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第71話 近づけない二人 6

 ※注意事項です。本日は『近づけない二人』の『5』『6』の2回連続更新しています。こちらがその2本目ですので、ご注意下さい。


上手く分割出来てれば良いのですが……^^;

どうぞ最後まで宜しくお願い致します。

「うわーっ!」


 翌日目を覚ますとソファーの上だった。しまった。あのまま寝てしまったらしかったのだ。


 周りを見ると、布団が全部自分の上に掛けてあった。「うん?」おかしいと思ったが、台所では彼女がお弁当を詰めて居るところであった。うーん良い眺めだ。新妻は今日も健在だったと、1人嬉しくなってニヤニヤしてしまう。


「お早う御座います。すみませんでした、昨日は結局ソファーで寝てしまって……」


 申し訳なさそうに頭を下げる。しかしもう着替えて学校の制服にエプロン姿だ。昨日のパジャマ姿を思い出して、かっと顔が熱くなるのが判る。まずい。あれは一生の思い出だ。


 しかしその思い出を胸に学校ではだんまりを決め込まないと行けない。あんな思い出が有った事をアテナや芹那が知ったらどうなるのか? 答えは簡単だ。記憶が無くなるまで殴られるに決まってる。アテナは不潔だと言い、芹那に至ってはもうどうなるか想像も付かない。昨日自分に襲い掛かってきたモーゼのような大惨事級の事を起こすに決まってるのだ。絶対にこの事は秘密だ。二人だけの秘密にしないと天変地異どころでは無くなってしまう。


 そう思ってブリュンヒルデにはよーく説明して家を出た。やはり昨日の異常事態をあまり皆に言うのは刺激的すぎるだろと言って彼女に納得させたのだった。


「ええー、昨日はブリュンヒルデと二人っきりで一日過ごしたぁ?!」


 あれ程詳しく説明して秘密だと納得させたのに、芹那たちに会うなり0.5秒で秘密が、おおやけな事になった。


「しかもふたりっきりで一晩過ごした? 何言ってるのか判ってるのあんた。それがどうゆう事を意味してるか判ってるかって聞いてるのよ?!」


 いや、自分は何も答えていません。答えたのはブリュンです。僕は何もしてないし、無実です。――――1人無抵抗に手を上げて答えるが、芹那の怒りは収まらない。

 アテナは本当はブリュンヒルデが大人だと判ってるのでかなりの確立で疑っている顔をして、「不潔だ。本当に不潔な人だから。半径5メートル以内に近寄らないで!」と軽蔑の眼差しを向けるわで酷い朝を迎えるのであった。

 本当になんでこうなるんだろうか?

 そう思ってしょげ返る横には、二人の怒る理由が判らないブリュンヒルデが1人叩かれる彼の身を案じてるのであった。


 夕方、もし帰って来ていないと困ると言い張るので、部活を特別に休んだ芹那が家まで付いてきた。

 しかし、玄関が開くと勢い良く有風が出てきたので、一安心と芹那は帰って行くのであった。何度も言ったのに部活まで休むとは何てヤツだと思ったが、それを言うと再び怒られそうなのでそのまま大人しく見送るのであった。


 帰って来た有風がブリュンヒルデを抱きしめて再会を喜ぶが、蒼の事はほったらかしで家に入る。

 ただ、違ってた事と言えば玄関で靴を脱ごうとした時に一度だけ振り返って彼女が振り返ると、「何も無かったようね?」と意味ありげに言って来たので、意味を0.5秒後に気付いて、思いっきり怒鳴ってやる事ぐらいであった。


 しかし一日とは言え、なんだか物凄いサバイバルな夜を越えて、嬉しかったなと思い出して笑うのであった。


 またいつものように有風と一緒に三人で食卓を囲う。美味しいと言うブリュンヒルデに、昨日は悪かったと謝る有風。「そんな事ないです」と真剣に困る彼女を見て、あんな事もたまには良いかなと思うのだった。


 そして二人で話しながら2階へ上がる。

 昨日の夜はソファーで寝てしまったのですっかり疲れて眠いねと早く寝ようと顔を見合わせて二人で笑う。しかしそれでも屈託も無く笑う彼女を見てると、あのくらいでは疲れないのかなと少し考えるのであった。「戦女神だからあの位の事は、へっちゃらなのか?」何がへっちゃらなのか言えないが、彼はそんな事を思うと首をすぼませて部屋に入っていくのであった。


 そして幾らかな時間も過ぎていつの間にか蒼が寝ていたときであった。


 ふと目が覚めると何やら人の話し声が聞こえてきた。


「なんだろう?」と廊下に出ると、ブリュンヒルデの部屋から明かりが漏れているのが見えた。ドアが完全に閉まって居なかったようで、隙間から灯りが見えている。いつか見た彼女の故郷であるだろうアースガルズとの通信をそこでモニター越しにしているのが見えた。


 そう言えば、前に彼の目の前で通信してからだいぶ日にちが経っている。強制的に何かの命令が来たのだろうか?


 何か悪い予感がしてドアを開けるか彼が躊躇ったその時であった。


「……はい、判りました。命令の通り、国へ戻ります」


 ブリュンヒルデが低く静かに言う声が、真夜中の廊下に聞こえて来るのであった――――。

今回の内容は彼へのご褒美みたいな物でした。どこかで書く事を決めていた彼の気持ちの話。でも次の話ではもうという……^^;(笑)。最後の数行は少し悩んだ末の挿入だったので、良かったのか悪かったのか今も少し悩んでいます。

しかし少しづつでもブックマークも増える日もあり、書いていて良かったと想いますので、更に登録貰える様頑張りたいと思います。

あと、次の更新は2/7の土曜の24時を目標に頑張りたいと思います。今後も読んで面白かったと思って貰えるように頑張りたいと思いますので、どうか応援宜しくお願い致します!

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