「「そんなの俺達が姉さんのことが大好きだからに決まってるじゃん」」
2人は当たり前のように言ってのけた。
「へ?何言ってるの?私達昨日会ったばかりの姉弟だよ?」
私はいきなりの事に驚きしかない
「姉さんはね。俺達は姉さんのことをずっと前から知ってるし、ずっと前から好きだった。」
「大変だったんだよー。姉さんと俺達の3人でずっと一緒にいられるにはって考えて、父さんと姉さんの母さんを結婚させたんだよ」
「へ?・・・」
今目の前の弟達は何を言っているのか頭が追いついていかない。お母さん達の結婚は仕組まれたものだったの?弟達が私のことをずっと前からすきだった?ダメだ・・・。何も考えられない・・・。
「それよりさ、はるきだけ姉さんとキスしてずるくない?」
「俺も姉さんの耳食べたい」
「へ!?」
思考がほぼ停止していた私に驚く言葉が入ってきた
「待って待って!!私達姉弟だから!!きっと人違いとかじゃないかな!?ね?」
「そんなわけないじゃん」
「俺達が姉さんと他の人間を見間違うわけないよ」
そう言いながら再び私を壁に追い詰めジリジリと近づいてくる
「姉さんこれからは家でも学校でもずっと一緒だよ」
「姉さんに近づく男はみんな処分するよ。まずは敦からだな。」
私は弟達に愛されすぎて困ってます。取り敢えず、敦君逃げて・・・。
続きは今の所考えてません