序章 転生の時間
私は普通ではない人生を過ごしている。
私は殺し屋だ。
妹のように頭は良くないけど身体能力だけは誰よりも優れていた。
両親は、うちら姉妹がまだ幼い時に人身事故に遭って亡くなってしまった、引き取ってくれる親戚も見つけず、私と妹は孤児院に入ることになった。
妹は泣きながらも私を安心させるように笑顔を見せ
「お姉ちゃんにはまだレナがあるよ」と言った
ずるずると鼻をすすいながなそう言われても…
だけどそのくしゃくしゃな笑顔に私は心を救われた
その時から私は大切な唯一の家族であるこの子を必ず守ると誓った。
妹は天才だ、小学校の時で中学の学習進度、中学で高校、いつも学年一位。
金さえあれば、もっと良い教育環境をあげたら、彼女はもっと高くいけるだろう。
私はこの子にもっと高い場所に行って欲しかった…
誰にも傷つけられない、誰よりも高い立ち位置に。
だから必死に働いた。
最初は普通のバイト、朝の新聞配り、昼の弁当屋さん、夜の清掃員、金になれば何でもやった。
そう、金になれば何でもやってやる…
そして、気づいたら
殺し屋になっていた。
――――――
「スネークこの任務を任せる」
「了!」
この任務を果たせば、妹の今年の学費が貯まる。
少しハードな任務だけど、今回は先輩も一緒に任務に加わってくれると言われたから大丈夫だろう。
「スネーク、今回の任務は私と一緒だね!」
「ローズ先輩!よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくね〜スネーク」
相変わらずセクシーな人だな…
ローズ先輩か…
あの人は確かにハニートラップのエキスパートとしては一流だ。
後日に執行するこの任務は、とあるマフィア拠点の潜入。
目的はデータ転送及び元とするデーターの破壊。
2人にしては荷が重いが、どうやらローズ先輩が既にマフィアのボスを虜にしているらしい。
私はそのボスがローズ先輩によって足止めされてる際に潜入しハッキングするだけ。
うまくいくことを祈ろう。
(任務当日)
『スネーク、任務開始。ボスはこれから30分以内本拠地には戻れない』
「了解です、これから潜入を始めます」
うまくいってるみたい。
にしても、普通本拠地はこんなに静かなもんか?
さっきから誰の気配もしないぞ…
データルームは本拠地の一番奥、この先か。
あった、先輩が言った通りパスワードロックだ
ピッピッピッ
『ロック解除』
パスワードは先輩も教えてくれた通りだな。
これで素早く潜入できる。
さてっと、残りはデータベースをハッキングするだけ、楽勝だな。
「おい、お前何をしている?」
くっ、やっぱり見張りがいたか…油断した
仲間を呼ばれる前に始末しよう。
ナイフをだし懐に回り込んで、
プシュー
!!!ガス?!
「俺の拠点でこそこそなにしてるんだぁ?ドブネズミ」
…俺の拠点?
マフィアのボスは30分以内には戻れないって、まさか…
いや、そんなわけが無い。
まずは距離を取ろう
って、くっそ、力が抜けて視線がぼやける
足が動かない!
さっきのは毒ガスか!
ガシッ
「ゔぅ」
何もできないまま首をがっしり掴められ足が床から離れる、酸素がだんだん薄くなって、意識が遠ざかる。
「ちゃんと始末してよ、私が裏切ったと知られちゃうと厄介なことになるわよ」
「あぁ言われなくとも」
この声は…
「ローゼ…セン…パ…イ」
何で‥?
いったいなにがどうなっている?
ぼやける視線の先にはいかつい男と見慣れたセクシーな姿。
あれは紛れもない、ローゼ先輩だ。
「かはっ」
手が上がらない、ここまで強力なガスとは…
完全にはめられた、指まだ動すらできない。
詰みだ。
嗚呼…
そうか、私はここで終わるのか…
保険はを買っといて良かった、これでレナに金が入る。
でも、
もう少し…あの子と一緒に居たかったな…
視野が真っ暗になって、私は意識を失った。
窒息は案外辛いもんだ。
『システム起動中』
…システム?
『転移を始めます』
転移?なんかこの声は
『転移開始まで…』
つ言うか、走馬灯とか無いのか、走馬灯?
『5…4…3…』
カウントし始めたぞ、何だこいつ?
さっさと走馬灯見せて死なせろ。
『2…1…』
意味わかっ
パッ
『転移成功』
これで、主人公が転移されるのであった。
『オペレーター76を配属する、良いお旅を。』




