表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

気にしない木

作者: けにゃタン

ぽつりと佇む一本の木。

その木に群がる沢山の虫たち。


いっぱい、いっぱいくっ付く虫たちに、何とも思わない木。


虫たちは、他の木にない極上の蜜が出るこの木に沢山群がった。


虫たちの口コミは瞬く間に広がり、木という面影がないほど覆った。


しかし、その木は、何も言わなかった。

無心と受け入れるだけだった。


さらに虫たちは、密ではなく葉っぱや枝など頬張った。

とてもとても美味しい木を絶え間なく頬張った。


ついにその木は、面影すら無くなった。


時が経つと、瞬く間に虫たちが離れていった。


その跡地には、小さな小さな芽が生えはじめていた。


その芽が大きくなるにつれ、また虫たちが集まり始めた。

その虫たちの背中には、小さな小さな芽が生えてきてるとも知らずに....。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ