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スクリーンショットとエロス

作者: けいとろ

現代において、スマホは必需品である。

スマホを持っていない人は、ほとんどいないと思われる。

今や、高齢の方だって持っているのが普通である(少なくとも筆者の祖父母はスマホを持っている)。

また、スマホが原因で色々な問題だって起こっている。

例えば、スマホのブルーライトによる睡眠の質の低下などがある(真実なのかは別として)。

そんなスマホは、もはや自分の一部と言っても過言ではないだろう。

すべての情報は、この機会の中に入っている。

そしてスマホをなくそうものなら、迷子の我が子を探す勢いで見つけようとする。

またスマホを開けば、自分好みの情報がすぐに出てくる。

そんな具合にスマホは自分を映す鏡だとも言える。

だからこそ、スマホにはパスワードが付いており、本当の自分を隠そうとする。

現実の自分のように、素の自分を見せること(他人にスマホの中身を見せること)は稀である。

近年、覗き見防止シートの需要が高まっているのも頷ける。

筆者があなたのスマホを貸してと頼めば、誰だって拒否するだろう。

まず、何をされるかわからない。

信用できないといったところだろう。

またもし、あなたにとって筆者が友達だとしても同様である。

友達だからこそ、自分の弱みを知っている可能性がある。

例えば、自分の好きな人だったりである。

もしスマホを貸してしまって、好きな人のラインに何か送られればもう終わりである(そんな事をする人を、友達と言っていいかは審議であるが)。


しかしたまに、ラッキースケベなるチャンスが訪れるときがある。

合法的に、他人の(もしくは好きな人の)スマホ画面を好きに見ることができる瞬間である。

筆者が最近体験したことを例に挙げる。

あるイベントの予約をしたと言って、グループラインにその予約のスクリーンショットが送られてきた。

筆者は「ありがとう」と送ったが、予約をしてくれたことに対してではもちろんない。

あなたのスマホの中身を見せてくれたことに対しての「ありがとう」である。


どうかキモがらないでほしい。

筆者は別に、特殊な性癖を持っているのではない。

そのスクリーンショットには、いつものその人が見ているであろう画面が一部垣間見える。

そこから、さまざまな情報を得られる。

例えば、スクリーンショットをしたときの充電が10%だったとか、

だから充電マークが付いているなどである。

つまり、「今あなたは充電しながらスマホを触っているんだな」など、想像ができよう。

他にも、何時にそのスクリーンショットをしたかなど、

またそれをラインに送った時間の差からその時間差は何なのかも想像できる。

こんな感じでスクリーンショットは、気になるあの子の一部を見れた気がして、どこか歯がゆい気持ちになる。

読者の方々は共感できただろうか。

筆者はスクリーンショットを見ると、どこか「色気」のようなものが見える。

言い換えれば、色気とは「エロス」であり、タイトルの伏線回収としよう。
















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