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偽りの神話  作者: 脈鳥
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ボロ家

やあどうも、このちんけな物語の語り部をしているものだよ。あの名無しの人だよ。

さあアーサーと名乗る人物につかまってしまったエイリミティア。

手縄までつけられてどこかに連れていかれたわけなんだけど、果たしてどうなるのかな?

そしてなぜアーサーがいるのかな?

それでは物語を始めよう。


どうもエイリです!!

さて、俺は今どこにいるでしょうか!!

正解は~

「なにをぼーっとしているんですか!!私はあなたに何を企んでいるのかと聞いているんです!!」

「だーかーらー!なんも企んでないって!!しいて言うならお前の口をどうやってふさいでやろうかと考えてるところだよ!」

かれこれ何日間だろうか。

アーサーの根城に行くと聞いたから、豪華な城を予想していたが。

案外普通のボロ屋だった。

ちょっとがっかりしたしその上、食事、睡眠、お花摘みの時以外は基本的に椅子に座って手を結ばれて問い詰められてて肉体的にも精神的にも限界がきている。

「まあまあアーサー。君の熱心な態度には関心するけど、相手のことも考えてあげないとかわいそうだよ。」

玄関の近くで銀髪の細身の女性が壁にもたれかかりながら立っていた。

「どちら様?」

マジで誰なんだ知らないぞ。

「私かい?そういえばちゃんと会うのははじめてだったね。」

コホンと言って姿勢を正すと、

「私の名前はマーリン。君を生け捕りにしてきてとアーサーに伝えた張本人だよ。」

落ち着いた声でそう言った。

「お前がこの窮屈な生活の諸悪の根源か!!なんだ占いって!そんなくだらないもののせいでどんだけ退屈してるのかわかってるのか!?」

こいつのせいか!!なんだこのにやけ面の顔のいい奴は!!

なんか無性に腹が立ってきたな。

マジで体の節々が悲鳴を上げてるから実力行使にでも出て抜け出してやろうかな。

「マーリンの占いは嘘は多いですが、本気のものは正確ですよ。今までも何回も助けられてきている私が言うんですから信じてあげてください。」

とアーサーが少し自慢げにそういった。

なんでこいつも簡単にバカみたいなこと信じてるんだ?

「ちなみにこの間食べたスープは私が作ったものだ。おいしかっただろう?」

「おいしかったです。」

おいしかった。まじかあれマーリンが作ったやつなのか。

今度おんなじもの作ってもらおう。

「アーサー、エイリ君は本当に何も考えていないようだね。どうやら私の占いが外れてしまったようだ。」

「そんな!マーリンの占いが外れるなんて反乱の時以来じゃないですか。珍しいですね。」

アーサーの顔を見るに相当珍しいらしい。そんな当たるもんなんだ。

「すまなかったねエイリ君。神様でもある君に対してこのような無礼を働いたことを謝ろう。」

相変わらず少し口角は上がっているが、マーリンは申し訳なさそうにそう言った。

「まあいいけどね。寝心地は最悪だったけどご飯はおいしかったし満足。」

もう勘弁だが。

「ではアーサー。この客人をお家に返してきてくれないかい?必要はないだろうが一応護衛ということで。」

「了解しました。ではこちらへ。」

こうしてシャバへと急に出れることになった。

久しぶりに外の空気が据えると思うとわくわくする。

そうして古びれた木の扉を開け、まぶしい光とともに運命が動き始めた。

そういうことでご挨拶を。

どうも脈鳥です。

プロローグ投稿から何日か経ちましたがいろいろ妄想しつつ物語を考えておりました。

正直真ん中部分に関してはまだあまり決まっておらず。最終版を書きたい欲のみで物語を書いておりますが、自分なりに妥協できるぐらいの物語にはしていこうと思います。

ではまたいつか。

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