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プロローグ
始めまして、夢見司一です。
いやー、現実逃避したいがための名前っすね。
ではまあ…読んでくれるとありがたいです。
黒く、暗く、静かな部屋。
響くのは古代に失せた言葉の呪文。
これで…ようやく…。
ようやく、長年の夢が叶うのだ。禁忌という禁忌を犯し続け、ようやく僕は手に入れる…。
ーー永遠の命を…。
「〜〜…!」
呪文を読み終えた途端、部屋は静かになった。
失敗した…?
いやしかし、僕は全てを揃えた。
古代のあらゆる文献、伝承、禁忌を犯してでも手に入れた数々を…。
「そんっ…な。馬鹿な…!」
刹那、僕は眩い光に包まれた。
ーー汝、罪は重いぞ。
誰か知らない男の声が聞こえた気がした…。
ありがとうございます。
早く続きが書きたいです。はい。